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ヘルスケア

オートメーション

RaySearch社は、治療計画プロセスの自動化を目指しています。臨床医の貴重な時間を複雑な症例に費やし、患者様に個別の治療を提供していただくために、標準的な手順を自動化します。RayStationは、オートブレスト・プランニング、フォールバック・プランニングなどのオートメーションツールを提供します。

オートブレスト・プランニング

RayStationのオートブレスト・プランニングモジュールは、「標準的な手順を自動化する」というRaySearch社が抱いた願望の最初のステップでした。

このモジュールは当初、カナダのトロントにあるPrincess Margaret Cancer Centerにおいて開発されました。2009年から2012年の間に、同センターは大規模な治験を実施し、強度変調放射線治療(IMRT)による乳房接線照射を治療計画の自動化手法を用いて実施し、性能を評価しました。治験期間中にIMRTによる乳房接線照射を受けた患者のうち、97%である1661人に対してオートプランニングが用いられました。治験結果は計画の完全自動化手法が臨床的に受容されてきていることを物語っています。

Princess Margaret Cancer Centerは「この方法は治療計画プロセスの効率化、標準化、質の向上に大きく貢献するとともに、IMRTの採用が推進されることにより、乳がん患者によりよいケアを提供できることが期待できる」と結論づけています*。

オートブレスト・プランニングモジュールでは、発見的最適化を使用して乳房接線照射IMRT計画を作成するためのツールが用意されています。

主な機能

  • 乳房を規定する放射線不透過性マーカーの自動検出
  • 関連標的およびリスク臓器すべての自動輪郭描出
  • ガントリおよびコリメータ角度の発見的最適化を含む自動照射位置合わせ
  • 目的関数、最適化およびセグメンテーション設定、臨床目標の自動作成めのツールが用意されています。

* Purdie, TG, et al.Automated planning oftangential breast intensity-modulatedradiotherapy using heuristic optimization.Int.J. Radiation Oncology Biol.Phys.2011 Vol.81, No.2, pp 575-583.

フォールバック・プランニング

フォールバック・プランニングは、患者が別の装置で治療を受ける必要がある場合や、異なる治療法や手法を用いる場合に追加計画を登録するためのツールです。

フォールバック・プランニングモジュールは、緊急事態における計画時間を劇的に短縮するとともに、治療を中断させることなく続行し、医療従事者にかかるストレスを軽減します。また、選択した治療法を検証するためにも使用でき、各患者に最も効率的なアプローチを確実に採用できます。

フォールバック・プランニングは、以前に作成したプロトコルに基づいて、計画承認後に作成されます。このプロセスは完全に自動化されているため、ユーザー操作は必要ありません。また、必要に応じて手動で変更を加えることも可能です。陽子線治療やTomoTherapyを含むあらゆる治療法の計画は、3D-CRT、IMRT、VMATなどの光子線治療計画に変換することができます。フォールバック・プランニングでは、線量模倣機能を使用して、異なる装置や治療法で用いるために特定の計画のDVHを複製します。

作成したフォールバック・プランニングは、視覚ツール(DVH曲線、線量統計、線量差、臨床目標)を使用して比較・評価できます。フォールバック・プランニングは承認を受けた後、今後の治療で使用できるようになります。元の装置が再び使用できる状態になった場合は、元の計画に戻すことが可能です。

このモジュールには、2つの計画で照射された線量に基づいて計画を組み合わせることができる線量合計ツールが搭載されています。これにより、患者データセット上の実際の合算線量を視覚化することが可能です。

REDUCE OAR DOSE

RayStationは、ターゲットストラクチャーの範囲や線量の均質性を維持しながら、既存計画のリスク臓器への線量を低減させることができます。他の臓器を危険にさらしたり、ターゲット範囲や均質性を低下させることなくリスク臓器への線量を可能な限り抑えるよう調整します。

治療計画後のワンクリックツール

臨床目標を満たした治療計画では、多くの場合、さらに改善できる余地があります。改善のプロセスを容易にするために、治療計画後のワンクリックツール「Reduce OAR Dose」機能を備えています。この機能は、既存の計画でリスクに晒されている臓器(OAR)への線量を削減しようとする一方で、ターゲットストラクチャー内の目標カバレッジと線量均一性を維持します。この最適化機能は、RayStationのVMAT、IMRT、PBSで使用できます。

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Figure 1. ADMISSIBLE DVHs
The shaded regions illustrate the admissible DVHs for a target (blue) and an OAR (red).

Figure 2. IMPROVED DVHs
The DVHs of a brain case for the plan resulting from Reduce OAR dose (solid) and the reference plan (dotted). The target coverage is almost identical in all plans, but the OAR doses are much improved by Reduce OAR dose.

Figure 3. DOSE DIFFERENCE
Dose difference (reduced - reference) in a transversal slice. Blue fields represent regions where the dose has been reduced.

お問い合わせ

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  • 製造販売元:レイサーチ・ジャパン株式会社
  • 販売元:株式会社日立製作所
  • 販売名:放射線治療計画ソフトウェア RayStation
  • 医療機器承認番号:22900BZI00014000
  • 外国製造医療機器等特例承認取得者:RaySearch Laboratories AB
  • 選任外国製造医療機器等製造販売業者:レイサーチ・ジャパン株式会社

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