本文へジャンプ

統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

RHEL KVM on LPAR

日立が業界で初めて*1台のPCサーバ上で複数の仮想化ソフトウェアを動作させる技術を開発し、レッドハットとの連携によるサーバ仮想化ソリューションを提供開始

日立のサーバ論理分割機構Virtage上で、レッドハットのLinux標準仮想化技術であるKernel-based Virtual Machineを複数動作させ、独立性が高く、高信頼・高効率なマルチテナントのクラウド環境を実現

* 2012年9月13日時点で製品提供されているサーバ論理分割機構において。日立調べ。

サーバ向けプロセッサのマルチコア化や半導体技術の進展により、1台のサーバ上で100台近くの仮想サーバを稼働することが可能になり、企業システムで用いられるプライベートクラウド環境においても1台のサーバ上に複数部門の仮想サーバが混在することが多くなっています。

このような複数部門混在環境においては、隣接部門の負荷変動による性能低下の防止や、セキュリティ確保、仮想サーバの管理や障害発生時の独立性確保が課題となってきます。

Red Hat Enterprise Linuxの標準のサーバ仮想化ソフトウェアである「Kernel-based Virtual Machine(以下KVM)」とBladeSymphonyに標準搭載されているサーバ論理分割機構Virtageは、そのような課題を「RHEL KVM on LPAR(以下 KVM on LPAR)」で解決します。

KVM on LPARとは

Virtageにより論理分割されたLPAR上で、RHEL KVMを動作させる新技術です。

1台のサーバ上で、物理サーバと同等の性能安定性・独立性を発揮するVirtageの論理パーティションと、Linuxとの親和性が高く高機能なサーバ仮想化を低コストで実現できるRHEL KVMの双方の特長を生かすことが可能となります。

これにより、単一サーバ上で複数テナント向けのサービス提供を行う際の課題が解決できプラットフォームの省スペース化、省電力化に貢献寄与します。

また、1つのRHEL KVM環境に割り当てるハードウェアリソースを任意のサイズに設定できるため、従来にはない全く新たなクラウドサービス形態も実現可能です。

KVM on LPARとは

  • * 現時点でのサポート構成は、1ブレード当たり2LPARまでです。

KVM on LPARのメリット

  • マルチテナント化したクラウド環境に適用することでテナント毎にVMMを分離し、1点障害での全VMダウンを防ぎ、テナント間での性能干渉を排除。
    テナント間のセキュリティを向上します。
  • 新たなクラウドサービスを実現し、物理サーバでは不可能な細粒度なVMMへのリソース割当てを実現。
    顧客ニーズに合わせた適正な課金を実現し、サーバ集約率も向上します。
  • 仮想化技術の進展による省電力、省スペースなど、エコ(環境)への効果を、論理分割と併用することでさらに強化。従来、複数のサーバで構築したシステムをより少ないサーバで構築できます。
  • VMM : Virtual Machine Manager

適用例

Case1:VMM環境丸ごと貸しビジネス

VMM環境を丸ごとレンタルする新クラウドビジネスが可能に
— 新ビジネスモデルの提供 —

  • 従来の課題
    VMM環境を丸ごと利用するユーザ向けには物理サーバ全体を貸し出す必要があり、クラウド事業者は原価低減の手段が限られていた。
  • KVM on LPARによる解決
    1つの物理サーバで、多数のユーザにVMM環境を貸し出すことが可能となり、クラウド事業のリソース利用率向上・顧客の導入容易化を実現 → VMM as a Service

従来のVMMホスティング

KVM on LPAR利用の新しいホスティング VMM as a Service

  • サーバブレードそのものを貸し出す必要あり…無駄が生じる
  • サーバブレードを無駄なく各ユーザに貸し出し

図 3サーバブレード必要

図 1サーバブレードでOK(3LPAR構成)

Case2:VMMバージョンの相違吸収

VMM環境構築演習、VMMバージョンの相違点吸収など
— 同種・異種VMMを集約しリソース利用率向上 —

  • 従来の課題
    構築済みRHEL KVM環境はそのままにして、新規システムから新バージョンのRHEL KVM環境にしたい
    →別物理サーバを用意する必要がある。
  • KVM on LPARによる解決
    構築済みRHEL KVM環境はそのままで、同一物理サーバ上に新バージョンのRHEL KVM環境を構築することが可能
    →サーバ利用率の向上。複数VMMバージョン利用時の構成単純化。

従来の新バージョン対応

KVM on LPARの新バージョン対応

  • 現行バージョンで動作しているRHEL KVM環境は変更したくない
    →物理サーバブレードの追加が必要
  • 現行バージョンで動作しているRHEL KVM環境は変更したくない
    →1物理サーバ上に集約可能

図 バージョン数だけブレードが必要

図 1ブレードでOK(複数バージョンを構築可能)

Case3:バックアップサーバ効率化

RHEL KVMによる柔軟な集約、LPARによる論理分割の組合せ構成
—バックアップ用サーバ/LANが不要に —

  • 従来の課題
    仮想化ソフトによる構成では外部にバックアップソフト用のサーバが必要。
    多数のサーバブレードでバックアップソフト用のサーバをネットワーク共有する構成。
  • KVM on LPARによる解決
    • バックアップ実施時間帯にしか使用しないバックアップソフト用のサーバを効率化
    • バックアップ用LANが不要で、ネットワーク構成が簡単に
    • バックアップ用データが物理LANを通らないのでセキュリティ面が、より安心

従来のバックアップ構成

KVM on LPAR利用構成例

  • バックアップ用LANに大きなトラフィックが流れる
  • バックアップ用LANが不要
  • 直接FC経由でLTOバックアップ

図 従来のバックアップ構成

図 KVM on LPAR利用構成例

RHEL KVM on LPARの資料請求/お問い合わせ

日立製作所 情報・通信システム社
 ITプラットフォーム事業本部 事業統括本部
 プラットフォーム販売推進本部 販売戦略部