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統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

ファームウェア

掲載番号:3015015

このファームウェアについて

本ページで提供するのは以下のファームウェアです。

BladeSymphony サーバ仮想化機構 Virtageは、1つのサーバブレード上の物理資源を論理的に分割して複数のサーバ環境を構築し、各々独立した稼動・運用を実現します。

ファイルのダウンロードよりファイルをダウンロードしていただくようお願いします。

ダウンロード後、バージョンアップの実施に際しては、必ず最新版の手順書(※ )で実施してください。最新版でない手順書で実施した場合、正常にバージョンアップできない場合があります。

※: Virtageバージョンアップ手順書/Virtageリビジョンアップ手順書 [BS2000/BS320共通])

 

【注意事項】

1. 下記のファームウェア来歴に、重要な修正または追記があります。ご確認願います。

追記箇所 17-80 (重要)可用性向上

追記項目 「(6)  LPARマイグレーション後のWOL(Wake On LAN) 実施不具合対策

 

2. ユーティリティまたは JP1/PFMをご使用の場合で、Virtageの Version 17-80 以降をご使用になる場合は、必ず、HVM Utility CD 5.2.5J 相当のバージョンアップの実施が必要です。詳細はHVM Utility CD 5.2.5Jのアップデート来歴を参照ください。

 

対象装置

(形名)

BladeSymphony BS320に適用することが出来ます。

対象のサーバブレード形名は以下の通りです。

 

GG◇C51P4−□□□□ 2□□

GG◇C51P5−□□□□ 2□□

 

上記形名の◇には、サポートOS 種別コードが入ります。□□□□ 2□□には、装置の構成により異なった形名が入ります。

Version

Version 17-87

重要性*1

ファームウェア来 歴を参照

影響範囲*1

ファイル

zip形式 99,805,248 Bytes

*1  重要性および影響範囲の定義

 

ファイルのダウンロード

ダウンロードの際には、正規にご購入された国内のお客様のみ、かつ、「お客様へのお願い」「ご使用条件」を良くご理解いただき、「同意いただける」場合のみダウンロードが可能となります。

 

⇒  ダウンロードはこちらから

   (ダウンロードファイル名を『 HVM17-87.zip』としてください。)

 

ファームウェアの内容

BladeSymphony サーバ仮想化機構 Virtageは、1つのサーバブレード上の物理資源を論理的に分割して複数のサーバ環境を構築し、各々独立した稼動・運用を実現します。

 

ご利用の前に

ダウンロードする前に、あらかじめ下記項目をご了承ください。

1)当該製品のユーザは、本ソフトウェアを使用することができますが、複製又は第三者に非営利目的で譲渡若しくは貸与することを禁止します。

2)本ソフトウェアを翻案、翻訳、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルすることを禁止します。

3)本ソフトウェアに瑕疵が無いことを保証するものではありません。

 

ファームウェア来歴

このファームウェアは、次の機能拡張とバグ修正を含みます。

バージョン

重要性*1

影響範囲*1

内容

17-87

重要

可用性向上

(1) RHEL6でのOSダンプ (*1)採取時間がBASIC環境と比較して3倍程度に延びる (*2)場合がある不具合を対策しました。

  [対象 Ver. : 17-80〜17-86]

 

(*1) Linuxの以下の機能によるダンプ採取

   - OS標準のカーネルダンプ (kdump)

   - 日立高信頼メモリダンプツールLinux Tough dump(LTD)

(*2) 実際のダンプ所要時間は、ハードウエアや LPARの環境により変わります。

 

(2) 構成情報の保存を行っていない場合、 HVMのタイマをCPU周波数ベースに変更できない場合がある不具合を対策しました。

  [対象 Ver. : 17-86]

 

(3) LPARに80GB以上のメモリを割り当てている場合、その LPARをアクティベートすると稀にシステムダウンとなる場合がある不具合を対策しました。

  [対象 Ver. : 17-86]

17-86

重要

機能追加

(1) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) 6.2 サポート

    RHEL 6.2 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) をサポートしました。

 

(2) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) 5.7 サポート

    RHEL 5.7 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) をサポートしました。

 

(3) 仮想ネットワークデバイスのエンハンス

  - 新仮想NIC (Intel 82576)をサポートしました。

  - 共有物理NICの最大ポート数を 12から16に拡張しました。

 

(4) 共有 HBA 性能モニタリング機能サポート

Virtage Navigator (V03-00/A以降) と連携して、共有HBAの性能モニタリングが可能になりました。

 

(5) 構成情報の自動保存に関するオプション追加

     HVM起動時に構成情報のフォーマット変換を行った場合、構成情報を自動保存するオプションを追加しました。本オプションが Enableの際、HVM起動時に構成情報のフォーマット変換を行うと、起動完了後に構成情報の自動保存を行います。

    (デフォルトはDisable)

 

(6) メモリフラグメントの制限事項を解消しました。

 

(7) NUMA機能をサポートしました。

 

(8) HVMが使用するタイマカウンタを、 CPU周波数をベースに設定可能なオプションを追加しました。

詳細は、「 BladeSymphony BS320  Virtageユーザーズガイド 第3版」以降を参照ください。

可用性向上

(1) 特定命令による性能低下対策

  [対象 Ver. : 17-60〜17-7X]

OSのスピンロック競合処理で発行される特定命令が、複数プロセッサを割り当てた共有 LPAR上で多発した場合に、性能低下を起こす場合がある問題を対策しました。

 

(2) EFIドライバのCLEARコマンドの対象範囲不具合対策

  [対象 Ver. : 17-4X〜17-85]

共有モードの FCを割り当てたLPAR上で、FC-HBAの EFIドライバのCLEARコマンドを実行すると、 ConnectionType/DataRate設定もクリアしてしまう不具合を対策しました。

 

(3) 無効キー入力によるシステムダウン対策

  [対象Ver. :全 Version]

次のスクリーン上で、無効にあつかわれるべき "d"または"D"キーの入力により、システムダウンする場合がある不具合を対策しました。

(a) Logical Processor Configurationスクリーン

(b) Physical Processor Configurationスクリーン

(c) Allocated FC Informationスクリーン

 

(4) スケジューリングモードの「共有」設定更新時の不具合対策

  [対象 Ver. : 17-60〜17-85]

スケジューリングモードが「共有モード」の LPARに対して、「共有モード」で設定更新を行った際に、HVMがその LPARで障害が起きたと誤判定し、当該LPARは使用不能になり、回復には HVMの再起動が必要になる不具合を対策しました。

 

(5) LTD (Linux Tough Dump) 実行中に、まれに強制リブートが発生する不具合を対策しました。

  [対象Ver. :全 Version]

 

(6) HVM起動中 まれに、SDカード故障を示すメッセージを表示して停止することがある不具合を対策しました。

  [対象Ver. :全 Version]

 

(7) HVM-SVP間通信パスのうち一方が通信不通となった場合に、通信障害の BSMアラートを頻発する可能性がある不具合を対策しました。

  [対象 Ver. : 17-60〜17-85]

 

(8) CPU使用率の算出において、論理プロセッサの切り替え処理時間の一部が、 HVMのシステム処理時間に加算していない不具合を対策しました。

  [対象 Ver. : 17-60〜17-85]

17-85

重要

可用性向上

(1) USB自動Attach抑止の改善

  [対象 Ver. : 17-82〜17-84]

  システム起動後、任意の LPARに対してUSB Attachを伴う Activate(※)が一度も 実施されていない場合、当該 LPARのOS上でUSBを使用できない不具合を対策しました。

  ※

  @ HVM Optionsの”USB Auto Allocation to LPAR = Enable” で Activate実行。 または、

  A HVM Optionsの”USB Auto Allocation to LPAR = Disable” だが、当該LPARのUSBを自動割り当て指定 (「#A」指定) で  Activate実行。

 

(2) 不当なPCI割込み多発障害の対策

  [対象Ver. :全 Version]

  HVM起動後、まれに不当なPCI割り込みが多発する不具合を対策しました。不具合が発生した場合、特定の物理 CPUの負荷が高騰してHVMの性能が低下し、下記メッセージを出力します。

HVM damage occurred. (due to H/W error).

 

(3) スケジューリングモードの変更に伴う不具合対策

  [対象Ver. : 17-60〜17-84]

  プロセッサのスケジューリングモードを共有モードから占有モードに変更した時に、極まれにシステム停止に至る可能性がある不具合を対策しました。

(補足) 2つ以上の CPUを割当てているLPARでゲスト実行性能が極端に遅くなっている状態において、上記オペレーションにより上記現象が発生した場合は、本問題に該当している可能性があります。

注意

可用性向上

(1) ゲストOS障害時の USBの再割り当て不具合対策

  [対象 Ver. : 17-21〜17-84]

  USBを AttachしているLPARでゲストOSがハングアップした際、当該 LPARのDeactivateおよび他の LPARのActivateでは、USBを再割り当てできない不具合を対策しました。

 

(2) USB Detach状態時の、 USB デバイスドライバのアンインストールに伴う不具合対策

  [対象 Ver. : 17-21〜17-84]

  USBの Detach状態時に、USBデバイスドライバのアンインストール後、再インストールしても USBを正常に認識できず、USBが使えない不具合を対策しました。

 

(3) USBの Attach/Detach操作に伴う不具合対策

  [対象 Ver. : 17-70〜17-84]

  次の@Aを同時に行うと、 OSハングアップやFC障害が起こる場合がある不具合を対策しました。

  @ HvmShコマンド、JP1/SCや、 Virtage Navigatorを用いた、USBの Attach/Detach操作。

  A HVM操作 (LPARからHVMへのスクリーン切り替え・ゲスト OSのシャットダウンも含む)。

17-84

重要

可用性向上

(1) HVM起動に一時的に失敗する不具合対策

  [対象 Ver. : 17-80〜17-81]

  NTP設定が有効、またはHVMシステム時刻ゾーンが +9:00以外のいずれかの場合にHVM起動すると (再起動を含む)、立ち上げに失敗してHVMが自動的に再起動を行う場合がある不具合を対策しました。

 

(2) リモートKVM 画面描画遅延の対策

  [対象 Ver. :全Version]

  以下の条件を全て満たした場合、リモート KVMの画面描画が極端に遅延する可能性があり、さらにゲスト OSが Windows の場合は Blue Screen (STOP: 0xEA)発生に至る恐れがある不具合を対策しました。

  @ 当該 LPARに割当てている論理プロセッサのスケジューリングモードが占有モードである。

  A 当該 LPARにリモートKVMを割当てている。

  B ブレード全体のプロセッサリソースに余裕が無い。

(ブレード全体で、未割当ての物理プロセッサが存在せず、全物理プロセッサの使用率が 100%近い)

17-82

重要

機能追加

(1) 新メモリカード 32GB対応

  新メモリカード 32GB (GG-MJ932G2N1EX, GG-MJ932G2N1)に対応しました。

これにより最大搭載メモリが 192GBまで拡張可能になります。当メモリカードご利用時は、本バージョン以降をご使用ください。

 

(2) 新PCI Express 1Gb 4ポート LANカード対応

  新 PCI Express 1Gb 4ポート LANカード( GG-CN9P1G2N2EX, GG-CN9P1G2N2)に対応しました。2011.10販売開始の当 PCI Express 1Gb 4ポートLANカードご利用時は、本バージョン以降をご利用ください。現行の LANカード(GG-CN9P1G2N1EX, GG-CN9P1G2N1)ご使用には、影響ありません。

可用性向上

(1) LPAR Activate時の USBの割り当て指定オプションの追加

  USBの LPARへの自動割り当て(自動Attach)の抑止や、自動で割り当てる LPARを指定を可能にしました。詳細は、BladeSymphony BS320  Virtageユーザーズガイド 第 2版 お詫びと訂正(2011.11月) 以降を参照下さい。

 

(2) 共有NICリンクダウン誤検出対策

  [対象 Ver. : 17-80]

  共有NICリンクダウンを誤検出し、リンクの障害処理を行う場合がある不具合を対策しました。

 

(3) 共有NICリンクダウン時の回復時間遅延対策

  [対象 Ver. :全Version]

  共有 NICがリンクアップした後、数十秒程度  LPARからのNIC通信が不能になる不具合を対策しました。

 

(4) 共有FC I/Fエラーが発生時のメッセージおよび通知不具合の対策

  [対象 Ver. : 17-2x〜17-80]

  PCIカードの共有 FC I/Fエラーが発生した場合にHVM System Logsスクリーンメッセージが正しく表示されず、かつ SEL/アラートが通知されない不具合を対策しました。

17-80

重要

機能追加

(1) NTP連携機能 サポート

  NTPサーバを使用して、ブレード間で HVMの時刻合わせが可能になりました。

 

(2) HVM拡張モードの追加

  HVMの拡張機能を活用できる、 HVM拡張モードを設けました。但し、HVM拡張モード設定時、 HVMは1.5GBのメモリ量を占有しますのでご注意下さい。機能拡張が不要な場合は、 HVM標準モードを設定下さい (メモリ占有量は1.25GBのままになります )。

 

(3) 共有NIC/仮想 NIC機能の拡張

  @ 共有 NICで、ポート単位の割り当てが可能になりました(従来コントローラ単位 )。

  A 1つのLPARに共有NICを重複して割り当てることが可能になりました。

  B LPARあたりの最大仮想NIC割り当て数が、 16ポートまでご使用いただけます(従来 8ポート)。

  ● 本機能ご利用には、 HVM拡張モード(新設)の設定が必要です。

  ● JP1/SCでは、共有NIC重複割り当ての設定ができません。 HVMスクリーンまたはVirtage Navigatorを利用ください。

 

(4) JP1/ITRM (JP1/IT Resource Management)対応

  JP1/ITRMとの連携機能をサポートしました。 JP1/ITRMをご利用になる場合は、本バージョン以降に更新してください。

 

JP1/ITRM は、複数の仮想環境の一元管理ができるミドルウェアです。詳細は下記を参照下さい。

http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/jp1

/product/itrm/index.html

 

(5) 最大LPAR数の拡張

  Activate(起動 )可能な最大LPAR数を 16 LPARまで拡張しました。

 

  ● 本機能ご利用には、 HVM拡張モードの設定が必要です (設定変更時はメモリ占有量にご注意下さい )。

 

(6) 共有可能最大LPAR数の拡張

  4Gb FC ボードでも、物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数が、 15に拡張されます。

 

(7) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) サポートOSの追加

  RHEL 6.1 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) を新たにサポートしました。ご利用にあたっては、下記 URLを必ずご参照下さい。

http://www.hitachi.co.jp/products

/bladesymphony/etc/info/index.html

重要

可用性向上

(1) HVMスクリーン改善

  - Date & Timeスクリーンで、OSが時刻変更した時の HVM時刻も表示可能としました。

  - ダンプ採取の際に、スクリーン上に HVMダンプ上書きの確認を促すメッセージの追加を行ないました。

 

(2) 物理メモリの4ブロック分割時に  LPAR Activate失敗する不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  LPARに割当てる物理メモリの分割が 4ブロックでも条件によって、Memory allocation failed のメッセージを出力して LPARのActivateが失敗する場合がある不具合を対策しました。

 

(3) Windows タイマ時刻遅れ問題の対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  マルチメディアタイマを使用するソフトウエアを利用した場合に、 WindowsのOS時刻が実時間に対して 1時間当たり数分以上遅れる不具合を対策しました。Windows 2008 SP2 (x64)またはWindows 2008 R2においては、時刻遅れに伴って、 Blue Screen (STOP: 0x101)が発生し強制リブートとなる場合があります。本問題は、弊社においては、 SQL Serverでの発生を確認しております。

 

(4) 占有CPU性能低下の対策

  [対象 Ver. : 17-60〜17-7x]

  2分に 1秒間、占有CPUでLPAR処理が実行できなくなる場合がある問題を対策しました。本不具合が発生した場合、特定アプリケーションでレスポンス劣化が検出される場合があります。

 

(5) 不当PCI割込み多発時の障害処理対策

  H/W障害等で不当な PCI割り込みが多発した際に、特定の物理CPUの負荷が高騰して LPARの性能が低下する問題に対し、検知を含め障害処理を改善しました。

 

(6) LPARマイグレーション後のWOL(Wake On LAN) 実施不具合対策

  [対象 Ver. : 17-60〜17-7x]

  LPARマイグレーション後、当該 LPARのActivate実施しないと、 WOL(Wake On LAN) が実行できない不具合を対策しました。

17-72

重要

可用性向上

(1) HVMスクリーン改善

  - HVM Optionsスクリーンに、省電力モード(C3 state以上 )に自動的に遷移しない無効化オプションを追加しました。

 

(2) JP1リモコン使用時における描写性能対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  JP1/NETM/Remote Control を使用したOS画面表示の際、テキストスクロールなど、リモコン操作や画面表示性能を対策しました。

 

(3) ネットワーク冗長化(bonding使用 )構成環境におけるLPAR間通信不具合対策

  [対象 Ver. : 17-42〜17-71]

  ネットワーク冗長化 (bonding使用)構成環境で Disable(ALL)を設定した際の構成切り替えにおいても、LPAR間通信ができなくなる場合がある不具合を対策しました。

17-70

重要

機能追加

(1) Windows Server 2003 R2 SP2 SystemInstaller サポート

  SystemInstallerを使った Windows Server 2003 R2 SP2 のインストールができるようにしました。これにより、 USB-FDD を使用しないインストールが可能になりました。

 

(2) Virtage Navigator (V02-01)連携機能のサポート

  Virtage Navigator (V02-01)と連携して、以下の機能が使用できるようにしました。

  - Virtage Navigator を用いて、論理EFIを使用せずに、 LPARのブート設定が可能になりました。

  -Virtage Navigator / HvmShコマンド / HvmGetPerfコマンド等のツールを使用する管理サーバの IPアドレスを、JP1/SC/BSMを使用する管理サーバとは別に、設定可能になりました。

 

  Virtage Navigatorの詳細については、Virtage Navigator ( V02-01)のアップデート来歴を参照下さい。

 

(3) RAS機能改善

  メモリの 1ビットエラー等の訂正可能障害時の情報採取を強化し、通知条件を改善しました。

 

(4) 性能改善

  複数 LPAR間での競合オーバヘッドを改善しました。

重要

可用性向上

(1) ログ情報採取の不具合対策

  [対象 Ver. : 17-60〜17-61]

  共有 HBAのログ情報が短時間に大量に採取された場合に、次のような現象が現れる不具合を対策しました。

  - SDカード(フラッシュメモリ)故障の誤検出される。

  - JP1/SC/BSM、Virtage Navigator 、 HvmShから制御(アクセス)できずタイムアウトする。

 

(2) プロセッサキャッピング有効化不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  LPARのプロセッサキャッピングの設定を有効にしているにも関わらず、 HVMを再起動するとキャッピングがかからなくなる不具合を対策しました。

 

(3) EFIドライバ設定情報の反映方法の変更

  [対象 Ver. : 全Version]

  HVM立上げ後、 HVMスクリーンでF9キー押下による構成情報保存を行なわずに、 HVM Web システムのログインパスワードを変更すると、EFIドライバの設定が消え、 HVMを再起動した際に、ゲストOSがブートできなくなる不具合を対策しました。

 

(4) LPARのリセットに失敗する不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  HAモニタを使用している構成において、多くの LPARが同時にクラスタ障害を検出した場合、一部のLPARでリセットに失敗する可能性がある不具合を対策しました。

 

(5) 新設命令(AES命令他 )有効化対策(GG◇C51P5-R ブレードのみ )

  [対象 Ver. : 17-41〜17-61]

  Intel Xeon プロセッサ5600番台の新設命令(PCLMULQDQ命令、 AES命令)が無効となっていた不具合を修正しました。

  上記対策により、ゲストアプリケーションの AES暗号処理のパフォーマンスが向上します。これに伴い、

  - CPUID値の一部に変更があります。

  - LPARマイグレーションが構成上可能なブレード間でも、抑止されるバージョン組み合わせがあります。

詳細については、 Virtage Navigatorユーザーズガイド(LPARマイグレーション編 )をご参照ください。

注意

可用性向上

(1) BootOrderへの登録処理変更

  [対象 Ver. : 全Version]

  Boot可能でかつ、 BootOrderに登録されていないデバイスがあった場合に、BootOrderへの自動的な登録はしないように変更しました。

重要

機能追加

(1) Windows Server 2008 R2 SP1サポート

  Windows Server 2008 R2 SP1をサポートしました。

 

(2) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) サポートOSの追加

  RHEL 5.6 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) を新たにサポートしました。

17-61

重要

可用性向上

(1) メモリ容量認識の不具合対策

  [対象 Ver. : 17-60]

  LPARに 4GBを超えるメモリを割り当て、物理メモリが不連続領域になるとき、

当該ゲスト OSがメモリ容量を正常に認識できなくなる場合がある不具合を対策しました。

17-60

重要

機能追加

(1) LPARマイグレーションサポート

  LPARマイグレーションをサポートしました。本機能をご使用の際は、 Virtage Navigatorが必要です。

  (注 )このLPARマイグレーションにはシャットダウンおよびリブートを伴います。

 

(2) 8Gb FC ボードサポート

  8Gb FC ボードが使用可能になりました。接続可能ストレージとの間で、FCSWを経由せず直結接続も可能になります。

  設定方法等については、『 BladeSymphony ユーザーズガイド』を参照下さい。

 

(3) BS320 LANメザニンサポート  (新シャーシ(B2シャーシ)対応 )

  BS320 新規追加のB2シャーシに搭載可能な4ポート LANメザニンに対応しました。

 

(4) プロセッサグループ機能サポート

  プロセッサグループを設定して、プロセッサグループで資源分けて管理できるようになりました。

 

(5) プロセッサスケジューリング動的変更機能サポート

  プロセッサのスケジューリングモード (占有/共有)の変更が、動的に可能になりました。

保守性向上

(1) ACPIタイマ仮想化の性能改善

  ACPIタイマ仮想化方式を変更することにより、性能を改善しました。

 

(2) Windows 2008 SP1/SP2のブート不具合対策

  ゲスト OSがWindows 2008 SP1(x86,x64)または SP2(x64)で、HDLMがインストールされており、且つ Boot オーダーに同一のデバイスパスを登録した場合に、当該OSのブートに失敗する場合がある不具合を対策しました。

ユーザインタフェース改善

(1) 仮想COMの設定方法変更

  仮想 COMの設定で、ポート#が指定できるようになりました。

 

(2) BSM IPアドレス即時反映サポート

  F10キーを押下せずに (共有NICリンクダウンを伴うことなく )、BSM IPアドレスの変更が反映されるようになりました。

 

(3) 稼動時FWアップデート機能の改善

  - アップロードタイムアウト時間を変更可能としました。

  - アップロードの進捗が分かるアップロード進捗欄を追加しました。

  - アップロード中に中止できる中止ボタンを追加しました。

可用性向上

(1) HVM IDに %を含む文字列を設定した時の不具合対策

  HVM IDに%を含む文字列を設定した場合に正しく設定できない不具合を対策しました。

 

(2) SDカード処理改善

  HVMブート時に SDカード障害を検出した場合は、メッセージを出力して起動を失敗させていましたが、HVM構成情報を SVPから回復して、HVM起動可能なように処理を改善しました。

 

(3) タイマの仮想化処理改善

  タイマの仮想化処理を改善しました。これにより、 Linuxで表示されるCPU使用率の精度が より正確になります。

 

(4) HPET仮想化処理の不具合対策

  RHEL5.4使用時の、 HPET(High Precision Event Timer)仮想化の不具合を対策しました。なお、 Linuxでは、ユーザーズガイドに記載されているタイマオプションを用いている限り、HPET仮想化の不具合の影響はありません。

 

(5) LPARマイグレーション実施時のVLAN設定不可対策

  LPARマイグレーション実施後、移動先 LPARの仮想NICに対する、JP1/SC/BSMからの VLAN設定が不可となる不具合を対策しました。

17-42

重要

可用性向上

(1) ネットワーク冗長化設定時のパス切替え失敗の不具合対策

  Linuxで共有 NICを冗長化している構成において、リンク障害以外の要因(タイムアウト等 )でパス切り替えが発生した場合に、当該LPARで、同一 Virtage上の他のLPARとの間で通信ができなくなる不具合を対策しました。

 

(2) RHEL5.4(AMD/Intel64) ブート不具合対策

  ゲスト OSがRHEL5.4(AMD/Intel64)で、カーネルパラメータでクロックソースとして "clock=tsccount"を指定した場合に、OSの起動中まれに、下記メッセージを出力後、ハングアップする不具合を対策しました。

 

  ..MP-BIOS bug: 8254 timer not connected to IO-APIC

 

(3) SDカード障害誤検出対策

  HVM-SVP間通信障害を契機に、 SDカード障害を誤検出する不具合を対策しました。SDカード障害を誤検出した場合、 HVMが再起動されると、下記メッセージを出力して起動に失敗します。

 

  HVM Loader detected the damage of the SD card. Please exchange the SD card and start the HVM system.

17-41

重要

機能追加

(1) P5ブレードサポート

  Intel Xeonプロセッサ5600番台採用のプロセッサエンハンスモデル (P5ブレード)をサポートしました。

 

(2) 省電力機能追加(C6 stateサポート)

  本サポートにより、システムアイドル時の消費電力が約 10%従来より削減されます。

 

(3) 性能モニタリング機能強化

  性能情報の採取強化により、 BS320 Virtage上でもJP1/PFMによる運転の監視が可能になりました。

  同時に HvmShコマンドにおいても性能モニタリング機能を強化しました。

 

(4) LPAR間通信共有NICパケットフィルタリング機能サポート

  本機能は、サーバのネットワークセキュリティを当該 LANスイッチ一箇所で設定可能とするために、共有NICでの LPAR間通信(高速データ転送)を抑止して、必ず LANスイッチにパケットを送出する機能です。

  詳細は、「 BladeSymphony ユーザーズガイド」 Virtual NIC (VNIC) Assignment を参照ください。

可用性向上

(1) TakeHvmDumpコマンド不具合対策

  TakeHvmDumpコマンドで、 HVMダンプ採取を行なう際、入力したuserid/passwordに記号が含まれていると、ダンプのデータ転送が失敗する問題を対策しました。

注意

保守性向上

(1) Memory Allocation Display表示改善

  メモリ領域が 32Gアドレス境界を跨ぐ場合でも、Memory Allocation Displayのマップを1つに表示可能としました。

これにより、上記ケースでも、システムがフラグメンテーションを起こしやすい状態かの判別が容易になりました。

重要

可用性向上

(1) HVMシャットダウン不具合の対策

  HVMシャットダウン処理の不具合で HVMがシステム停止する可能性がある不具合を対策しました。

17-24

重要

機能追加

(1) HVM管理パス切り替えに関する不具合対策

  HVM管理パス切り替えに関する不具合を対策しました。

17-23

重要

機能追加

(1) Windows 2008 R2 サポート

  Windows 2008 R2 (x64) を新たにサポートしました。

 

(2) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) 5.4 サポート

  RHEL 5.4 (x86/ AMD64 & Intel EM64T)を新たにサポートしました。

 

(3) 最大メモリの拡張

  最大搭載メモリが 96GBまで拡張可能になりました。

17-21

重要

可用性向上

(1) LTD(Linux Tough Dump)起動失敗の不具合対策

  共有 NICのブート優先順位をOSブートディスクより上位に設定した場合、 LTDの起動が失敗する可能性がある不具合を対策しました。

 

(2) HVM-SVP間通信の信頼性向上

  SVPへの高負荷時における HVM-SVP間通信の信頼性を向上しました。

17-20

重要

機能追加

(1) BS320 Virtage サポート

  BS320 Virtage を新たにサポートしました。

*1  重要性および影響範囲の定義

 

お問い合わせ先について

本品に関するお問い合わせについては、ルートディレクトリにある README.TXTに記載されています。