 |
|
処理能力と価格性能比を両立する高速インタフェース技術InfiniBand。
|
総合商社の日商岩井を母体に誕生した私ども日商エレクトロニクス株式会社（以下、日商エレクトロニクス）は、設立以来、海外の優れた製品を数多く日本市場にご紹介してまいりました。私どもでは、技術に通じたエンジニアがお客さまのご要望を海外のベンダーに正確に伝えながら日本向けにローカライズし、さらに、システム構築やメンテナンスまでワンストップでご提供するというビジネススタイルを実践しております。
そのひとつが2004年2月から私どもで取り扱っている米国Cisco社のInfiniBandスイッチ「SFS7000シリーズ」です。InfiniBandは、ギガビットイーサネットと比べ、約7〜8倍に相当する10Gbpsの広帯域、そして、1/10以下という低遅延により、大規模なスケールアウト型システムおいても高品位な接続を実現する技術で、主に膨大な計算処理を行うH P C（科学技術計算）分野を中心に活用されています。
優れた処理性能と高いコストパフォーマンスを両立したスケールアウト型システムを可能にするSFS7000シリーズを日立さんにご紹介したのは2004年4月のこと。そして、翌年1月からBladeSymphonyへのご提供を始めました。
|
|
品質向上へのたゆまぬ取り組みと広がるエンタープライズ分野への適用。
|
日商エレクトロニクスではSFS7000シリーズのご提供に際して、社内にBladeSymphonyを導入し、日立さんと共同で時間をかけて製品の検証を徹底的に行いました。その中で日立さんの厳しい品質要求をベンダーに伝え、調整を図っています。
そもそもInfiniBandスイッチSFS7000シリーズは、HPC分野におけるスケールアウト型システムを実現するコア製品として認められてきましたが、その高度な技術は近年、エンタープライズ分野にも確実に浸透しつつあります。
たとえば、すでに自動車メーカーの中にはブレードサーバーを数百台規模でInfiniBand接続し、衝突解析など膨大な計算を必要とする業務に利用しているほか、米国の証券会社では、効率的なアセットマネージメントのために有価証券の組み合わせを高速にシミュレートするGridシステムを、InfiniBandを用いて実現しています。こうした例を見ても、SFS7000シリーズとBladeSymphonyにも、今後ますます高度な信頼性が期待されていることは明らかでしょう。
＊HPC：High Performance Computing
|
|
市場が真に求める技術を捉え、新たなマーケットの創出へ。
|
私どもにとって、サーバ、ストレージ、ネットワークの統合管理が可能で、スケールアウト構成にもスケールアップ構成にも対応するBladeSymphonyは、まさに「次世代ブレード」という印象。信頼性が高く、かつオープンな製品が統合された画期的なプラットフォームだと思いました。こうした品質面の確かさは、HPC分野、エンタープライズ分野を問わず、今後さらに市場から求められるようになるはずです。
企業理念のひとつ“Slightly Ahead of the Competition”は「少しだけ進んでいるものを」といった意味ですが、私どもは世界を舞台にした長い経験を通じて、新しい技術に対する市場のニーズを見極める確かな眼を培ってまいりました。こうしたノウハウを活かしながら、私どもがご紹介する技術や製品とBladeSymphonyとの組み合わせで、たとえば、データセンター市場における仮想化や統合ソリューションなど、日立さんとともに新たな市場を開拓していきたいですね。
|
|
会社概要
|
|
|
|
日商エレクトロニクス株式会社
情報通信関連設備をはじめとする国内外の最先端技術商品の販売ならびにそのシステム構築から運用、アフターサポートまでの一貫したソリューションの提供および関連するサービス（受託・賃貸・保守等）の提供
|
|
|
関連する会社情報
|
|
|
|
シスコシステムズ株式会社
|
・Cisco、Cisco Systems、およびCiscoロゴは、米国およびその他の国における
Cisco Systems, Inc.の商標または登録商標です。
・InfiniBandは、InfiniBand（SM）Trade Associationの商標またはService Markです。
|
