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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

「BladeSymphony」を採用し
約3,000名分の仮想デスクトップ環境を構築。
業務効率向上やワークスタイル改革に貢献

株式会社 肥後銀行(以下、肥後銀行)は、重要な業務基盤であるシンクライアントシステムの「肥銀ターミナルサービスシステム」を刷新。新システムでは、さらなる業務効率向上やワーク スタイル改革を目指し、高い拡張性と柔軟性を実現するためにサーバを仮想化。システムの中核を支えるサーバ製品として採用されたのが、株式会社 日立製作所(以下、日立)の統合サービス プラットフォーム「BladeSymphony」の高拡張・高信頼ブレードサーバ「BS2000」だ。日立のサーバ論理分割機構「Vitage」などを適材適所で活用することで、金融システムに求められる 高い信頼性と可用性を確保しつつ、物理サーバ台数の大幅削減などを実現している。

木村氏、竹下氏、桐原氏、村上氏の写真

「お客様と伴に価値共創」をテーマに
新たな金融ビジネスモデルを追求

九州新幹線の全線開通で活気に沸く熊本県。この地において、約90年にわたり金融事業を展開してきたのが肥後銀行だ。現在は第五次中期経営計画の下、地元経済界や地域住民のニーズに応える多彩な金融商品やサービスを提供している。

「2012年4月より始まった第五次中期経営計画の第2フェーズでは、『お客様と伴に価値共創⇔最適な金融サービスの提供』をテーマに掲げ、当行が培った経営技術を地域のお客さまに役立てていただく取り組みを進めています」と木村氏は語る。

情報技術(IT)とコミュニケーション能力(CT)、会計・説明能力(AT)の3要素で構成される経営技術「ICAT」を地元企業に提供することで、経営体質強化や新市場開拓を下支えするのが狙いだ。

「これからの銀行には、従来の金融仲介や金融提案だけに留まらない新たな付加価値が求められます。当行でもICATを駆使して、新たなビジネスモデルを築いていきたい」と木村氏は続ける。

同行は先進技術導入にも意欲的に取り組んでおり、その代表例がシンクライアントシステムの「肥銀ターミナルサービスシステム」だ。

デスクトップ仮想化基盤に
「BladeSymphony」を採用

2001年に導入された本システムは、2005年に構築された第二世代システムが更新時期を迎えたことから、インフラの見直しに着手。ただし今回のプロジェクトでは、これまでとは異なる要件が課せられていた。

「お客さまとの価値共創を進めていく上では、行員のワークスタイルも今までとは変えていくことが必要です。いつでも、どこでも仕事ができて、すぐに必要な情報にアクセスできる業務環境を実現したい。新しいインフラにも、こうしたニーズを満たせる高い拡張性と柔軟性が不可欠でした」と竹下氏は話す。

「肥銀ターミナルサービスシステムは全行員が利用しますので、そこが変わらないとワークスタイルは変えられない。特に今回は新たなコミュニケーションツールの活用なども視野に入れていますので、それらともスムーズに連携できるインフラを目指しました」と桐原氏は続ける。

いわば第三世代システムのインフラには、さらなる業務効率向上やワークスタイル改革を支援し、価値共創の源泉となることが求められたのだ。そこで新システムでは、高い拡張性と柔軟性を実現するためにサーバを仮想化。システムの中核を支えるサーバ製品として採用されたのが、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の高拡張・高信頼ブレードサーバ「BS2000」だ。

サーバ仮想化基盤は、日立のサーバ論理分割機構「Virtage」と、シトリックス社の仮想化ソフトウェア「Citrix® XenApp®」の稼働用にマイクロソフト社の「Hyper-V®」を併用。ストレージには、日立のディスクアレイシステム「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」の2モデルを採用している。

「拡張性や柔軟性はもちろん重要ですが、実際にシステムを構築する上では、信頼性や性能、コストの問題も無視できません。そこで、複数の製品や技術を使い分け、適材適所で活用しています」と村上氏は説明する。

たとえば、毎朝の始業時には全行員が一斉にシステムにログインするため、極めて高いパフォーマンスが要求された。とは言え全てのシステムの能力をピーク時に合わせて設計したのでは、コストが高額になってしまう。

そこで、ユーザープロファイルを格納するサーバなどについては、ハードウェアベースの製品でオーバーヘッドが少ないVirtageを適用。ストレージについても高性能モデルにSSDを搭載することで、アクセス集中時における高速なデータ読み出しを図っている。

VirtageとHyper-V®の2つの仮想化技術を使い分けることで、インフラ全体の最適化を実現。さらに、同時アクセスユーザー数を増やしつつも、平均約150秒かかっていたログイン時間を最短で約30秒に短縮できたのだ。

物理サーバ台数を約1/4に削減
システム統合と標準化を推進

新システムでは、約3,000名分の仮想デスクトップ環境とその周辺システムを、4シャーシのBS2000に統合。

各シャーシにはそれぞれ8枚のサーバブレードが搭載されており、物理環境としては32枚のサーバブレードが稼働している。統合対象となる物理サーバは約120台にも上ったが、これらを仮想統合することで、物理サーバ台数を約1/4に削減できた。

さらに、今回のシステム刷新と合わせて、従来は個別に運用していた特定業務PCや部門システムなどの老朽化したサーバを、「Citrix® XenDesktop®」やHyper-V®を活用した仮想環境へ統合。BladeSymphonyの小型高集積モデル「BS320」に統合を行うことで、システム統合と標準化を進めている。

「現在では、BS2000上で稼働する仮想サーバ台数も150台以上に増え、集約効率がさらに高まっています。また、バックアップ時間を以前の1/5以下に短縮できたほか、電力使用量を約40%削減するなど、数多くのメリットが実現しています」(村上氏)。

なお、仮想サーバと物理サーバを日立の統合システム運用管理「JP1」で一元管理することで、大規模仮想環境を効率的に運用している。

(株)肥後銀行の「肥銀ターミナルサービスシステム」概要

ワークスタイル改革を推進し
さらなるサービス向上を目指す

現在同行では、2015年の竣工を目指し、新本店の建設プロジェクトを推進中だ。今回稼働した第三世代システムは、この新本店で実現される新たなワークスタイルにも大きく寄与することになる。

「仮想デスクトップ環境とインスタントメッセージシステムやWeb会議システムなどを連携させることで、より円滑な行内コミュニケーションを実現したいと考えています。ワークスタイル改革に向けたインフラは整いましたので、今後はお客さまへのさらなるサービス向上にフル活用していきたい。当行では、お客さまへの最適な金融サービスの提供と地域社会への貢献を理念として掲げていますが、これを実現する上ではITの力が欠かせません。それだけに日立の支援と提案にも期待しています」と木村氏は抱負を語った。

肥後銀行の価値共創の取り組みを、今後も日立とBladeSymphonyが支えていく。

USER PROFILE

肥後銀行ロゴ

[写真]肥後銀行本店

株式会社 肥後銀行

本店:熊本県熊本市中央区練兵町1
設立:1925年7月25日
出資金:181億円
従業員数:2,276名

熊本県を中心に個人向け、法人向けの多彩な金融サービスを提供する地方銀行。現在は「お客様と伴に価値共創⇔最適な金融サービスの提供」をテーマとする第五次中期経営計画を展開中。

特記事項

  • 導入効果は、本ユーザーのシステム構成や導入時の製品モデル/仕様によるものです。
  • SSD:Solid State Drive
  • Citrix、Citrix XenApp、Citrix XenDesktopは、Citrix Systems, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
  • Hyper-Vは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
  • その他記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
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