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統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

海外駐在員や出張者向けの仮想デスクトップ環境を「BladeSymphony」と「XenDesktop®」で構築。
事業会社のグローバル展開をバックアップ

三菱重工業株式会社 広島製作所(以下、広島製作所)は、海外拠点で活動する駐在員や出張者向けの仮想デスクトップ環境を構築。広島製作所では事業会社の海外進出を支援しているが、中にはネットワーク環境が整備されていない国や地域も多く、業務遂行に支障を来すケースもあった。こうした状況を打開すべく採用されたのが、シトリックス社の仮想デスクトップソリューション「Citrix® XenDesktop®」と株式会社 日立製作所(以下、日立)の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」だ。広島製作所内のシステムに海外拠点からでも快適にアクセスできる環境を構築することで、事業会社のグローバル展開をバックアップしている。

橋 一人氏の写真
三菱重工業株式会社
広島製作所
総務部 情報システム課
課長
橋 一人氏

濱田 義孝氏の写真
三菱重工業株式会社
広島製作所
総務部 情報システム課
主任 チーム統括
濱田 義孝氏

戸倉 成紀氏の写真
三菱重工業株式会社
技術統括本部 IT推進部
IT企画グループ
戸倉 成紀氏

グローバル競争に勝ち抜くべく
事業会社の海外展開を支援

長引く不況や円高など、日本の製造業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にある。海外ライバル企業との競争に勝ち抜くために、活動拠点のグローバル展開を進める企業も少なくない。

「広島製作所においても、コンプレッサや搬送システム、ゴム・タイヤ機械などの事業会社では積極的に海外進出が行われています。広島製作所はコーポレート機能を受け持ち、各事業会社の海外進出をサポートしています」と橋氏は説明する。

これに伴い情報システム課でも、グローバル展開に対応したITインフラの整備・拡充が新たなミッションとなった。

「今後は世界中の利用者に対してITサービス提供を行うことになりますので、ITインフラの安定性やサービス品質の確保には細心の注意を払っています」と濱田氏は語る。

海外拠点からアクセスする際の
レスポンス改善が課題に

事業会社のグローバル展開を支えていく中では、予想外の事態に直面することもあった。特に直近の課題となっていたのが、海外拠点から広島製作所内のシステムにアクセスする際のレスポンスの遅さである。

「海外では、ネットワーク環境が整備されていないケースも少なくありません。ある拠点では、現地からシステムを起動するだけで約25分、10MB程度のPDFデータを参照するのに4分以上かかっていました」(橋氏)。

システムやデータが思うように利用できないのでは、とても海外での業務を円滑に進めることはできない。駐在員や出張者からも不満の声が寄せられていたという。

情報システム課では、このような状況を打開すべく、レスポンスの改善に着手。まず試してみたのが、広島製作所内に駐在員専用のクライアントPCを設置し、そのPCに対して海外からリモートデスクトップ接続を行う方法だった。しかし、この方法も抜本的な解決にはつながらなかった。

「画面スクロールの速さなどが実用レベルではない上に、今後も増え続ける駐在員の数だけPCを用意するのも現実的ではありません」(濱田氏)。

グローバルな事業拡大に対応するためには、こうした対症療法的な取り組みではなく、きちんとしたITインフラを構築する必要がある。そう考えた同課では、長期的なニーズに応えられる新たなソリューションの導入に着手。複数のソリューションを検討し、シトリックス社の仮想デスクトップソリューション「Citrix® XenDesktop® (以下、XenDesktop®)」と日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を組み合わせた日立の提案を採用。

「XenDesktop®」なら帯域が狭い環境でも快適にシステムを利用できますし、海外拠点からのセキュアな情報活用を実現する上でも役立つと考えました」と当時導入作業を担当した戸倉氏は振り返る。

50名分のデスクトップ環境を
「BladeSymphony」に集約

BladeSymphonyが選ばれたポイントとしては、まず信頼性・可用性の高さが挙げられる。「海外拠点からは24時間365日のアクセスがありますので、障害などでシステムを止めないことが重要です。その点、日立のサーバは品質が高く、これまで導入した製品でもほとんど故障したことがありません。その実績を高く評価しました」(橋氏)。

また、今回導入された「BS320」が、省スペース性・省電力性に優れた製品であることもポイントだった。

「サーバルームのスペースも限られており、 電源容量も厳しくなっているのが実状です。しかしBS320であれば、こうした環境にもコンパクトにシステムを収容できます」(濱田氏)。

実際に本プロジェクトでも、50名分のデスクトップ環境が2ブレードに収まっている。

もう一つの決め手となったのが、日立グループの手厚いサービス・サポート体制だ。

「認証サーバを冗長化して可用性を高めるなど、日立の提案には安定稼働を実現するための工夫が盛り込まれていました。また、XenDesktop® の事前検証や構築支援、実運用を担当するスタッフへの教育など、さまざまな要望に応えてくれました」(戸倉氏)。

さらにBS320には、最長7年間のハードウェア保守サービスが受けられる「ロングラ フサポートサービス*1」も用意されている。

「最近はIT投資の効率化も強く求められていますので、一度構築したシステムはできるだけ長く使いたい。BladeSymphonyなら、こうした要望にも応えられます」(濱田氏)。

*1
「ロングライフサポートサービス」は、オプションです

三菱重工業(株)広島製作所の仮想デスクトップシステム概要

HA:High Availability

大幅な高速化で生産性向上に貢献
国内ユーザーにも利用を拡大

BladeSymphonyとXenDesktop®による海外拠点向けの仮想デスクトップ環境は、2012年2月に稼働開始。駐在員や出張者の業務に大きな効果をもたらしている。

「以前は約25分かかっていた起動時間が約40秒に短縮、PDFデータの参照も数秒で行えるなど、レスポンスは飛躍的に改善しました。拡大・縮小やスクロールなどもスムーズに行えます」(戸倉氏)。

これまでユーザーがシステムの応答待ちに費やしていた時間がなくなることで、年間2,000万円近くもの生産性向上につながるという。また、リモートアクセス用PCの設置費用や電源工事費用が不要になったことで、約650万円のコスト抑制効果もあった。

「駐在員や出張者からも、日本にいる時と変わらないレスポンスで仕事ができるようになったと好評です」(濱田氏)。

BladeSymphonyとXenDesktop®の導入効果を高く評価した広島製作所では、今後システムの適用領域をさらに拡げていく構えだ。その第一弾として、日本で勤務する社員が国内出張する際にも、本システムでのリモートアクセスが行えるようにする予定だ。そのために今後、XenDesktop® のライセンスを20名分追加する予定だが、それでもBladeSymphonyの性能には充分な余裕があると見込んでいる。

「タブレット端末からXenDesktop®経由で既存の業務システムにアクセスするといった用途も検討中です。各事業会社に先進的なITサービスを提供するのが我々の役目ですので、今後もさまざまな用途を提案していきたいと思います。日立の支援にも期待しています」と橋氏は抱負を語った。

USER PROFILE

三菱重工業株式会社ロゴ

[写真]三菱重工業株式会社 広島製作所外観

三菱重工業株式会社 広島製作所

観音工場:広島県広島市西区観音新町4-6-22
江波工場:広島県広島市中区江波沖町5-1

1944年に広島機械製作所、広島造船所として操業を開始。1986年に広島製作所と改称。2000年以降、所内各事業部門を順次分社化。2011年の事業運営体制強化に伴い、2012年春にその大半の分社化を完了。 現在、広島製作所はコーポレート機能に特化した組織として活動している。

特記事項

  • 導入効果は、本ユーザーのシステム構成や導入時の製品モデル/仕様によるものです。
  • 本システムは、株式会社 日立中国ソリューションズが提案・構築などを担当しています。
  • Citrix、Citrix XenDesktopは、Citrix Systems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • VMware、VMware vSphereは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
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