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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

統合データベースを構築し、情報系システムを刷新
大規模データ分析で新たな価値創造をめざす

【課題】
群馬銀行では、さらなるIT基盤の強化が求められていた。従来は、システムが複雑化しデータが散在していたことで、マーケティングやトレンド分析に必要なデータの取得作業に多くの時間を要していた。
【解決】
統合データベースを構築し、BIツールを導入することで、効率的な情報の利活用を実現。日立の「EP8000」や「BladeSymphony BS2000」などを採用することで、高い性能と信頼性も確保。
【効果】
複数の条件を組み合わせた複雑な検索・分析も数分から30分程度でデータの取得が可能になり、ユーザー自身で情報を利活用できる環境を実現。情報の鮮度も飛躍的に向上。

大沢 俊夫氏の写真
株式会社 群馬銀行
システム部
部長
大沢 俊夫氏

白石 浩一氏の写真
株式会社 群馬銀行
システム部
基盤グループ
推進役
白石 浩一氏

茂木 豊氏の写真
株式会社 群馬銀行
システム部
基盤グループ
推進役
茂木 豊氏

経営戦略の高度化をめざし
情報系システムを刷新

2012年に設立80年を迎えた群馬銀行。地域の経済や暮らしを長年にわたり支えてきた同行では、2013年4月より新中期経営計画「V-プラン〜価値提案銀行への進化〜」をスタート。基本方針として、「価値ある提案力の向上」、「経営基盤の強化と経営効率化の追求」、「人材育成の強化と組織活力の向上」、「地域社会への貢献」の4つを掲げ、地域のリーディングバンクとして、コンサルティング力やマーケティング力などに磨きを掛けることで、さらなる成長をめざしている。

こうした経営戦略の高度化を図る中で重要な課題となっていたのが、情報活用を支えるIT基盤の強化である。

「価値ある金融サービスを提供するには、行内に蓄積されたさまざまな業務データを効果的に分析・活用できる環境が不可欠です。しかし従来は、業務の多様化に伴いシステムが複雑化しデータが散在していたことで、マーケティングやトレンド分析に必要なデータの取得作業に多くの時間を要していました」と大沢氏は振り返る。

同行ではこうした課題を解消すべく、統合データベースを構築し、情報活用ツールとしてオラクルのビジネス・インテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence」を導入するという情報系システムの刷新に踏み切った。

「EP8000」と「BladeSymphony」で
高い性能と信頼性も確保

情報系システムの刷新で課題となったのが、本部スタッフなどの現場のユーザーが、自分自身で情報を利活用できる環境を実現するという点だ。

「以前の環境では、システム部でデータの抽出・加工作業を行っていたため、ユーザー部門に必要なデータが届くまでに多くの時間を要していました。また、新たなデータが欲しい場合には一から作業をやり直す必要があるなどの問題がありました。ユーザー部門からのデータ抽出依頼件数も月に100件を超えており、システム部の負担も少なくありませんでした」と白石氏は語る。

もう一つの課題は、大規模データの収集・分析に耐えうる高性能・高信頼性の確保だ。

勘定系システムのデータだけでも相当な規模になる上に、各業務データが格納されているサブシステムは全部で25システムにも上る。しかも今回のプロジェクトでは、長期のトレンド分析なども行えるよう、最大10年分のデータを保持することが求められた。

こうした高度な要件を実現するためのパートナーとして選ばれたのが日立である。

「日立は必要なソリューションをすべてワンストップで提供できる上に、オラクル製品に精通した専門部署を有するなど開発技術力も非常に高い。今後のビジネスを支える重要なシステムなので、安心して任せられる点がポイントとなりました」(白石氏)。

大規模データベースの高速処理を実現するために、統合DBサーバにはエンタープライズサーバ「EP8000」を採用して、高速系切替を実現するUNIX環境専用の系切替ソフト「HAモニタ」により高い信頼性を確保。

BIサーバなどには統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」を採用して、高可用性機能「N+1コールドスタンバイ」を活用。柔軟で効率の良いサーバ環境を実現している。

「構築したシステムをできるだけ長く使いたいという要望もあったので、ハードウェアの保守サービス期間を最長10年まで延長できる点も魅力的でした」(白石氏)。

分析時間が大幅短縮
情報の鮮度も飛躍的に向上

新情報系システムは2013年1月より本稼働を開始。これによりデータ分析業務の飛躍的な進化が実現した。

一点目のメリットは、情報活用のスピードが大幅に速くなった点が挙げられる。

「従来はデータ抽出・加工作業に数日を要していましたが、現在では複数の条件を組み合わせた複雑な検索・分析も数分から30分程度でデータの取得が可能になりました。しかもこうした作業をユーザー自身で行えます」(大沢氏)。

二点目のメリットは、分析対象となるデータの質や鮮度が飛躍的に向上した点だ。

常に最新の情報を基にした分析を行うために、勘定系システムからは10分間隔でデータを転送。また、投信販売や保険などのサブシステムからも毎日データを取り込んでいる。

「以前は月次報告書で把握していたような情報も、現在では日次で知ることができます。新たな事業戦略をタイムリーに展開していく上で、こうした環境が実現できたことの意義は非常に大きい」(大沢氏)。

大規模データの収集・分析を行うだけに、システムにも相当の負荷がかかっているが、この点についてはEP8000とBS2000がしっかりとその役割を果たしている。

「EP8000の性能・信頼性にまったく不安は感じられません。また、今後分析業務をさらに拡大する際にも、BS2000にブレードを追加することで容易に対応できます」(白石氏)

構築を支援した日立の手厚いサポート体制にも満足しているとのことだ。

仮想化によるサーバ統合も推進
ビッグデータの活用なども視野に

同行では、行内業務サーバの仮想化統合プロジェクトも推進中だ。

「行内で稼働する約250台のサーバのうち、半数の125台を新たな仮想化基盤上へ統合・集約します。これにより、ITコストの削減や開発期間の短縮を図るのが狙いです」と茂木氏は説明する。

個々に導入していたサーバを一つの基盤に統合できれば、リソースを有効活用できるだけでなく、各システム担当者も本来の業務であるアプリケーション開発に注力できる。

そしてここでも、仮想化やクラウドへの対応を強化した「BladeSymphony BS500」や、さまざまな種類のデータをまとめて格納できる「Hitachi Unified Storage」などの日立製品が採用され、統合基盤を支えていく。

さらに同行では、ビッグデータの活用などを視野に、さまざまな取り組みを進めていく。

「IT活用は新中期経営計画の重要な柱でもあります。今後もIT環境を強化し、新たなサービスの創出に貢献していきたい」と大沢氏は抱負を語った。

VMware View導入後のシステム構成

USER PROFILE

株式会社 群馬銀行ロゴ

[写真]株式会社 群馬銀行

株式会社 群馬銀行

本店:群馬県前橋市元総社町194
設立:1932年9月
資本金:486億円(2012年3月31日現在)
従業員数:3,325名(2012年3月31日現在)

群馬県を中心に法人/個人向けの金融サービス事業を手がける地方銀行。環境保全活動やスポーツ支援活動などにも取り組み、地域繁栄の担い手として貢献。

特記事項

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
  • UNIXは、The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
  • その他記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
  • 導入効果は、本ユーザーのシステム構成や導入時の製品モデル/仕様によるものです。
  • 本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
  • 記載されている製品情報は、製品の改良により予告無く変更されることがあります。
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