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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

太平工業株式会社

太平工業は、どのように大切な経営資源を守り抜く強固なシステム基盤を構築できたのか?

太平工業は、データ量が増大し続ける財務会計システムの安定稼働を守る基盤として「BladeSymphony BS320」を採用。

新日本製鐵グループの総合エンジニアリング企業として、プラント建設などの機電 (機械・電気計装) エンジニアリング、土木・建築、プラント操業、さらには作業用ロボットシステム開発まで、複合事業を展開する太平工業株式会社。企画から設計、製作、工事、整備まで一貫した体制を確立し、ワンストップサービスを提供している。常にお客さまに満足いただける「品質の太平」を目指す同社は、より高いレベルの品質管理活動を推し進めるなか、ビジネスの根幹となる財務会計システムの安定性に不安を抱えていた。そこで2008年にプラットフォームを刷新。選ばれたのが、BladeSymphonyの小型高集積モデルBS320だ。

CIOの課題

経営資源を守るために、システムの安定性確保とバックアップ強化が必須。

写真:執行役員 管理本部 情報システム部長 松本満氏 執行役員
管理本部
情報システム部長 
松本満氏

エンジニアリング分野の業務においては、受注から入金までの伝票が何万件も同時並行で流れています。その1件1件が大切な経営資源であり、内部統制の要件からも長期的に保管する必要があるのです。わが社の財務会計システムは、オープン&セキュリティをキーワードに全国8拠点2,500人のユーザーが統一されたしくみで業務を効率的に行い、かつ、情報資産を蓄積できるシステムです。しかし、長年のビジネスの積み重ねで、データ量が増大していき、システムダウンやレスポンスの著しい低下が度々発生していました。大切な経営資源を守るために、システムの安定性確保と確実なバックアップの実現が必須課題となっていました。

システム管理者の課題

業務を滞りなく進めるために、夜間バッチ処理時間を短縮したい。

写真:管理本部 情報システム部マネジャー 竹野 浩章 氏管理本部
情報システム部 マネジャー
竹野 浩章 氏

財務会計システムでは、24時のオンライン処理の終了後、バックアップ処理および夜間バッチ処理を行っていましたが、データ量の増大とともに処理能力が低下し、オンライン業務開始の朝7時までにバッチ処理が終わらない事態に陥っていたのです。これでは、ユーザーに多大な迷惑をかけてしまう。夜間の処理時間を縮めるために、インフラの抜本的な見直しが必要でした。

既存資産を生かしながら、安心して使えるシステムに移行したい。

写真:管理本部 情報システム部マネジャー 佐々木 重城 氏管理本部
情報システム部 マネジャー
佐々木 重城 氏

オープン化から3年を経過し、ハードウェアの老朽化によりシステムが不安定になりつつあり、情報資産の消滅など、ビジネスに大きな影響を与える前に、サーバのリプレースを行う必要がありました。その時、重要なのは、従来から使用しているERPパッケージが問題なく稼働するかどうかです。保守サポートももちろん大切です。それと同時に導入前の検証もきちんと行ってくれるベンダーを探していました。

BladeSymphonyによるソリューション

財務会計システムを19ブレードの「BladeSymphony BS320」に移行。
3つのグループに分類し、要件に応じた冗長化対策を施しました。

写真:株式会社日立システムアンドサービス 東京産業本部
株式会社日立システムアンドサービス 東京産業本部
第2システム部 技師 山口幸宏氏/第1システム部 山本美穂氏

太平工業様の財務会計システムは、これまで20数台あったラックマウントサーバをBladeSymphonyの小型高集積モデルBS320の19ブレードにリプレース。ストレージには日立のディスクアレイサブシステム「AMS500」によるSANブート環境を構築しました。「N+1コールドスタンバイ」による高信頼化、「ShadowImage機能」によるバックアップ時間の短縮などにより、強固なシステム基盤を実現。2008年3月から本番稼働を開始しています。

複数シャーシにまたがってN+1コールドスタンバイを構築

信頼性を重視する太平工業様に、システムを3グループに分ける提案を行いました。重要度が高いERPサーバやバッチサーバの2つのグループには、それぞれブレード障害時に自動的に予備機に業務を引き継ぐN+1コールドスタンバイを採用。Webサーバ群については、ロードバランサの負荷分散機能で障害に対応します。しかも重要な2グループ内のブレードサーバを別々のシャーシに分散して格納し、シャーシ自体に障害が起きても、例えばDBサーバなど重要業務だけは別シャーシの予備機が引き継ぐ、などの運用を実現しています。

ShadowImage機能で高速バックアップを実現

夜間バックアップ時間の短縮というニーズにおこたえするために、AMS500のShadowImage機能を採用しています。ディスクアレイ内で正ボリュームから副ボリュームへの同期を短時間で完了することができます。またOSなどシステム障害にも備えて、JP1/ServerConductor/Deployment Managerを利用して定期的にシステムドライブのボリュームバックアップを管理サーバに作成。万一のシステム障害時にはそのデータをリストアすることで迅速な復旧を可能にしています。

日立ハーモニアス・コンピテンス・センターで事前検証

太平工業様は、今回のリプレースにあわせて最新OSとERPパッケージの組み合わせがBladeSymphony上で問題なく動作するか懸念されていました。そこで日立ハーモニアス・コンピテンス・センターにおいて、実際にお客さま環境を構築し、入力業務からバッチ処理まで2週間かけて検証し、最新のOSとERPパッケージを利用した財務会計システムを安心して導入していただきました。

太平工業株式会社の新システム概要
図による説明:新システム概要

本システムは、株式会社日立システムアンドサービスが、提案、構築などを担当しています。

CIOのメリット

ITコストを最適化しながら、基幹システムの“守り”を固めることができました。松本満氏

N+1コールドスタンバイやShadowImage機能、さらにきめ細かなソリューションにより、安定稼働と情報資産の高信頼な蓄積を両立できる基幹システムを最適なコストで実現できました。お客さまにご満足いただける品質を提供する土台となるのが情報資産です。今回、基幹システムの守りを固めることができ、経営面でも大きなメリットを得られたと思います。

システム管理者のメリット

バッチ処理時間の短縮により、オンライン業務開始の前倒しにも柔軟に対応できています。竹野浩章氏

バックアップ時間がなんと数時間から数分になり、丸ごとなくなったという印象です。これにより、夜間の処理時間が大きく短縮されました。始業時間に間に合うようになったことはもちろん、ユーザーの要望に応えてオンライン業務の開始時間を前倒しすることが可能になったのです。

ハードウェア障害や保守サポートの不安が解消されました。佐々木重城氏

実際にはまだ稼働していませんが、N+1コールドスタンバイがあるとやはり安心ですね。また、以前は海外メーカーのサーバを使っていたため、そのサポート体制に少なからず不満がありました。日立は問題が起きると迅速に対応してくれるし、こちら側で原因を切り分ける手間も省けます。また、実際にシステムが問題なく動くことを事前に検証してくれるなど、事前と事後のサポートが私たちの不安を見事に解消してくれました。

将来の計画

強固な基盤をさらに広げ、営業の現場にも強固なガードを。松本満氏

将来的には人事サーバもBladeSymphonyに統合し、統一化された強固な基盤をさらに大きく広げていきたいですね。また、営業マンが工事現場などに出張する際にノートPCを持ち歩くことが多々あります。その時不安なのは、やはりセキュリティです。日立のハードディスクレスのセキュリティPCを活用することで、これまでの操作性を失わずに情報漏えいを防止できると聞いています。ぜひ、導入を検討したいと思います。

[お客さまプロフィール]太平工業株式会社

太平工業株式会社 ロゴマーク

「世界の新日鐵」のよきパートナーとして、工場・倉庫・大型プラント等の建設、プラント設備のメンテナンス、機械・電気設備の企画・設計・製作・据付、制御系コンピュータシステムの開発、プラントの操業管理など幅広い技術領域での実績を誇る。近年では、産業用ロボットシステムや自動車部品製造設備最新鋭機器の開発など、新たな産業界への進展を図っている。

[所在地]東京都中央区新川1-23-4 I・Sリバーサイドビル
[設立]昭和21年9月7日
[従業員数]4,889名 (平成20年9月30日現在)

特記事項

  • BladeSymphony Live Report 2008年10月号掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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