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統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

大阪ガス株式会社

どうして、大阪ガスは仮想化によるコストダウンと社会インフラを支えるシステムのサービスレベル維持を両立できたのか?

大阪ガスは、Linux環境のIAプラットフォームに「BladeSymphony+Virtage(バタージュ)」を採用。

近畿2府4県77市29町、約682万戸のお客さまに安心・安全な都市ガスを供給する大阪ガス株式会社。「Design Your Energy 夢ある明日を」をブランドスローガンに、人々の快適な暮らしとビジネスの発展に貢献している。大阪ガスは、ITサービスの提供を行う株式会社オージス総研とともにITコストの最適化を追求。大阪ガスの基幹業務システムを担う統合サーバサービスに、IAサーバーとLinux環境による新たなサービスメニューを追加。プラットフォームには「BladeSymphony+Virtage」が選ばれた。

システム責任者の課題

ITインフラのコストダウンとサービスレベル維持を両立したい。

写真:大阪ガス株式会社 情報通信部 インフラ技術チーム マネジャー松本光司氏 情報通信部
インフラ技術チーム
マネジャー
松本光司氏

近年の原価高騰やエネルギー供給会社の競争激化から、私たちが企画するITインフラにもコストダウンが求められています。一方で、当社はエネルギーの安定供給という社会インフラを担っているわけですから、安定稼働はもちろん、システムのサービスレベルを落とすわけにはいけません。コストダウンとサービスレベルの維持――この相反する2つの目的をいかにして両立するかが大きな課題でした。

システム企画者の課題

システムがハードウェアに依存しており、サービスを最適化できていない。

写真:大阪ガス株式会社 情報通信部インフラ技術チーム池上宏氏
情報通信部
インフラ技術チーム
池上 宏氏

基幹系を含むさまざまな業務システムに、ハードウェアやアプリケーションが限定されたプラットフォームを利用していました。これでは、ユーザー部門の多様な要求に応えられないし、サービスレベルに合わせた最適なインフラサービスを提供できません。そこで、IAサーバとLinux環境による新たなサービスメニューを構築したいと考えていたのです。

サーバ統合の効果を高めるために、仮想化を実現したい。しかし、ソフトウェアによる仮想化では不安。

写真:大阪ガス株式会社 情報通信部インフラ技術チーム原田 昌治氏
情報通信部
インフラ技術チーム
原田 昌治氏

今回コストダウンのためにオープンソースを利用することになっていましたが、やはりサーバ統合の効果を高めるために、仮想化はぜひ利用したいと考えていました。しかし、止まってはならない基幹システムですから、ソフトウェアによる仮想化では不安がありました。

BladeSymphonyによるソリューション

IAサーバとLinux環境による新たなサービスメニューを「BladeSymphony BS1000」で構築。サーバ仮想化機構「Virtage(バタージュ)」で柔軟な運用を実現。

写真:株式会社オージス総研 運用サービス本部 運用技術部 運用技術チーム
株式会社オージス総研 運用サービス本部 運用技術部
運用技術チーム・桑原大輔氏、部長・米田和久氏、インフラ計画チーム・橋本雅孝氏 (左から)

大阪ガスさまからの要求や市場動向に伴い、統合サーバサービスにIAサーバとLinux環境による新たなサービスメニューを検討。そこで選択したのが日立の「BladeSymphonyBS1000」でした。2007年7月にインテル® Itanium® プロセッサー搭載ブレード2枚を導入し、その後、インテル® Xeon® プロセッサー搭載ブレード6枚を追加。当社のIAプラットフォームの標準仕様としてBladeSymphonyを認定し、現在はユーザー数8000人規模の人事・経理・購買関連のセルフエントリーシステム、Webサイトメンテナンス環境であるコンテンツマネージメントシステムが稼働しています。

サーバ仮想化機構「Virtage」を採用

今回、BladeSymphonyのサーバ仮想化機構「Virtage」を採用しました。論理区画 (LPAR) を作成し、仮想/物理環境の移行を容易に行えるなど、柔軟なリソース割当・ハードウェア構成変更を実現できることを高く評価しました。また、ソフトウェアによる仮想化に比べて、オーバーヘッドが低く性能を確保できる点も魅力でした。

スモールスタートを選択

スケールアウト&スケールアップにより、必要な時に必要な処理能力を拡張できるBladeSymphonyの柔軟性も評価しています。将来を見越してサイジングすることは難しいため、最少構成によるスモールスタートを選択しました。

可用性の高いSANブート環境を構築

OSを含めたすべてのデータを外部接続したディスク上に置くSANブート環境を構築しました。これにより、メンテナンス時や万一の障害時にサーバが停止した場合でも、その他のブレードサーバにすばやく切り替えることができます。また、今後は障害時に予備サーバに業務を自動で切り替える「N+1コールドスタンバイ」を利用したいと考えています。BladeSymphonyは、Linuxに対する信頼性の不安をハードウェアレベルで解消してくれました。

トータルに日立がサポート

Linuxを基幹系に採用したのは初めてなので、OSからハードウェア、仮想化インフラまで、日立の一貫したサポートを受けられることに安心感があります。万一のハードウェア障害時には日立に自動で通報されるようになっています。

システム責任者のメリット

ハードウェアコストが約1/2に。
ITインフラのコストダウンとサービスレベル維持を両立。松本 光司 氏

BladeSymphonyを導入したことで、セルフエントリーシステムでは移行前と比べてハードウェアコストを約半分に低減できました。また、ユーザーオペレーションのレスポンスアップも実現できました。業務に影響を与えるようなトラブル発生もなく、コストダウンとサービスレベル維持の両立という難題に見事に応えてくれたと思っています。浮いたコストを社員の生産性を高めるための戦略投資に回せるようになったことは大きな収穫です。

システム企画者のメリット

AIXからLinux にスムーズに移行。
インフラサービスの最適化を実現。 池上 宏 氏

従来システムのAIXからLinuxへの移行は、リコンパイル程度の作業でアプリケーションをほとんど変更することなく完了しました。IAサーバでのLinux環境がサービスメニューに加わったことで、システムのサービスレベルに応じた最適なインフラサービスを提供できるようになりました。

柔軟かつ高信頼なメインフレーム並みの仮想化を実現。原田 昌治 氏

BladeSymphonyは、ハードウェアレベルで仮想化しているため、特別な運用が必要なく、運用トラブルを低減できています。仮想/物理環境の切り替えも容易で、ブレードの予備資源上でシステムを開発した後、そのまま物理環境に移行するといった柔軟な運用を実現できています。単体サーバだとリソースが足りなくなった時に、ハードウェアを調達しなければいけませんが、蛇口をひねるようにパラメータを触るだけでパッと切り替わる。これは、運用する側にとっては大きなメリットですね。

大阪ガス株式会社の新システム概要
図による説明:新システム概要

将来の計画

ITサービスの拡充のために、オープンソースを積極的に利用していきたい。松本 光司 氏

全社共用アプリケーションサーバにも、IAサーバでのLinux環境を標準プラットフォームとして採用していくつもりです。1CPUにも満たないJavaアプリケーションが多数動くシステムなので、仮想化のメリットを最大限に生かせると思います。また、今後Linuxに限らず、技術トレンドを見ながら、オープンソースを積極的に利用していきたい。ITサービスの拡充のために、新しい良い物をどんどん取り入れていきたいですね。

[お客さまプロフィール]大阪ガス株式会社

大阪ガス株式会社 ロゴマーク

ガスの製造/供給および販売、LPGの供給および販売、電力の発電/供給および販売、ガス機器の販売、ガス工事の受注。

[本社] 大阪市中央区平野町四丁目1番2号
[設立]1897年4月10日
[従業員数]5,481名 (理事・嘱託含む、出向除く、2007年3月31日現在)

[パートナーさまプロフィール]株式会社オージス総研

株式会社オージス総研 ロゴマーク

コンサルティング、情報化戦略立案から情報システムの設計・開発、運用・管理まで、一貫したソリューションメニューを用意し、お客さまに最適なソリューションをシームレスに提供するトータルソリューションプロバイダー。

[本社] 岩崎コンピュータセンター 大阪市西区千代崎3丁目南2番37号 (ICCビル)
[設立]1983年6月29日
[従業員数]2,778名 (連結) 1,189名 (単独) (2008年4月1日現在)

特記事項

  • BladeSymphony Live Report 2008年10月号掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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