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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

大和製罐株式会社

なぜ、大和製罐は、既存資産を有効活用しながら、変化に対応する拡張力とビジネス継続性に優れた新基幹システムへと移行できたのか?

ビジネスの成長にともないデータ量が日々増大を続ける大和製罐。そこでプラットフォームをBladeSymphonyに移行。拡張性と高信頼性を獲得。

飲料、食品、薬品、化粧品など、私たちが毎日一度は手にする品々。その包装容器の開発・製造・販売を手がけるのが大和製罐株式会社だ。優れた技術力と提案力を武器に、絶えず新たなフィールドを切り開いてきた同社は、それまで活用していたERPパッケージ「SAP® R/3®」のアップグレードを契機に増え続ける情報量に対応できる基幹システムの再構築を計画。そのプラットフォームに選ばれたのは、BladeSymphony。「SAP® ERP6.0」や仮想化ソフトウェア「VMware®」との高い親和性で、既存資産を活かしながら、変化に強い成長し続けるシステムへと刷新を果たした。

CIOの課題

市場の変化や増え続けるデータにも揺るがないビジネスの継続性を実現したい。

写真:大和製罐株式会社 システム部 部長 及川 幸彦 氏
大和製罐株式会社 システム部 部長
及川 幸彦 氏

私たちが提供する包装容器をつねに確実にお客さまにお届けするために、万一の際にもビジネスを継続させることが我々のシステムの最重要課題です。同時に、変化する市場のなか、製品開発サイクルが短くなるのに伴い、生産実績などのデータが日々増え続けています。すなわちシステムには、さらなる拡張性が必要でした。また、弊社が長年にわたって蓄積してきた膨大な情報資産をいかにスムーズかつ低コストで移行させ、変わることなく使い続けられるか、というのも今回のシステム刷新における大きな命題でした。

システム企画者の課題

基幹システムとしての揺るぎない信頼性・可用性とスピーディーな情報提供を支える高性能を実現したい。

写真:大和製罐株式会社 システム部 管理課長 横屋 太郎 氏
大和製罐株式会社 システム部 管理課長
横屋 太郎 氏

SAP® R/3® およびその周辺システムを含め、サーバ台数が増え続けているなか、今回、より大きなリソースが要求される「SAP® ERP6.0」へのアップグレードがあり、拡張性の確保は大きな要件でした。また、従来システムでは老朽化に伴い、信頼性の面で少なからず不安要素があり、なんらかの措置が必要でした。またハードウェアのデータの集計等に時間がかかり各部署への迅速な情報提供も課題となっていました。

業務ごとに分散した大量のサーバをまとめ、運用管理業務とハードウェア環境をシンプルにしたい。

写真:大和シエアド株式会社 システム事業部 システム開発課 課長 渡丸 正樹 氏
大和シエアド株式会社 システム事業部 システム開発課 課長
渡丸 正樹 氏

周辺システムを含めると約50台ものサーバが稼働していた以前の状況では、各サーバの運用管理やそれぞれ記録メディアの異なるバックアップ業務などが大きな負担となっていました。ケーブル類で混乱するサーバルームの過密状況も速やかに解決する必要がありました。

BladeSymphonyによるソリューション

SAP® ERP6.0など複数のサーバ群をBladeSymphony上に集約。
VMware® により既存情報資産をそのまま活用した
柔軟性・信頼性・可用性に優れたITインフラを構築しました。

大和製罐ではSAP® R/3® の後継バージョンであるSAP® ERP 6.0を核とする新たな基幹システムのプラットフォームとして、ハードウェアリソースの追加などが容易で拡張性・柔軟性に優れたBladeSymphonyを採用。また数多くの周辺アプリケーションを移行するに当たっては、BladeSymphonyとの親和性に優れた仮想化ソフトウェア「VMware®」を使って既存資産を有効活用しました。

BladeSymphonyとVMware® によるアプリケーションの動作検証を実施し、安心のストレート移行

1台のサーバ上で複数の異なるOSを稼働させるVMware® を活用することで、既存の業務アプリケーションに手を加えることなくデータをBladeSymphonyにそのまま移行。移行に当たっては事前に日立の「ハーモニアス・コンピテンス・センター」でBladeSymphonyとVMware® による大和製罐のアプリケーションの動作検証を実施しました。

「N+1コールドスタンバイ」や遠隔保守支援システムによる高信頼化・高可用化

複数サーバで1台の予備サーバを共有し、万一の際には障害サーバの業務を自動的に予備サーバが引き継ぎ、短時間で業務を再開する「N+1コールドスタンバイ」。さらにリモートでシステムの障害監視や予防保守などを行う遠隔保守支援システム「ASSIST*」などの機能により、止まってはならない基幹システムとして、高度な信頼性・可用性を実現しました。

  • * ASSIST:Advanced Service Information System Technology

サーバ集約によるサーバルームの省スペース化

周辺システムを含め50台ほどあったサーバ群を業界最高クラスの高密度実装である小型高集積モデル「BS320」をはじめとするBladeSymphonyで集約し、大幅な省スペース化を実現しました。

サーバ、ストレージ統合管理による運用業務の省力化

システム運用管理ソフトウェア「JP1」により、サーバおよびストレージの統合運用を実現。バックアップなど負担の大きかったシステム運用管理業務の効率化・省力化を図りました。

大和製罐株式会社の新システム

CIOのメリット

変化に強い高度な可用性を持つ基幹システムを構築できた。
及川 幸彦 氏

当社が求める高度なビジネス継続性の実現に「N+1コールドスタンバイ」や「ASSIST」などの機能が、大きく寄与しています。また、変化する市場、増え続けるデータにもBladeSymphonyの優れた拡張性、柔軟性が確実に対応してくれます。そして、既存の情報資産も、VMware® とBladeSymphonyの親和性の高い組み合わせで、変わることなく安心して使い続けられる環境が実現。既存資産の有効活用により、コストも大幅に抑制できています。これからはこのシステムをもとに、お客さまにさらに高付加価値な商品を提供してまいります。

システム管理者のメリット

システムの信頼性と性能を大幅に改善できた。
横屋 太郎 氏

写真:左から渡丸 正樹 氏、及川 幸彦 氏、横屋 太郎 氏

BladeSymphonyの導入でハードウェア性能が大幅に向上し、分散していたシステムを周辺システムを含めて集約でき、同時に信頼性も向上。さらに処理能力の大幅なアップにより従来は3日かかっていた月次処理が1日で完了。こうした迅速なビジネス情報の把握をさらに高度なデータ活用につなげていく考えです。

サーバルームの省スペース化やシステム運用管理の省力化を実現できた。
渡丸 正樹 氏

BladeSymphonyへのサーバ集約により、ラックを従来の8台からストレージを含め5台まで減らすことができ、ケーブル類も減って配線もシンプルになりました。また、JP1などを活用した統合運用によってバックアップ作業などシステム管理業務の大幅な省力化にも成功しており、今後も業務の自動化などさらなる負担の軽減に取り組んでいきます。

将来の計画

本社のBladeSymphonyを中核にグループ会社全体のIT統合を目指す。
及川 幸彦 氏

近々にもSAP® ERP 6.0の周辺システムの開発環境についてもBladeSymphonyで構築したいと考えています。またさらなるビジネス継続性の向上へ、バックアップサイト構築などにも取り組んでいく考えです。さらにITガバナンスという観点から大和製罐グループの総合力を活かすべく、BladeSymphonyによる基幹システムが稼働する当部署をデータセンターとして位置づけ、グループ各社のシステムを統合していきたいと考えています。

[お客さまプロフィール]大和製罐株式会社

大和製罐株式会社 ロゴマーク

飲料缶や一般食缶、無菌PETボトルやプラスチックチューブといった各種包装容器の製造・販売のほか、内容物の充填システムや缶詰製造設備なども手がける総合容器メーカー。リシール (開け閉め) 性を備えたボトル缶を他に先駆けて市場投入するなど、高度な精密・成型技術を駆使した高付加価値製品で常に新たな市場を開拓し続けている。

[本社] 東京都中央区日本橋2-1-10 柳屋ビル5階
[設立] 1939年5月20日
[従業員数] 1,551名 (2008年3月現在)

イメージ写真

特記事項

  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
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