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Hitachi

統合サービスプラットフォーム BladeSymphony

株式会社バンダイ

なぜ、バンダイは、文化の異なる組織を牽引しながら経営スピードを高められたのか?

バンダイは、基幹システムをBladeSymphonyとSAP® R/3® で標準化。

世代や地域、国境を越えて多くの人々に愛され続けるキャラクター。その魅力を最大限に引き出すキャラクターマーチャンダイジングが、株式会社バンダイのコアビジネスだ。「世界一の感動創造企業」をめざす同社は、2005年に株式会社ナムコと経営統合するなど、拡大路線を邁進。玩具から、模型、菓子、アパレル、生活用品へとそのフィールドを拡げている。こうしためまぐるしいビジネス形態の変化の中で、ITシステムのスピーディーな対応を求められる同社は、2006年、基幹システムをBladeSymphonyとSAP® R/3® で標準化。2008年からグループ各社への適用を開始した。

CIOの課題

部門の垣根を越えた経営情報の
リアルタイムな把握が求められていました。

写真:株式会社バンダイ 情報システム部 ゼネラルマネージャー 金井 正雄 氏
株式会社バンダイ
情報システム部 ゼネラルマネージャー
金井 正雄 氏

当社は玩具からアパレル、生活用品まで、商習慣のまったく異なる事業部が集まっています。業務プロセスもシステム要件も異なるため、部門ごとに売り買いや在庫などのデータを管理しており、全社レベルで会計情報を算出するまでに時間と手間がかかっていたのです。経営統合や合併によって急速に成長し続けた結果でした。これでは現代の経営スピードに追随できませんし、内部統制においても問題があります。各部門の生データを会計情報に反映し、リアルタイムに経営に生かしていく仕組みづくりが急務でした。

システム企画者の課題

システムの将来的な拡張性に不安がありました。

写真:株式会社バンダイ 情報システム部 デピュティ ゼネラル マネージャー 田島 雄一 氏
株式会社バンダイ
情報システム部 デピュティ ゼネラル マネージャー
田島 雄一 氏

従来システムのように作り込んでしまうと、使い勝手は良くても、人の流動が激しい当社では担当者が変わり、メンテナンスが非常に難しくなります。その上で、私たち情報システム部は、スピード感を持って打ち出される新たな経営戦略に即座に対応できるよう、常に体制を整えなければなりません。こうした要件から、人に依存せずに、スピーディーかつかんたんに拡張できる、そんな標準的なシステムを待望していました。

障害などのトラブル対応に多大な工数がかかっていました。

写真:株式会社バンダイ 情報システム部 グループ情報統合化推進チーム リーダー 小西 寿 氏
株式会社バンダイ
情報システム部 グループ情報統合化推進チーム リーダー
小西 寿 氏

従来の基幹システムでは、たびたびサーバが壊れ、その障害対応に多くの手間がかかっていました。完全停止する一歩手前となり、夜中に叩き起こされた経験も。私たちの本来の業務に影響が出るほどの状況で、可用性の向上は至上命題でした。そこで、高信頼なシステムを構築するとともに、社屋の移転を機に災害対応も考慮してデータセンターにハウジングし、信頼のおけるベンダーに運用管理を任せたいと考えていたのです。

BladeSymphonyによるソリューション

BladeSymphonyとSAP® R/3® により基幹システムを標準化。
高信頼・高拡張なプラットフォームを構築しました。

株式会社バンダイでは、2005年から会計・販売管理・調達在庫管理・知的財産管理などの主要な基幹システムの再構築を検討し、豊富な実績とメンテナンス性の良さからERPパッケージ「SAP® R/3®」の採用を決定。その基盤としてBladeSymphonyが選ばれ、ハイエンドモデル「BS1000」のItanium® ブレード9枚、Xeon® DPブレード24枚の計33枚が導入されました。

サーバ集約による統合管理を実現

業界最高水準の集約率を誇るBladeSymphonyにサーバを集約したことで、データセンター内のサーバ設置スペースを削減しました。また、業務プロセスを統一化するとともに、システムを統合管理することで、内部統制にも適した環境を整えました。

システム構築から運用管理、保守までを日立が一貫サポート

日立は、SAP® R/3® のアプリケーション構築に参画するとともに、データセンター内に設置されたBladeSymphonyの監視サービスに加えて、その運用管理を行うAMO* サービスも提供。あわせて (株)日立電子サービスが保守を担当しており、構築から導入後の保守に至るまで、一貫したサポートを行っています。

  • * AMO:Application Management Outsourcing

N+1コールドスタンバイにより高信頼化とコスト削減に貢献

本システムでは日立ディスクアレイサブシステムと組み合わせて、SANブートや「N+1コールドスタンバイ」の機能を活用しています。従来のようにサーバを1対1でクラスター化するのではなく、N対1またはN対Mでクラスター化できるため、冗長化のためのコストを大幅に削減しました。

スケールアウト&スケールアップで高拡張性を提供

今回導入したBladeSymphonyは、並列的にサーバを追加するスケールアウトだけでなく、密結合によりシステム性能を増強するスケールアップが可能なため、将来的なリソース増強にも柔軟に対応できます。

株式会社バンダイの新基幹システム

CIOのメリット

経営スピードが向上し、対外的な信頼も高まりました。
金井 正雄 氏

全社の経営情報をリアルタイムに把握できるため、スピーディーかつ戦略的な意思決定が可能になりました。また、内部統制に適した環境が整ったことで、対外的な信頼も獲得できたと思います。今年中に3社のグループ会社に順次適用していく予定ですが、これに留まらずグループの全体最適化を推進していきます。

システム企画者のメリット

将来的なシステム拡張やメンテナンスが容易になりました。
田島 雄一 氏

拡張性・メンテナンス性に優れた標準的なプラットフォームを構築できたことで、将来的なビジネス環境の変化にも迅速に対応できるようになりました。R/3®に限らず新しいサービスを始めたい時にも、ディスクがあるので、ブレードを追加して瞬時に開始できる。今後、グループ会社に適用する際にも非常に使い勝手のいいプラットフォームだと思います。

まったくトラブルなく、安心して本来業務に集中できています。
小西 寿 氏

これだけ大規模にサーバとディスクを導入したため、初期不良が必ず出ると思っていましたが、1台も故障しなかった。これには本当に驚かされています。「N+1コールドスタンバイ」で可用性を確保できていますし、万が一トラブルがあったとしても日立グループが一丸となってサポートしてくれるので、安心して本来の業務に取り組めています。

将来の計画

BladeSymphonyのメリットを最大限に生かしていきたい。
金井 正雄 氏

近年SOA* という考え方が広まってきています。既存資源の組み合わせによって瞬時に新しいシステムを構築するやり方です。こうした時にBladeSymphonyの拡張性や信頼性などのメリットはさらに有効に機能するでしょう。今回構築したプラットフォームをますます活用し、グループの競争力向上に貢献していきたいと思います。

  • * SOA:Service-Oriented Architecture

[お客さまプロフィール]株式会社バンダイ

株式会社バンダイ ロゴマーク

マンガ・アニメのキャラクター商品や、「たまごっち」「∞プチプチ」などのヒット商品で親しまれている大手玩具メーカー。大人向けのエンターテインメント商品や家族でくつろげる「親子カフェ」などの新事業も意欲的に展開している。

[所在地] 東京都台東区駒形1-4-8
[設立] 1950年7月5日
[従業員数] 1,006名 (2007年3月末日現在)

イメージ写真

左:いぇー!ふぁみりーイロイロ!たまごっちプラス
© BANDAI・WiZ 2004
右:機動戦士ガンダム00 (ダブルオー) 1/60 ガンダムエクシア
© 創通・サンライズ・毎日放送

特記事項

  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
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