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陽子線治療システム

Hitachi

陽子線治療の特長

がんの治療方法には、手術等の外科療法、抗がん剤による化学療法、放射線療法があります。各治療方法にはそれぞれ特徴があり、がんの種類や状態によって使い分けられたり併用されたりしています。
近年がんに対する治療方法の進歩は著しく、新たな選択肢として「陽子線治療」があります。
陽子線治療は放射線療法の一種で、これまでの治療方法に比べて体への負担が少なく、患者さんはQOL(Quality of Life:生活の質)を維持しながら治療を受けることができます。このことは、陽子線治療法が、線量ピーク(ブラッグピーク)をコントロールすることでがん細胞に効果を集中でき、がん細胞以外の正常部分への負荷が減ることによります。

陽子線の体組織内挙動

陽子は水素の原子核で、体内に照射されると直線的に進みます。体組織の放射線吸収量は陽子が止まる寸前に急激に高くなりピークを形成します。
このピークは発見者の名前にちなんで、ブラッグピークと呼ばれていて、このブラッグピークをがん病巣の深さに合わせることで、正常組織に対する影響をより少なく抑え、がん病巣に対して線量を集中できます。

陽子線治療への期待

陽子線治療への期待

近年、生活スタイル、生活習慣の変化や高齢化により死亡原因としてがんの比率が増加しています。1980年には161,764人であったがんによる死亡者数は、2006年には325,941人となり(*1、*2)、この四半世紀の間に約2倍になりました。
高齢化の進む日本で陽子線治療は、ますます注目されていくことが予想されます。

*1
厚生労働省ホームページ:平成17年人口動態統計(確定数)の概況
*2
厚生労働省ホームページ:平成17年人口動態統計(確定数)の概況