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楽器がっきとしてのウォッシュボードは、洗濯せんたく板として使用していた日用品を、たたいたりこすったり、パーカッションとして使用したのが始まりです。20世紀せいきのはじめごろ、アメリカ南部を中心にジャグバンドとばれる手作りの代用楽器がっきを使って演奏えんそうする音楽の形態けいたいがうまれ、このウォッシュボードが広く使われていくようになりました。材質ざいしつもよくひび金属きんぞくせいが主流となり、洗濯せんたく用ではなくはじめから楽器がっきとしても作られるようになったユニークな打楽器だがっきです。


ミュージカルウォッシュボード

演奏えんそう方法ほうほうは、それぞれの指に裁縫さいほう用の金属きんぞくの指きをはめてこすったり、金属きんぞくせいせんきやスプーンを使ってこすったりたたいたりと、さまざまです。演奏えんそう家のほとんどが、金属きんぞくせいの小物食器しょっきやベルなどをけて、独自どくじのウォッシュボードを作っています。
ここでは、ウォッシュボード本体を軽いベニヤ板を使って作ってみましょう。

用意するもの

材料ざいりょう

  • ベニヤ板(30cm×45cm、あつさ4mmぐらい) 1まい
  • 三角ぼう:三角形の長い底辺ていへんが1.4cmぐらいのもの、長さ30cm 21本程度ていど
  • なべのふた
  • 金属きんぞくせい計量けいりょうカップ 1
  • 金属きんぞくせいのマグカップ 1
  • 自転車のベル(2しゅかく1
  • 自転車のラッパがたホーン 1
  • 結束けっそくバンド 5本
  • 首からかけるための適当てきとうな長さのひも 1本
  • ボルト(ここでは長さ4cmのものを使用) 1、ワッシャー 1
  • ちょうナット 1、六角ナット 2、(ボルトに対応たいおうするあなの大きさ)
  • スプーン
  • クリームしぼぶくろ用口金 3〜4

【工具】

  • 木工用ボンド
  • フェルトペンなどの筆記具
  • ラジオペンチ
  • ドライバー
  • キリ

きのぽんからのおねが

工具でけがをしないように気をつけよう。なれない作業はおうちの人にやってもらってもいいよ!

ベニヤ板から作るウォッシュボードの作り方

(1) ベニヤ板に、三角ぼう間隔かんかくがあかないようにならべ、木工用ボンドでけていきます。
下の写真を参考さんこうに、上方と下方はなべのふたや計量けいりょうカップなどをけられるように、三角ぼうらずにスペースをあけておきます。

(2) なべのふたを板の上にいて、取っ手を外したあなからフェルトペンで板にしるしをつけ、ボルトがぎりぎり通る大きさのあなをキリや彫刻ちょうこく刀、またはドリルを使ってあけます。

(3) 裏側うらがわからボルトを通し、六角ナットで根元をしっかりととめましょう。

(4) さらに、図のように六角ナット・なべのふた・ちょうナットの順番じゅんばんで、なべのふたがくようにゆるく固定こていします。

(5) 自転車のベルやホーンは、使いやすい位置いちにキリであなをあけて。ネジ止めします。

(6) 計量けいりょうカップ・マグカップは、使いやすい位置いちにキリであなをあけて。結束けっそくバンドで固定こていします。


<表>


<裏>


(7) 首からかけられるように、板の上部の両端りょうたんに2か所あなをあけて適当てきとうな長さのひもを通します。

(8) 片手かたてでスプーンを持ち、もう片方かたほうの手の指に、クリームしぼぶくろ用口金をはめれば、演奏えんそう準備じゅんびOKです。

きのぽんからのひとこと

本物は、手芸しゅげい用の金属きんぞくの指きやバンジョーという楽器がっき用のフィンガーピックを使うことが多いよ。でも手軽にそろう口金でもじゅうぶんいい音が出るよ。

音を出してみよう

きのぽんアドバイス

口金は、はずれにくくするためにテーピングテープなどで固定こていするといいよ!

音が出るしくみ

がたみぞに合わせてスプーンや口金をすりつけるように移動いどうさせることで、ガタガタと連続れんぞくした音がうまれます。
こすりつける速さやタイミングをえることで、さまざまなリズムを表現ひょうげんできます。

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