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Hitachi

日立グループ

2018年3月15日
株式会社日立製作所
株式会社日立産機システム

アモルファスモータ 一体型オイルフリースクロール圧縮機が
第47回日本産業技術大賞「内閣総理大臣賞」を受賞

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)が共同開発したアモルファスモータ 一体型オイルフリースクロール圧縮機が、日刊工業新聞社が主催する「第47回日本産業技術大賞」の最優秀賞である「内閣総理大臣賞」を受賞しました。新たな市場を創造するキーコンポーネントとして、その革新性、独自性、技術発展の可能性が評価されたものです。授賞式は4月3日に経団連会館(東京都千代田区)で開催されます。

  「日本産業技術大賞」は、革新的な大型産業設備・構造物や、先端技術の開発、実用化などの顕著な成果に対し、産業界や社会の発展への貢献を称えるとともに、技術開発を奨励するため、1972年(昭和47年)に創設されたものです。産業の高度化およびシステム化技術時代を迎えた今日における、「総合技術を結集した成果」を表彰の対象としています。

  近年、地球温暖化などの環境問題に対する社会的関心の高まりから、電気機器の効率を高めてエネルギー消費を抑制する技術が注目されています。そこで、日立と日立産機は、アモルファス金属を鉄心に採用し、モーターの効率を高めることができる、アキシャルギャップモーターの基礎技術を2008年に開発し、2014年には世界最高効率のIE5*に相当する高効率なアモルファスモーターを開発しました。2017年に販売開始したアモルファスモータ 一体型オイルフリースクロール圧縮機は、空気圧縮機にアモルファスモーターを搭載することで、同容量の従来機種と比べて製品容積を最大37%まで小型化し、省エネ性能の向上も実現しています。
  日立グループは今後も、技術開発を通して、科学技術および産業の発展に貢献していきます。

関連情報

*
国際電気標準会議(IEC)のIEC60034-30-2で策定中のモーターのエネルギー効率ガイドラインで最も高い効率クラス。

以上