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Hitachi

日立グループ

2018年1月16日
株式会社日立製作所

ひずみセンサーが第7回ものづくり日本大賞「内閣総理大臣賞」を受賞

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)および日立グループの社員が、このたび、ひずみセンサーの共同開発および応用の技術において、第7回ものづくり日本大賞の「内閣総理大臣賞(製品・技術開発部門)」を受賞しました。本件は、「産業革新を牽引する、世界最高性能*1のIoTセンサー開発」として高く評価されたものです。授賞式は1月22日に首相官邸にて開催予定です。

*1:
ひずみ量計測の小型センサーの場合

  ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰する制度です。2005年の制度創設後、隔年で開催されており、今回で第7回を迎えます。

  このたび、受賞者が開発した技術は、機械産業で長年の課題であった、ひずみ量の常時計測を可能にしました。インフラ構造物や精密機器などに貼付し、構造部分や部品に生じる100万分の1レベル(長さ1kmの物体が1mm伸び縮みするレベル)の微小なひずみ量を高精度に計測することができます。具体的には、半導体技術を駆使して従来の計測システムを2.5mm角の半導体に1チップ化し、トルク測定や張力測定などの応用製品、制御技術、無線技術を開発しました。また、マイナス40度の低温から120度の高温までの過酷な環境下で、長期間にわたる高精度な測定を可能にしました。これらにより、IoT (Internet of Things)における幅広い分野での応用が期待されています。

   日立グループは今後も、IoT分野に関する技術開発を通して、科学技術および産業の発展に貢献していきます。

受賞概要

業績名 産業革新を牽引する、世界最高性能のIoTセンサー開発
受賞者 株式会社日立製作所
  • 長野 敬(ながの たかし)
  • 岡田 亮二(おかだ りょうじ)
  • 宮嶋 健太郎(みやじま けんたろう)
  • 太田 裕之(おおた ひろゆき)
  • 芦田 喜章(あしだ きしょう)
日立オートモティブシステムズ株式会社
  • 相馬 敦郎(そうま あつお)
日立金属株式会社
  • 秦 昌平(はた しょうへい)

関連情報

他社商標注記

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以上