ページの本文へ

Hitachi

メニュー

日立グループ

2014年4月18日
株式会社日立製作所
株式会社日立システムズ

「ストレージの仮想化技術の研究開発と実用化」で
「第46回市村産業賞 貢献賞」を受賞

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区)は、「ストレージの仮想化技術の研究開発と実用化」というテーマで公益財団法人 新技術開発財団が主催する「第46回市村産業賞」の「貢献賞」を受賞しました。本日、ホテルオークラ東京(東京都港区)にて授賞式が行われました。

  公益財団法人 新技術開発財団が主催する「市村産業賞」は、優れた国産技術を開発することで産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループを表彰するものです。独創的・画期的で世界的に見て高い水準にある技術、その技術の実用化で新たな産業分野の創生や市場の拡大に効果が顕著な技術、産業・社会の発展に先導的な役割を果たし波及効果が大きく期待できる技術が表彰の対象となり、本年は本賞1件、功績賞1件、貢献賞5件が選出されました。

  日立は、急増するデータを安全かつ効率的に格納するための技術として「ストレージ仮想化技術」にいち早く着目し、10年余りの研究開発を行い、世界で初めて3段階のストレージ仮想化技術(ストレージボリュームの仮想化、ボリューム容量の仮想化、記憶階層の仮想化)を開発、実用化しました。今回の受賞は、一連の研究開発活動が「ストレージの仮想化技術の研究開発と実用化」として評価されたものです。
  本技術は、顧客の記憶媒体購入コストを大幅に削減し、幅広い企業へのエンタープライズストレージの導入を容易にしました。世界中の企業のデータ利活用を支え、ビッグデータの活用によるさらなる産業の活性化に貢献しています。

  日立は今後も、ストレージをはじめとするITプラットフォーム技術・製品の開発、展開を強化し、迅速なデータ活用による新たな価値創出を支援します。

受賞者一覧

  • 株式会社日立製作所 研究開発グループ 技師長 山本 彰
  • 株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 技師長 本間 繁雄
  • 株式会社日立システムズ 代表取締役 取締役社長 髙橋 直也

受賞業績

3段階のストレージ仮想化技術の開発、実用化

  1. ストレージボリュームの仮想化 (ストレージデバイスの仮想化)
    複数のストレージボリュームを、一台のストレージボリュームとして仮想化する技術。既存の記憶媒体の有効活用が可能となる。
  2. ボリューム容量の仮想化
    ストレージの実装容量に依存せずにサイズの大きな仮想容量を定義できるようにし、複雑な容量設計を不要とする技術。従来、ストレージ導入時に将来必要となる容量を見越して大きめの容量を購入する必要があったが、本技術により、実際に使う容量をまず導入し、必要に応じて追加することが可能となる。
  3. 記憶階層の仮想化(ストレージ階層の仮想化)
    性能・価格が異なる記憶媒体に対して、自動的に最適な階層化を行う技術。安価、低速な記憶媒体の有効活用が可能となり、導入コストの削減を実現する。

関連情報

他社商標注記

  • 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

以上