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環境への取り組み

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「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に、日立グループの6事業所が選ばれました。選定された6事業所は、日立製作所の小平浪平創業社長の「よい立木は切らずによけて建てよ」という言葉を受け継ぎ、原形に近い状態で構内の緑地を維持・管理しています。これからも、生態系の保全に留意した企業のみどりの保全を推進していきます。

「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」について

「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」は、2010年10月に名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)にあわせ、企業が取り組む、身近な緑地の保全・創出・活用の優良事例を公表したものです。「地球環境を視野に入れた(Think Globally)、足元から取り組む生物多様性保全活動(Act Locally)」の促進を目的に実施されたもので、「生息・生育地の確保」「地域生態系への配慮」「緑地の活用」を選考の視点としています。2010年5月に発表された第1次選考の50選に加え、今回、第2次選考で新たに34選が優良事例として認定されました。本選考は、財団法人都市緑化基金が主催し、国土交通省、社団法人日本経済団体連合会、株式会社日本経済新聞社が後援しています。

選定された事業所の概要

株式会社日立製作所 中央研究所 (東京都国分寺市)

[画像] 株式会社日立製作所 中央研究所

野川(*1)の源流のひとつとなっている湧き水や、1942年の創設時から自生する樹木を維持・管理しています。湧き水を利用して作った構内の池にはハクチョウやマガモが生息し、ケヤキやヒマラヤ杉など約120種・合計27,000本の樹木にはコジュケイ、ムクドリなど40種類以上の野鳥が飛来します。年に2回、地域コミュニケーションの場として市民に緑地を公開しているほか、小学生の野川源流見学を受け入れるなど、環境教育の場として提供しています。

*1
東京都を流れる多摩川水系多摩川支流の一級河川

株式会社日立製作所 水戸事業所 (茨城県ひたちなか市)

[画像] 株式会社日立製作所 水戸事業所

自生する約9,000本の松を事業所創設時の森の姿に近いかたちで維持し、松を中心とした緑地の形成に努めることにより、近隣の沼地や河川敷に生息する動植物を含めた地域生態系の形成・維持に貢献しています。また、構内に生息する野鳥の種を紹介する看板を立てたり、エリアごとに植栽樹木を統一して「カリン通り」「さつき通り」と名づけるなどして、生物多様性保全に対する従業員の意識を啓発する工夫をしています。

株式会社日立産機システム 中条事業所 (新潟県胎内市)

[画像] 株式会社日立産機システム 中条事業所

約70,000本のアカマツや約350本のソメイヨシノなどを維持・管理しており、緑化率(建築物の敷地面積に対する緑地面積の割合)は53%に達しています。緑地の保全に加え、様々な機会に植樹を行い、一層の緑化を推進しています。さらに、定期的に構内の動植物類の生息調査を行い、その結果を環境管理の指標としています。2009年の春にはキジ、野ウサギ、トビ、フクロウ等を確認しました。

日立電線株式会社 土浦工場 (茨城県土浦市)

[画像] 日立電線株式会社 土浦工場

同工場は、旧水戸街道の松並木が隣接する自然に恵まれた土浦市木田余(きだまり)にあります。構内の自然保存を目的として、ビオトープ(*2)を併設する「木田余の杜」をつくり、自生する樹木の維持・管理に加え、郷土種を選定した植樹に努めるなど、近隣の霞ヶ浦やその周辺の地域生態系との調和を図っています。ビオトープは、キイトトンボ、シオカラトンボ、アジアイトトンボなど複数のトンボのほか、多くの動植物の生息地になっています。

*2
ビオトープ:「bio(生物)+tope(場所)」を示す造語。動植物が恒常的に生活できるように造成された生息空間のこと。

日立アプライアンス株式会社 栃木事業所 (栃木県栃木市)

[画像] 日立アプライアンス株式会社 栃木事業所

構内と周辺地域を含めた自然環境保全のため、事業所創設時に敷地内に自生していた樹木を敷地内の道路沿いなどに移植したほか、自然林ができる限り分断されないよう、配置に配慮した緑地形成を行っています。また、定期的に構内の動植物や鳥類の生息調査を行っています。さらに、敷地内外の緑地を「公園工場」と位置づけ、その一部を常時市民に開放し、近隣の幼稚園や小学校の活動の場としても活用されています。

株式会社日立総合経営研修所 (千葉県我孫子市)

[画像] 株式会社日立総合経営研修所

自然林や湧き水の池を有し、周辺の丘陵や沼、斜面林との連続性を保った自然庭園を作っています。緑地の保全に努めた結果、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、キジバト、シジュウカラなどの鳥類が生息しています。2002年からは年に2回、地域コミュニケーションの場として、市民に自然庭園を公開しています。

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