ページの本文へ

環境への取り組み

Hitachi

第3回 進化する「A-train」

次世代鉄道ソリューションの真ん中に。

“A-train”のいっそうの進化とエコの両立に向けて――日立は快適性はもちろん、安全性、デザイン性、バリアフリーなど、あらゆる面でのレベルアップを追求。
総合鉄道システムを支える新たなソリューションを創り出していきます。

[画像] 笠戸交通システム本部 車両システム設計部 主任技師 坂本博文氏

インタビュー

笠戸交通システム本部
車両システム設計部 主任技師
坂本 博文

たゆまぬ進化を続ける鉄道車両システム。

インタビュアーすでに1,000両を越える受注実績がありますね。

[画像] A-train車両外観

坂本はい、おかげさまで通勤電車から特急電車に至る各車種で、着実にファミリーを増やしています。
先日も東京に出張したとき、偶然“A-train”に乗り合わせることがありました。自分が担当した車両ですから感慨深いものがありましたね。ただ、「ここは、こうした方がいいかな?」と少し気になる点を発見してしまうことも(笑)。これは、今後に生かしたいと考えています。

インタビュアーこれからA-trainはどう進化するのでしょうか?

坂本“A-train”の基本コンセプトは変えませんが、よりいっそうの上質化とコスト低減を両立させたいですね。
そのためには「付加価値を含めたサービスの提案」や「保守・リニューアル性の向上」といった総合的なアプローチで鉄道車両システムとしての“A-train”を位置づける必要があると思います。これにより車両の標準化、メニュー化を進め、複数パターンを自由に組み合わせた“A-train”をお客さまに提供していくのが理想です。

[画像] A-train車両で語る坂本氏

列車が向かう、その先にエコの思想がある。

インタビュアーハイブリッドなど、新しいエコ技術がありますが。

[画像] A-train車内

坂本これからの鉄道には新しいエコ技術の開発はとても大切です。日立全社としては、ハイブリッド技術についての取り組みを進めています。これも、車両だけでなく、電気や制御なども含めた総合鉄道システムを日立としてカバーしているからこそ。その成果は“A-train”にも着実に反映していけるものと思います。

インタビュアー次世代鉄道車両としての課題は?

坂本ひとつは、客室の快適性や、走行中の静かさの追求です。屋根の断熱・遮音層と内装材を統合することで、薄い屋根構造と広い室内空間を実現できると考えています。これにより、荷物棚や、蛍光灯などの内装品を集約して部品数を減らせます。また、アルミ素材そのものを鉛フリーに変更することで、さらに環境配慮に優れた“A-train”への進化が期待できます。

[画像] A-train車両で語る坂本氏

時代を超え、地域を越え、走り出している。

インタビュアー海外市場への展開もお考えですか?

坂本ドイツのシーメンス社、カナダのボンバルディア社、フランスのアルストム社など、ワールドワイドで見ると、この3社で世界市場の多くのシェアを持っています。しかしアルミ車両を実現した“A-train”の技術は世界でも注目されています。
すでにマスコミ等でも取り上げられていますが、英国へ車両を納入しており、海外での受注も活発になり始めています。
今後も海外市場にも積極的に取り組んで行きたいですね。

インタビュアー今日は、どうもありがとうございました。

[画像] 笠戸交通システム本部 車両システム設計部 主任技師 坂本博文氏

事業内容のご紹介(環境への取り組み)

新コンセプトのもと開発されたアルミ車両「A-train」
  1. 第1回 「A-train」って何?
  2. 第2回  「A-train」のエコを徹底解説
  3. 第3回 進化する「A-train」