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環境への取り組み

Hitachi

[画像] 効率よく冷やして、空調の消費電力量を大幅に削減。ますます需要の高まるデータセンタの課題解決に貢献します。

情報通信社会の進展に伴い、高性能化が進むIT機器・システム。情報通信システムの要となるデータセンタでは、増加し続ける消費電力をいかに抑えるかが大きな課題になっています。局所冷却空調システム「Ref Assist」(レフアシスト)は、データセンタの運用において大きな割合を占める空調機器の消費電力量を大幅に削減するだけでなく、スペースの効率化を図るなど、今後、ますます大容量化が求められるデータセンタの課題解決に貢献します。

データセンタの課題

データセンタでは、サーバなどのIT機器から発生する高温の熱がIT機器の故障を引き起こすおそれがあり、絶えず空調で冷却する必要があります。
近年、クラウドコンピューティングやビッグデータの利活用など、データセンタで扱う情報量は急激に増えています。こうした状況に対応するためサーバを増設すると、さらに多くの熱が発生します。それに比例して、空調の消費電力量も増加することが考えられます。

[画像] データセンタの消費電力量の大きな割合を占める空調

[画像] データセンタの消費電力量の内訳 IT機器45%、空調30%、給電18%、照明・その他7%

  • * 出典:(社)電子情報技術産業協会『IT化トレンドに関する調査報告書』(2010年6月)

データセンタで使われる一般的な空調システムの問題点

一般的に使われている床置き空調機は、床下を通して冷却した空気を運び、サーバ前面に吹き出します。この方式では、サーバを効率よく冷やせる半面、空気を循環させるために大きな電力が必要です。また、サーバの排熱が空調機に至るまでの経路が長く、「熱だまり」ができるおそれがあることから、室内全体を冷やしすぎるなど、過剰な電力が消費される傾向があり、省エネ施策は急務です。

[画像] 一般的な床置き空調機の場合、室内全体を冷やすために大きな電力が必要

局所冷却で効率的に省エネを実現する「Ref Assist」

Ref Assistは、「冷媒自然循環システム」や「局所冷却ユニット」などによって、データセンタを効率よく冷やすことができます。
室内全体に空気を循環させる床置き空調機に対し、サーバの周囲に局所冷却ユニットを設置するRef Assistは、空気を搬送するための電力を大幅に低減。Ref Assistにオプション設備である高効率熱源やフリークーリングシステム(*1)を組み合わせて使用した場合には、従来の床置き空調機に比べて最大60パーセント、空調の消費電力を削減できます(*2)。

[画像] データセンタを効率よく冷却して消費電力量を最大60%ダウン!

[画像] Ref Assistの省エネ効果

*1
熱源設備(冷凍機など)とフリークーリングシステムは、冷媒を冷却するための冷水を製造する。高効率熱源と、冬季など気温が低い時期に外気を活用するフリークーリングを使い分けることで、より効率よく消費電力量を抑えることができる。
*2
当社試算値。基本システム(冷水-冷媒熱交換器(最大冷却能力60kW×1台)、局所冷却ユニット(天吊型、最大冷却能力15kW×4台)およびオプション設備(高効率熱源、フリークーリングシステム)を組み合わせて使用した場合と、従来型(電算機用空調機)との比較。

[画像] Ref Assistのシステムの特長 Ref Assistは、消費電力を大幅に低減するだけでなく、スペースの有効活用が可能

エネルギーの高効率化に最適であることを国際的に実証

[画像] 局所冷却空調システムが国際規格に採用

IT機器による消費電力の増加は、日本に限らず世界的な問題であり、データセンタのエネルギーの高効率化は世界各国が協調して取り組むべき重要課題となっています。
(株)日立製作所と旧(株)日立プラントテクノロジーは、総務省から受託して、データセンタのサーバ室の冷却効率の最適化に向けて実証実験を行いました。
その結果、高集積に実装されたデータセンタでは、局所冷却空調システムが適していることを明らかにし、2011年11月、国際電気通信連合(ITU)(*3)の国際規格として承認されました。Ref Assistは、今後、消費電力削減に寄与する優れた技術として、世界的に貢献することが期待されています。

*3
国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)。国際連合の専門組織のひとつで、電気・無線通信分野の標準化活動の推進、電気通信技術の開発、通信周波数の管理などを目的としている。
  • * (株)日立プラントテクノロジーは、2013年4月1日付で(株)日立製作所 インフラシステム社と合併いたしました。

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