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環境への取り組み

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[画像] 先進ITを農業に活かして、もっと省エネ。おいしい食卓を宇宙から見守ります。

日本の主食であるお米やパンの原料となる小麦など、すべての農作物は大地からの贈り物。農家のみなさんによって育てられ、私たちの毎日の食卓を彩ります。
GeoMation Farm (ジオメーションファーム)は、「ITを農業に活用したい」というお客さまの声から開発された農業情報管理システムです。生育予測によって最適な収穫時期を明確にすることなどにより利用するエネルギーを削減。小麦の場合、システムのライフサイクル全体で年間約33%(*1)のCO2排出量を抑制することができました。

*1 日立グループの環境影響評価手法「SI-LCA」での評価結果です。

温暖化が進んでも、経験は活きるか

農作物を順調に育てるには、絶えず作物の様子を見て必要に応じて肥料や農薬を適切に与えることが欠かせません。しかも小麦の最適な収穫期間は、1週間から2週間程度。小麦の場合、刈り入れが早いと含まれる水分量が多すぎるため、乾燥施設で乾燥するエネルギーやコストが余分にかかってしまいます。
逆に刈り入れが遅いと雨などの影響により穂の状態で発芽してしまい、商品価値がなくなる危険性が高まります。早すぎても遅すぎてもいけない収穫のタイミングですが、これまでは土地の気候と小麦の生育に熟知した農家の人たちが畑を見て回り、経験と勘で小麦の乾燥度を判断していました。

[画像] これまでの小麦の刈り入れにおける懸念点

ITを農業に活用するメリットとは?

[画像] 小麦の乾燥度が衛星画像で一目りょう然

GeoMation Farmは田畑1枚ごとに、作付作物や耕作者、肥料や農薬の使用履歴、収量や品質といったさまざまな情報を管理、活用することができます。また衛星画像を活用することで、小麦の生育予測や稲穂のタンパク含有量の解析が行えます。そのメリットとしては、(1)省エネルギー化 (2)化学物質の使用量の最適化 (3)資源の有効利用があげられます。

(1)省エネルギー化

衛星画像の解析により、小麦や稲の最適な収穫時期を視覚的に表示します。例えば小麦の場合、下の画像のように「赤色になるほど生育が進んでいる」「青色は生育が遅れている」と一目でわかります。最適な時期に収穫が行えますから、乾燥に要するエネルギーとコストを最小化できます。刈り入れを行うコンバインやトラクターも効率良く稼働ができ、燃料代の節約とCO2の排出抑制が可能です。さらにデータ管理や各種書類の作成などのデスクワークの時間を、約53%短縮することによる省エネルギー効果もあります。

[画像] 衛星画像の解析により作物の生育状況を視覚的に表示

(2)化学物質の使用量の最適化

今、「食の安全・安心」が改めて問われています。GeoMation Farmは、農薬が使われた分量や回数、時期をチェックし、適正な使用状況であるか判定を行います。基準を超えて投与しようとした場合には「基準外」のメッセージが表示され、農薬を最適に投入することができます。 GeoMation Farmは、農薬の使用量の最適化を通じて、農作物の豊かな実りと食の安全・安心への取り組みを支援します。

[画像] 生産履歴の登録確認画面
肥料や農薬の散布状況を登録。
現在の田畑の状況が一目りょう然

[画像] 農薬の安全・最適な投入を支援

(3)資源の有効活用

土地、作物、肥料、農薬など農業に欠かせない資源を、データベース化することで最大限に有効活用できます。例えば小麦畑の一部をキャベツ畑に転用する際には、キャベツ畑に適した「土づくり」をすることが求められます。GeoMation Farmは、土壌の状態、作物、生育ステージから適切な肥料の種類と分量を導きます。特定の作物に適さない土地を遊休地にすることなく、他の作物への転用など、土地の有効活用が可能です。

SI-LCA(シルカ)で環境負荷の低減効果を評価

GeoMation Farmは、システムの導入にあたり調達、設計・開発、出荷、輸送、設置、現地作業、保守、そして生産者側での使用、廃棄・リサイクルといった全ライフサイクルで環境負荷の低減効果を評価する、日立の環境影響評価手法「SI-LCA(シルカ)」 でCO2の排出抑制効果を評価しています。SI-LCAは日本環境効率フォーラム纏めのガイドライン(*2)に準拠した手法です。
畑面積:53平方キロメートル、小麦収穫量:2万4,872トンの事例でシステムの導入前と後を比較したところ、ライフサイクル全体で年間約33%のCO2排出抑制効果があるとの結果が得られました。

*2
平成17年度 情報通信技術(ICT)の環境効率評価ガイドライン

[画像] SI-LCAの環境負荷対象イメージ

[画像] 年間約33%のCO2排出抑制を支援

多くの機関・業界団体からの期待に応え、日本から世界へ

GeoMation Farmは、環境負荷低減に貢献し独創性にあふれ社会的にも評価の高い製品・サービスに対して贈られる「エコプロダクツ大賞」をはじめ多くの賞を受賞し、今後の農業への貢献を期待されています。すでに日本では40ヶ所以上の導入事例がありますが、これらで培った日本の農業のデータベースやノウハウを生かして、海外の農業の支援も視野に、地球環境への負荷低減、CO2排出低減を支援してまいります。

[画像] 総務省u-Japan大賞 環境部門賞受賞
総務省u-Japan大賞
環境部門賞受賞

[画像] グリーンITアワード2008 グリーンIT推進協議会会長賞受賞
グリーンITアワード2008
グリーンIT推進協議会会長賞受賞

[画像] 第5回エコプロダクツ大賞 エコサービス部門 エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞
第5回エコプロダクツ大賞
エコサービス部門エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞

[画像] 導入事例

いち早くGeoMation Farmを導入していただいた、JA士幌町様の事例を紹介しています。

この事業・製品についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。

農業情報管理システム「GeoMation Farm」〔導入事例あり〕
食品業界向けトータルソリューション

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Geomation Farm
日立ソリューションズ

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