アモルファス合金で無負荷損失を抑制。
変圧の際に生じる電力変換の損失を削減しています。
発電所から送られる高い電圧の電気を、安全に使えるように低い電圧に変換する変圧器は、日々私たちの暮らしのそばで稼動し、広範囲で利用されています。長時間・長期にわたり多量に使用される変圧器の1台あたりの電力変換の損失抑制は、大きな省エネルギー効果を生みます。
日立はアモルファス合金を使用した変圧器で無負荷損失 (待機電力) を削減。工場・ビルのほか、電力使用量に変動のある公共施設や高層ビル、実稼働率が低い太陽光発電システムでも省エネルギーを実現しています。
通常の金属や合金と異なり、ランダムな原子配列構造のため、電力変換の損失抑制が可能。受電状態で常に発生する無負荷損を約1/5 に抑制しています。
お客さまから回収した使用済変圧器のアモルファス鉄心をアモルファス合金に再資源化し、循環型素材として使用できるリサイクル体制を構築しています。*1