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環境への取り組み

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日立の環境ビジョン

日立グループは、「持続可能な社会」を環境経営のめざすべき将来像とする環境ビジョンを掲げています。世界の人口は2050年には96億を超える*1と見込まれ、世界全体のGDPも拡大を続けています。こうした経済・社会活動の発展に伴って、世界的にエネルギーや水、鉱物など各種資源の需要が増えるとともに、気候変動などの環境問題や公害が深刻化しています。
こうした環境問題を解決し、地球上で人類が豊かに生活していける持続可能な社会を実現していくためには、社会生活における環境への負荷をできる限り低減していかなければなりません。

日立の環境ビジョン

地球温暖化の防止 資源の循環的な利用 生態系の保全 持続可能な社会をめざして

日立は、「地球温暖化の防止」「資源の循環的な利用」「生態系の保全」を重要な三つの柱として、製品の全ライフサイクルにおける環境負荷低減をめざしたグローバルなモノづくりを推進し、持続可能な社会の実現をめざします。この環境ビジョンを実現するためのマイルストーンとして、2025年度に向けた長期計画「環境ビジョン2025」を策定しています。

*1
国際連合「World Population Prospects: The 2012 Revision」による

長期計画「環境ビジョン2025」

気候変動に関する政府間パネル(IPCC*1)は、その第4次評価報告書で、地球が温暖化していることは明らかで、人類の活動がそのことに関与しているとしています。地球温暖化の影響を受ける北極海の海氷面積は、近年最も小さかった2007年から日本列島二つ分も小さくなり、2012年に観測史上最小記録を更新しました*2。さらに、同報告書は、温室効果ガスの最も低い安定化濃度のシナリオ(450ppm安定化シナリオ)を実現していくためには、CO2排出量の増大を2015年までにピークアウトさせ、2050年までに2000年に比べて50~85%削減することが必要であるとしています。
一方、国際エネルギー機関は、この450ppm安定化シナリオを実現するために、エネルギーを供給する分野とエネルギーを消費する分野でCO2削減量を配分したシナリオを提示しています。日立はこの両方の分野で幅広く事業を展開しています。

世界のエネルギー関連のCO2排出量の見通しと排出抑制シナリオ

グラフ
※ 「World Energy Outlook 2012」(IEA)記載の〈エネルギー関連のCO2排出量〉より作成

これらを踏まえ、日立の長期計画「環境ビジョン2025」では、世界の重要課題である地球温暖化の防止にフォーカスして、「2025年度までに製品を通じて年間1億トンのCO2排出抑制に貢献する」ことを目標としています。
この目標は、効率向上などにより各製品のCO2排出量を抑制し、2025年度には基準年度(2005年)に比べ、製品使用時のCO2排出抑制貢献量を年間1億トンにすることを意味します。1億トンという目標値は、各事業分野の成長戦略に基づいて算出しており、発電分野で70%、産業分野で20%、交通・生活分野で10%の抑制をめざしています。
そのために、負荷を低減した環境適合製品の比率を高め、グローバル市場においてパートナーと連携して事業機会を拡大していきます。

*1
IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change の略称。気候変動に関する政府間パネル
*2
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測による