日立グループは、温室効果ガスを削減して地球温暖化の防止に貢献するため、生産活動に伴うエネルギー起源のCO2排出量と輸送に伴うCO2排出量の削減を推進しています。
CO2排出量削減の指標として生産高CO2排出量原単位をとらえ、2012年度は目標7%削減を上回る22%削減を達成しました。改善活動としてLED照明やインバータ空調等の高効率機器の導入、生産工程の改善によるエネルギーのムダとりを継続的に取り組んでいます。また、各カンパニー・グループ会社の電力データやCO2排出量をモニタリングし、目標達成状況をイントラネット上で「見える化」することで環境に対する意識向上を図っています。
主要指標
グループ全体の電力使用の効率的な抑制・管理のため、日本国内の契約電力500kW以上の大口需要の全拠点238カ所を対象として、使用電力量を1時間ごとに集計する「日立グループ電力データ集計監視システム」を構築し、2012年7月より運用しています。このシステムにより、使用電力量に関する情報の共有化や前年度の使用量との比較、原単位管理を通じてのより効率的な電力使用が可能となり、社員の節電意識の向上にも役立っています。各事業所の2010年度の最大使用電力に対して2012年度夏は16.4万kWのピークカットに貢献しました。

「日立グループ電力データ集計監視システム」のWeb画面

「日立グループエネルギーデータ管理
システム」のWeb画面
日本国内の日立グループ各事業所のCO2排出量やエネルギー使用量をモニタリングする、「日立グループエネルギーデータ管理システム」を構築し、CO2排出量の推移や目標達成状況等を「見える化」しています。2012年7月からイントラ上で公開し、各事業所ごとの目標管理に活用するとともに環境に対する意識の向上に役立てています。

グリーン電力証書に表示される
「Green Power」マーク
日立グループでは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの活用を進めています。2012年度は茨城県の大みか事業所(940kW)、神奈川県の横浜事業所(500kW)などの太陽光発電を中心に797MWhの再生可能エネルギーによる発電を行いました。また日本自然エネルギー株式会社を通じて1,000MWhのグリーン電力発電を委託し発電実績965MWhをオフィス、展示会での電力に使用しました。
日立グループ((株)日立産機システム、日立アプライアンス(株)、(株)日立メディコ、(株)日立国際電気、(株)日立製作所)は電機電子業界の低炭素社会実行計画に参加し、共通目標である「2020年に向けてのエネルギー原単位改善率年平均1%」の達成をめざします。
節電活動の一環として、2012年度も前年度に続けてつる性植物を外壁や窓にはわせ、建物内の室温を下げるグリーンカーテン活動を、日立グループの200以上の拠点と希望する社員の自宅で実施しました。2012年12月には、年間の社内での活動を対象に、日立グループグリーンカーテンコンテストを行い、団体部門、個人部門それぞれの優れた活動を表彰しました。

日立ターミナルメカトロニクス(株)豊川事業所

新神戸電機(株)彦根事業所
2012年度の生産高輸送エネルギー原単位削減率実績は19%(基準年度2006年)で、コンテナのラウンドユースや積載効率の向上などにより、目標13%を達成しました。今後も、各カンパニー・グループ会社の個別目標に反映させ、さらなる削減に努めていきます。
輸送時のエネルギーの削減を推進するため、コンテナラウンドユースを推進しています。輸入の際に使用するコンテナを輸出の際にも利用することによって空コンテナの回送をなくし、輸送エネルギーを削減することができます。日立アプライアンス(株)では、(株)日立物流と協力し、栃木事業所を拠点としたラウンドユースを展開しており、近隣の協力会社ともマッチングを図りつつ積極的に推進しています。
