日立は、サプライチェーン全体を通じた温室効果ガス排出量の算定に取り組んでいます。
2012年度は、環境省のガイドラインに基づく算定手法で試算しました。カテゴリ別では、販売した製品の使用時の温室効果ガス排出量が最も大きく、全体の92%を占め、次いで、購入した製品・サービス、エネルギー起源の間接排出と続きます。全体に占める割合が大きいカテゴリから取り組むことにより、効率的に温室効果ガス排出量の削減を進めていくことが重要と考えています。
サプライチェーンにおける排出量の各カテゴリのイメージ

SCOPE1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
SCOPE2:他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
SCOPE3:SCOPE1、2 以外の間接排出(事業者の活動に関連する他者の排出)
日立におけるサプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量
| カテゴリ | 算定対象 | 算定結果 (万t-CO2e) | 備考 |
|---|---|---|---|
| SCOPE1 | |||
| 直接排出 | 自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出 | 86 (0.5%) | |
| SCOPE2 | |||
| エネルギー起源の間接排出 | 自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出 | 237 (1.3%) | CO2電力換算係数は0.36を使用 |
| SCOPE3(その他の間接排出)上流 | |||
| 1.購入した製品・サービス | 原材料・部品、仕入商品・販売に係る資材等が製造されるまでの資源採取段階から製造段階までの活動に伴う排出 | 1,057 (5.6%) | |
| 2.資本財 | 自社の資本財(設備、機器、建物、施設、車両等)の建設・製造及び輸送から発生する排出 | — | 検討中 |
| 3.SCOPE1、2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動 | 他者から調達している電気や熱等の発電等に必要な燃料の調達(資源採取、生産及び輸送)に伴う排出 | — | 検討中 |
| 4.輸送、配送(上流) | 原材料・部品、仕入商品・販売に係る資材等が自社に届くまでの物流および自社が費用を負担する製品の輸送に伴う排出 | 26 (0.1%) | |
| 5.事業から出る廃棄物 | 自社で発生した廃棄物の輸送、処理に伴う排出 | 10 (0.1%) | |
| 6.出張 | 従業員の出張に伴う交通機関における燃料・電力消費から発生する排出 | 9 (0.0%) | |
| 7.雇用者の通勤 | 従業員が事業所に通勤する際の移動に伴う交通機関における燃料・電力消費から発生する排出 | — | 検討中 |
| 8.リース資産(上流) | 自社が賃借しているリース資産の操業に伴う排出(SCOPE1、2で算定する場合を除く) | — | SCOPE1、2に含めて算定 |
| SCOPE3(その他の間接排出)下流 | |||
| 9.輸送、配送(下流) | 製品の輸送、保管、荷役、小売に伴う排出 | — | 検討中 |
| 10.販売した製品の加工 | 事業者による中間製品の加工に伴う排出 | — | 検討中 |
| 11.販売した製品の使用 | 使用者(消費者・事業者)による製品の使用に伴う排出 | 17,443 (92.4%) | 発電機器を含まない |
| 12.販売した製品の廃棄 | 使用者(消費者・事業者)による製品の廃棄時の輸送、処理に伴う排出 | 14 (0.1%) | 発電機器を含まない |
| 13.リース資産(下流) | 自社が賃貸事業者として所有し、他者に賃貸しているリース資産の運用に伴う排出 | — | 検討中 |
| 14.フランチャイズ | フランチャイズ加盟者における(SCOPE1、SCOPE2の)排出 | — | 対象外 |
| 15.投資 | 投資の運用に関連する排出 | — | 検討中 | 合計 | 18,882 (100%) |