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日立のデザイン

Hitachi

ロボットの新発想、共生型ロボット (1)


「愛・地球博で紹介されたロボット「EMIEW(エミュー)」

インタラクション・デザインという考え方の行き着く先のひとつは、ロボットである。究極のインタラクティビティをもつのは「人」であり、その代替手段がロボットであるからだ。ソニーやホンダが先行している印象が強いロボット分野だが、日立も1960年代から開発に着手しており、70年代には積極的な投資も行っている。

アニメ『鉄腕アトム』の影響からか、ロボットと聞くと、人間と同様に動き、人間の代わりとして機能するヒューマノイドタイプをイメージしがちだが、より現実的なのは、機械のロボット化である。最先端の工場ではすでに導入されており、私たちの日常生活にもロボット技術は入り込んでいる。

例えば近年の自動車には、簡単に車庫入れができるようにセンサーと連動した運動機能が搭載されているが、これもロボットの一種である。ロボット掃除機はすでに市場に登場しており、このほかの家電にもロボット技術が搭載される可能性は高い。日立では、ヒューマノイド化の可能性も含めてロボット開発を進めてきたが、現在は、次なる方向を模索している段階にある。こうした中で今後の足がかりになると思われるのが、2005年の「愛・地球博」で紹介されたロボット「EMIEW (エミュー)」である。(つづく)

この記事は2007年に刊行された『ソーシャル イノベーション デザイン〜日立デザインの挑戦』(日本経済新聞出版社)の一部を再編集したものです。