日立グループでは、「安全と健康を守ることは全てに優先する」という「日立グループ安全衛生ポリシー」に基づき、グループ一丸となって災害のない安全・安心な職場づくりに努めています。
基本理念
安全と健康を守ることは全てに優先する
2011年1月策定
経営トップの方針に基づき、グループ各社・各拠点でそれぞれ労働安全衛生マネジメントシステムに沿って安全衛生活 動に取り組んでいます。事業所の特性を踏まえた職場パトロールや階層別教育など基本活動の一層の充実を図る一方、各職場が一体となってリスクアセスメントを徹底することにより職場に潜む災害リスクの低減と、安全衛生管理水準の向上に努めています。
各種の安全衛生活動に取り組む一方で、残念ながら、社員または関係会社の社員が被災する労働災害を発生させています。グループ全体でそうした労働災害を発生させた事実を重く受け止め、安全衛生管理水準を向上させるため、さまざまな施策を講じています。

第56回日立グループ安全衛生研究発表会
日立グループ内の安全衛生担当者が参加する「日立グループ安全衛生研究発表会」を年1回開催しています。2012年11月に開催した第56回発表会には約200人が参加し、活動事例の報告や外部講師による特別講演などを通じて得た新たな知見を各事業所の安全衛生活動に役立てています。また、2013年1月に開催した「第12回日立グループ産業保健研究会」には、グループ内の産業医や保健師など産業保健スタッフ約100人が参加し、専門的な研究成果の発表の後、各事業所における産業保健活動の質的向上と産業保健スタッフの人財育成について活発に討議しました。
重大な労働災害を発生させたグループ会社や事業所に対し、その災害を真摯に受け止め改善に生かしてもらうため、重点安全管理会社・事業所に指定する制度を2011年度に導入しました。指定された会社・事業所は、経営トップをリーダーにトップダウン、ボトムアップ両面から対策に取り組み、事故原因の徹底究明とともに、全社的な安全管理体制の再整備と重点的な安全対策を講じています。
グループ共通の安全衛生管理システムとして「日立グループ安全衛生ポータルシステム」を構築し、グループ全体の安全衛生管理状況をグループ各社が参照できるよう環境整備を行いました。また、すべての労働災害情報を個別に登録することにより、グループ内で発生した災害事例の原因や対策をグループ全体で共有できるようにし、類似災害の再発防止に役立てています。
日立グループの社内研究所と産業医が連携し、リストバンド型生活モニタ「ライフ顕微鏡」を開発しました。これは、三次元加速度センサ、電源を備えた小型端末を体に装着して、装着者のリアルな動きや体温などの情報を記録する装置で、人間の活動量・睡眠時間帯などの客観データを詳細に把握することができます。クラウド型システムによる万全のセキュリティ環境のもと、メンタルヘルスの不調によって休職した社員の復帰時の生活リズム改善のツールとして活用し、再発予防に効果を上げています。

リストバンド型生活モニタ

ライフタペストリとして生活リズムを可視化
若年層・中堅層を中心とするグループ社員が、ストレス対処法を身につけ、一人ひとりに生き生きと働いてもらい、組織全体の活性化を進めることをねらって、2008年度にストレスコーピング講座を開発しました。これまでに、各事業所の勤労部門の社員と産業保健スタッフのなかから、トレーナー約16人を養成して、40歳以下の層を中心に講座を実施してきました。
ストレスコーピング講座は、ストレスの理論、自分自身の分析、リラクゼーション実習の3ステップで構成される約4時間のプログラムです。受講者に、自身のストレスの現状を確かめ、自分に合ったストレス対処法を見つけてもらうことがねらいです。 2008年度以降、約18,700人(2013年3月31日現在)が受講しています。今後も継続して講座を実施していくとともに、さらなるストレス対処の促進を図っていきます。

日立グループ安全衛生表彰式
日立製作所通信ネットワーク事業部(横浜市戸塚区)では、業種別無災害記録を1億4,831万805時間(2013年3月31日現在)まで伸ばし、「日本一」の座を守っています。
また、無災害記録を伸ばしたり安全衛生に関して外部の表彰を受けたグループ会社を、日立グループ安全衛生表彰制度に基づき表彰しています。2012年度は、厚生労働省無災害記録第5種を達成した後もなお記録を伸ばしているグループ会社3社を表彰しました。