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企業情報CSRへの取り組み

日立のCSRマネジメントフレームワーク

日立は、CSRの原点である企業理念と日立創業の精神を踏まえて策定した「日立グループ・ビジョン」を実現するため、2005年度に定めた「日立グループCSR活動取り組み方針」を活動の基本として日立全体で共有してきました。2014年度からは、社会イノベーション事業を積極的に推進する日立の事業戦略を踏まえ、経営とCSRの統合をより一層進めることを目的に、企業の社会的責任のグローバルスタンダードであるISO26000をベースとしたフレームワークを採用し、9つの主題のもとPDCAサイクルを回しながらCSR活動の継続的な向上を図っています。

CSRマネジメントフレームワーク

1社会的責任の認識、2組織統治、3人権、4労働慣行、5環境、6公正な事業慣行、7お客様のために(消費者課題)、8コミュニティへの参画およびコミュニティの発展、9CSR活動の確認と改善の9主題のもと、認識(社会的責任を的確に認識する)、活動(取り組むべき課題を特定し、活動の優先順位を決めて実行する)、確認と改善(情報開示とステークホルダーとの対話を通じてCSR活動の確認と改善を行う)というサイクルを回して推進しています。

日立が取り組む重要項目

日立は、変化する社会の課題や要請を的確に認識した上でCSR活動に取り組んでいます。日立製作所では2015年度から2016年度第1四半期にかけて、経営とCSRの統合を強化していくために、2018中期経営計画を踏まえた自社視点によるCSR活動の優先順位づけを行いました。その結果、「社会イノベーション」「環境」「協創」を3つの重要項目と位置づけました。それぞれの項目でめざす姿を策定し、「CSRマネジメントフレームワーク」を、めざす姿を実現するための土台と位置づけ、積極的に活動を推進しています。

日立の重要項目

日立の重要項目
重要項目 めざす姿
社会イノベーション あらゆるものがつながるデジタル技術を活用し、社会が抱える課題に最適なソリューションを提供していく
協創 さまざまなステークホルダーとともに課題やビジョンを共有し、解決策を提案・実行することで、社会に新たな価値を創造し、ネガティブなリスクを最小化していく
環境 バリューチェーン全体で気候変動、資源、生態系といった環境課題を解決していく

重要な報告テーマとバウンダリー

日立は、CSR活動の成果を報告するにあたり、ステークホルダーの関心を踏まえた報告テーマの選定を心掛けています。経済・社会情勢などを背景に、変化を続けるステークホルダーの関心事を捉えるため、2014年度から、「CSRマネジメントフレームワーク」の9つの主題における取り組み項目の具体化を進めてきました。ステークホルダーによる優先順位づけや外部コンサルタントによる分析や有識者の意見を取り入れながら、9つの主題に則した取り組み項目を定めて、ESG投資指標やSASB*1などを踏まえた選定プロセスを実施し、CSR担当役員のレビューを経て本年度のレポートより反映しました。
また、各報告テーマにおけるバウンダリー(組織内および組織外の重要性)を明確化し、社会へのインパクトをよりきめ細かく反映することをめざしています。

*1
SASB:Sustainability Accounting Standards Board(米国サステナビリティ会計基準審議会)の略称

重要な報告テーマとGRIスタンダード

① 社会的責任の認識

社会的責任の認識
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
サステナブル&イノベーティブな経営の実現
  • GRI 203 間接的な経済インパクト
組織内・組織外
対話を通じた課題把握およびイニシアティブ参画 組織内・組織外

② 組織統治

組織統治
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
経営の効率性と透明性の追求 組織内・組織外
規範・価値観のグループ共有
  • GRI 205 腐敗防止
  • GRI 419 社会経済面のコンプライアンス
組織内・組織外
多面的なリスクマネジメントの推進 組織内・組織外

③ 人権

人権
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
バリューチェーンを通じた人権尊重
  • GRI 412 人権アセスメント
  • GRI 408 児童労働
  • GRI 409 強制労働
  • GRI 410 保安慣行
  • GRI 411 先住民族の権利
  • GRI 414 サプライヤーの社会面のアセスメント
組織内・組織外
労働者の権利の尊重
  • GRI 402 労使関係
  • GRI 406 非差別
  • GRI 407 結社の自由と団体交渉
組織内

④ 労働慣行

労働慣行
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
  • GRI 401 雇用
公正・公平な職場環境の実現
  • GRI 402 労使関係
  • GRI 202 地域経済での存在感
組織内
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
  • GRI 405 ダイバーシティと機会均等
組織内
労働安全衛生の推進
  • GRI 403 労働安全衛生
組織内
ともに成長するグローバル人財戦略
  • GRI 404 研修と教育
組織内

⑤ 環境

環境
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
環境経営の推進
  • GRI 201 経済パフォーマンス
組織内・組織外
環境マネジメントの継続的強化
  • GRI 302 エネルギー
  • GRI 305 大気への排出
  • GRI 306 排水および廃棄物
  • GRI 307 環境コンプライアンス
  • GRI 308 サプライヤーの環境面のアセスメント
  • GRI 404 研修と教育
組織内・組織外
環境リスク・機会への対応
  • GRI 201 経済パフォーマンス
組織内・組織外
低炭素社会の実現
  • GRI 301 原材料
  • GRI 302 エネルギー
  • GRI 305 大気への排出
組織内・組織外
高度循環社会の実現
  • GRI 303 水
  • GRI 306 排水および廃棄物
組織内・組織外
自然共生社会の実現
  • GRI 304 生物多様性
組織内・組織外

⑥ 公正な事業慣行

公正な事業慣行
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
  • GRI 419 社会経済面のコンプライアンス
国際規範に則った事業慣行の推進
  • GRI 205 腐敗防止
  • GRI 206 反競争的行為
  • GRI 415 公共政策
組織内・組織外
責任ある調達の推進
  • GRI 204 調達慣行
  • GRI 414 サプライヤーの社会面のアセスメント
  • GRI 308 サプライヤーの環境面のアセスメント
組織内・組織外

⑦ お客様のために(消費者課題)

お客様のために(消費者課題)
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
顧客満足の追求
  • GRI 417 マーケティングとラベリング
組織内・組織外
製品・サービスへのアクセシビリティ追求
  • GRI 417 マーケティングとラベリング
組織内・組織外
品質・安全管理の徹底
  • GRI 416 顧客の安全衛生
  • GRI 418 顧客プライバシー
  • GRI 419 社会経済面のコンプライアンス
組織内・組織外

⑧ コミュニティへの参画およびコミュニティの発展

コミュニティへの参画・発展
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
継続的なコミュニティ参画・開発活動の推進
  • GRI 413 地域コミュニティ
組織内・組織外

⑨ CSR活動の確認と改善

CSR活動の確認と改善
重要な報告テーマ GRIスタンダードにおけるマテリアルな項目 マテリアルな項目の該当範囲
CSRマネジメントの継続的強化 組織内

サステナビリティ マネジメント体制への再編

日立製作所では2013年10月に、旧CSR本部と旧地球環境戦略室を統合し、CSR・環境戦略本部を発足させました。2014年度から新組織の目標として策定した「日立CSRのステートメントおよびミッション」をビジネスユニット(BU)およびグループ各社と共有してきました。
2017年4月には「サステナビリティ戦略会議」を設置し、その下に推進体制を再編しました。
日立全体のサステナビリティの方針や活動については、サステナビリティ推進委員会を立ち上げ、CSR・環境戦略本部が事務局となって、各BUやグループ会社のサステナビリティ戦略推進担当者と推進していきます。サステナビリティ推進委員会は、本社のCSR関連部門とCSRコーポレート会議を定期的に開催するほか、BUやグループ会社のCSR担当部署とCSR責任者会議を開催しています。また日本国外の地域統括会社と海外地域別CSR連絡会を定期的に開催して方向性を共有しながらサステナビリティ戦略を推進していきます。
日立全体でグローバル企業としての責任を果たせるよう、日本国外の地域統括会社とも協力しグローバルにステークホルダーダイアログを実施し、世界の社会課題を経営課題として取り入れるとともに、社会的責任を果たせているかを確認しつつ継続的に改善することによって、サステナブルな経営と社会の実現に努めています。

日立CSRのステートメントおよびミッション

日立は、多様なステークホルダーとのコミュニケーションを通じて社会・環境面でのグローバル社会の期待を正しく理解し、それらを経営に反映させることによって、サステナブルな社会の実現をめざします。

  • 社会課題の解決に貢献するCSR・環境活動
  • 持続可能な経営を実現するガバナンス
  • ステークホルダーとの相互理解を促進するコミュニケーション

サステナビリティ戦略推進体制

サステナビリティ戦略会議では、環境長期目標の達成推進とサステナビリティ戦略(SDGs/ESG)の審議決定が行われます。サステナビリティ戦略会議の下に設置される、サステナビリティ推進委員会にはCSRコーポレート会議とCSR責任者会議、海外地域別CSR連絡会があり、エコマネジメント委員会には環境責任者連絡会と海外地域別環境連絡会があります。また、CSR・環境戦略本部を事務局として、海外CSR・環境担当者のもとでグローバル環境ミーティングとグローバルCSRミーティングが行われます。

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