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企業情報CSRへの取り組み

  1. サイトトップ
  2. 継続的なCSR活動報告
  3. 労働慣行
  4. ダイバーシティ&インクルージョンの取り組み事例
重点項目 実施内容
1.トップコミットメント強化 日立グループ女性活用度調査(日立グループ女性が活躍する会社ランキング)
日立グループ新任役員対象 ダイバーシティ・マネジメント研修
人財部門担当役員と全国の女性従業員との意見交換
2.女性リーダーの確保・育成/女性の意欲喚起 日立グループ女性リーダーミーティング
日立グループ産休前・復職支援セミナー
日立グループ若手女性向けキャリアセミナー
日本国内各地域での日立グループ女性ネットワーク構築
社外異業種交流
3.男性・管理職の意識改革/働き方の見直し ダイバーシティ・ワークショップ/管理職研修
女性部下を持つ管理職向けマネジメントセミナー
生産性・業務効率の向上に向けた長時間労働の縮減
タイム&ロケーションフリーワークの推進
WLB-up!月間(ワーク・ライフ・バランス向上月間)設置
仕事と育児・介護両立者全員へのモバイル機器の提供
4.仕事と育児・介護の両立支援 社内託児所の設置、継続的な両立支援制度の整備・拡充
「育児・仕事両立支援金」制度の導入(2016年10年)
仕事と育児・介護の両立に関するメール配信
仕事と介護の両立に関する従業員意識調査・セミナー開催
5.女子学生のキャリア形成支援 リケジョを中心とした女子学生に対するキャリアイベント
6.グローバルでの取組み 欧州での女性活用に向けた取組み

女性活用度調査の実施

2013年度より毎年1回、日立製作所のビジネスユニットと主要グループ会社、合計30事業体を対象とした「日立グループ女性活用度調査」を実施しています。第三者機関による女性活用度調査のフレームワークを活用し、① 管理職登用度 ② ワーク・ライフ・バランス度 ③ 女性活躍推進度 ④ ダイバーシティ浸透度という4つの指標について状況を数値化しました。事業が多岐にわたるため、グループ内のランキングだけでなく、同業他社との比較も実施。各社の進捗度や課題を「見える化」するとともに、その結果を踏まえ、各社が女性活用促進のためのKPIを策定するなど、取り組みを加速しています。

女性リーダーミーティングの開催

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「日立グループ女性リーダーミーティング」
の様子

今後のキャリアアップに向けたさらなる視野の拡大や女性リーダーたちのネットワーク強化などを目的に、日本国内の日立グループ女性部長相当職以上を対象とした「日立グループ女性リーダーミーティング」を2013年度より毎年1回開催しています。
2013年度(第1回)は、113人の女性リーダーが出席し、執行役社長 中西宏明(当時)や取締役会長 川村隆(当時)、日立グループ初の女性執行役員である富永由加里が講演したほか、参加者は「女性自身の意欲喚起と職場の意識改革」や「働き方の見直し」などといったテーマで議論を深め、経営幹部に提言しました。2016年度(第4回)は11月17日に開催され、169人が出席しました。冒頭、執行役社長兼CEO 東原敏昭が、2018中期経営計画とその先の成長に向けて講演を行い、さらにリーダーシップ、人財育成などについて、参加者との活発な意見交換が行われました。また、グローバルコミュニケーションを通じた多様な人財マネジメントについて理解を深めるための研修を実施し、メンバーの力を引き出し、チーム力を高めるマネジメントについて学びました。

産休前・復職支援セミナーの開催

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「日立グループ産休前・復職支援セミナー」
の様子

日立では、仕事と育児を両立させながら働く従業員の増加に伴い、2012年度より「日立グループ産休前・復職支援セミナー」を半期に約4回、定期的に開催しています。出産や育児によるキャリアの中断や、仕事と育児の両立に対する漠然とした不安などに対処するため、本人と上司がセミナーを受講し、復職時の働き方や心構えを共有することで、復職後の活躍と、上司を中心とする職場の支援を実現します。受講者も年々増加しており、2015年度は日立グループ全体で約400人が受講しました。

若手女性向けキャリアセミナーの開催

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「日立グループ若手女性向けキャリアセ
ミナー」の様子

入社後、早い段階から自身のキャリアについて考え、仕事とライフイベントとの両立など将来への漠然とした不安を払拭し、自身のキャリアを切り拓いて活躍するためのヒントを得ることを目的とした「日立グループ若手女性向けキャリアセミナー」を2014年度より実施しています。セミナーでは、働く女性を取り巻く環境についての講義や先輩女性従業員によるパネルディスカッション、参加者同士のディスカッションを実施し、キャリアの考え方について理解し、中長期的なキャリアについて考えます。入社3〜4年目の女性総合職を中心に、2015年度は日立全体で約400人が受講しました。

日本国内各地域での女性ネットワーク構築

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日本国内各地域での女性ネットワーク構築

日本国内各地域において、会社の枠組みを超え、日立グループ全体でロールモデルや同世代の女性従業員と触れ合う機会を提供し、自律的に自身のめざす方向を見極め、自らキャリアを築くことを支援しています。セミナーでは、各地域で活躍する女性先輩従業員によるパネルディスカッションや今後のキャリアを考えるグループワークなどを実施しています。また、人財部門担当役員も参加して、参加者との活発な意見交換を行っています。2014年度は茨城・中部地区、2015年度は東北、関西、中国、四国、九州地区、2016年度上期は北海道にて開催しました。

ダイバーシティ・ワークショップ/管理職研修

2010年度より開始したダイバーシティ・ワークショップは、ワールドカフェ(World Cafe)*1の手法を用いて、事業部門のトップから若手までが一堂に会し、ダイバーシティとワーク・ライフ・マネジメントのあるべき姿について自由に意見交換をする日立独自のイベントです。ダイバーシティへの取り組みやワーク・ライフ・マネジメントの実践は、職場全体で取り組むことが前提であり、とりわけ重要なのが中核となる部課長層の意識改革です。管理職自身に、これまでのマネジメントを振り返り、部下が最大限の能力を発揮し、組織全体として高い成果を上げるにはどうすればよいか、その方策をあらためて考えてもらう場として提供しています。運用のためのマニュアルも整備し、2013年度からはグループ各社、各事業部門が自主的にワークショップを開催し、個人の意識改革、職場の風土改革を進めています。

*1
ワールドカフェ(World Cafe):カフェのようなオープンで創造性に富んだ会話ができる場とプロセスを用意することで、組織やコミュニティにおける文化や状況の共有、新しい知識の生成を行う対話の手法

女性部下を持つ管理職向けマネジメントセミナー

2015年度より、女性部下を持つ管理職を対象に、女性を含む多様な人財・チームをマネジメントするスキルの向上を目的としたセミナーを新設しました。女性部下のマネジメントに関する悩みや課題を共有するとともに、女性特有の葛藤やそれらを解決するためのマネジメントのポイントを理解し、日々の実践に繋げていきます。本セミナーはパッケージ化しており、グループ各社・各事業部門ごとに開催しています。併せてオープンセミナーも開催しており、2015年度は日立グループ全体で約600人の管理職が受講しました。

生産性・業務効率の向上に向けた長時間労働の縮減

日立は、働き方を見直し、生産性・業務効率を向上するため、長時間労働の縮減に取り組んでいます。長時間労働の実態について、事業部門総務部長会議などにおいて定期的な報告・フォローアップを実施するとともに、定時退勤日の設定やメリハリある働き方に関する好事例の共有、意見交換のほか、事業所ごとにも退勤時間宣言や年休取得カレンダーの掲示、「ツキイチ年休」の登録、「Thinking Time(集中タイム)」の設定といった独自の取り組みを実施しています。さらにITサポートも整備し、パソコンをオン・オフする時刻を記録することにより、本人と上司が勤務状況をリアルタイムに共有。業務の優先順位や進め方などについてのコミュニケーションが効果的に図られています。また、セキュリティPCの導入により自席以外での勤務も可能となり、移動時間を有効活用しています。さらに、日立製作所では労働組合と協働し「計画年休・リフレッシュ休暇の取得率100%」を目標にしています。

タイム&ロケーションフリーワークの推進

日立では、多様な人財がより効率的に成果を出せるよう、時間や場所にとらわれずに柔軟で多様な働き方が選択できる環境を整備しています。裁量労働勤務制度やフレックスタイム制度、在宅勤務制度など各種制度の整備に加え、サテライトオフィスの設置や在宅勤務運用・申請の簡素化、スマートフォンなどモバイルツールの配布などの施策を講じています。また、社内イントラネットに「タイム&ロケーションフリーワーク」ページを開設し、多様な働き方に関する情報発信を行っています。

「WLB-up!月間」の設置

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「WLB-up!月間」キャラクター

2010年度より毎年1回(2016年度は12月)、グループ全社の運動として「WLB-up!月間」(Work Life Balance向上月間)を設け、働き方の見直し/ワーク・ライフ・マネジメントの啓発活動を実施しています。仕事とプライベート生活のクオリティをともに高めるため、個々人のワーク・ライフ・マネジメント意識の向上、職場一体となった働き方の見直し等を活動の目的としています。トップメッセージの発信や、従業員サーベイを活用した課題分析、週1回の全従業員宛メールマガジンの発信、ワーク・ライフ・マネジメント川柳の募集、月間周知ポスターの掲示など、日立全体での取り組みに加え、管理職による「働き方見直し宣言」、「WLB-up!ミーティング」の開催やテレビ会議・Web会議の積極活用、年休見える化運動の実施など、各事業所独自の取り組みも積極的に行っています。

リケジョを中心とした女子学生に対するキャリアイベントの開催

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「家族でナットク!理系最前線」シンポ
ジウムの様子

「女性が働くということ」について、学生にその楽しさや魅力を早い時期から知ってもらうため、中学生・高校生向けのキャリアイベントに積極的に参加しています。2013年度に東京大学で開催された「家族でナットク!理系最前線」シンポジウムでは、取締役会長 川村隆(当時)が中学生、高校生やその両親に講演し、日本経済を活性化するためには女性の力が不可欠であること、理系女性として働くことの魅力について話すとともに、理系の女性従業員も演壇に立ち、仕事の面白さについて語りました。また、2016年度に日立財団による「理工系女子応援プロジェクト」の一環として開催されたシンポジウム「未来をつくるリケジョたち!」では、元会長 川村隆の講演とともに、女性視点が起こすイノベーションについて、第一線で活躍する女性実業家や研究者等によるパネルディスカッションを実施し、リケジョの可能性と魅力について語りました。その他にも、日立研究所や中央研究所への見学イベントも実施し、実際に研究内容に触れたり、先輩従業員との座談会などを通じて、多くの高校生に理系女性の仕事のやりがいについて知ってもらう活動を行っています。

欧州での女性活用に向けた取り組み

欧州の日立グループでは、職場のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(受容力)を促進するため、女性のキャリア開発に向けた2つの取り組みを行っています。まず、2013年に欧州のグループ会社が協力して立ち上げた「ヨーロピアン・ウィメンズ・インタラクティブ・ネットワーク(WIN)」です。女性と仕事のあり方について詳細に調査した「プロジェクト 28-40」の結果報告をウェビナー*1で実施報告したり、無自覚な偏見の克服に取り組むといった活動を行っています。2014年11月には、「女性たちよ、大胆であれ」をテーマにした第2回サミットを開催しました。サミットにはグループ各社から多数が参加し、英国陸軍で女性として最も高い階級に就いたニッキー・モファットさんからのキャリア・アドバイスなど、さまざまなプログラムが行われました。出席したダイバーシティ推進センタ長 田宮直彦(当時)は、ダイバーシティとインクルージョンに関して日立製作所と各海外統括会社が連携することの重要性について語り、また、EMEA・CIS総代表クロウス・ディーター・レナートは、競争力強化にダイバーシティが不可欠であることを強調しました。もう一つが、メンタリング制度*2の試験プログラムの実施です。プログラムにはグループ7社の代表からなる6グループが参加。グループ各社に勤務する管理職または準ずる女性が集まって、キャリア開発にかかわるトピックスや問題点について6カ月間にわたって議論しました。得られた成果は、今後の改善と拡大に役立てられます。

*1
ウェビナー:Web(ウェブ)とSeminar(セミナー)を組み合わせた造語。インターネット上で行われる会議
*2
メンタリング制度:人財育成の手法の一つ。知識や経験が豊かな者(メンター)が相談者(メンティー)と定期的・継続的に交流し、対話を通じて自発的な成長を支援する
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