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企業情報CSRへの取り組み

世界に広がる日立のプロジェクト

日立は、社会イノベーション事業の柱の一つ、次世代都市の構築に向けて フィージビリティスタディ(FS:実行可能性調査)を含む事業や国内外の実証実験に取り組んでいます。また、高齢化が進む日本において不可欠なヘルスケア分野への取り組みも始めています。

電気自動車(EV)レンタカー向けの充電管理システムを提供

沖縄EV普及インフラの整備 横浜スマートシティプロジェクト

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沖縄 EVレンタカー向け充電器

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横浜スマートシティプロジェクトで採用された日立グループ 新神戸電機(株)の蓄電池

株式会社エー・イー・シーが沖縄県で進めている観光客向けのEVレンタカーの急速・中速充電器整備計画に日立のEV充電管理システムが採用され、2011年2月よりサービスを開始しています。
日立が提供するソリューションは、観光地や商業施設に設けた充電スポットにおける利用者認証、課金、決済といった情報処理や監視機能を備えた管理システムです。エー・イー・シーは、2014年までに沖縄本島内にEVレンタカー向けの充電設備を50基設置する予定です。さらに、レンタカー用としての役目を終えたEVを一般ユーザーに提供するため、エー・イー・シーは沖縄本島全域に充電設備を配置することを計画しており、これに充電管理のソリューションを継続的に提供していきます。
また、神奈川県の「横浜スマートシティプロジェクト」でも、放電対応EVを用いたエネルギーマネジメントシステムが採用され、実証実験を進めています。

中国 低炭素型都市の構築、低炭素経済分野の開発に貢献

広州ナレッジシティ構築 大連エコサイエンス&テクイノベーションシティ

中国・広東省とシンガポール政府が建設に合意した次世代都市、広州ナレッジシティの開発プロジェクトに、日立は日本企業として初めて参画しています。このプロジェクトは、広州市郊外の123平方キロメートルの土地に、人口約50万の都市を建設しようとするもので、2030年ごろに完成する予定です。
日立は、エネルギーマネジメントや自然エネルギー、ITプラットフォーム、次世代交通といった分野でのソリューションを提供するため、開発拠点を設置するとともにFSを進めています。
さらに、大連市ともスマートグリッド、水処理、家電リサイクルの各分野における協業に合意し、技術や製品、ソリューションの提供を準備しています。

環境対応のパッケージ型  インフラ整備を検証

インド 低炭素型・環境対応インフラ整備

インドの首都デリーは、同国北部に位置しています。デリーより程近い南西位置に、ニムラナ工業団地があります。また、デリーより約300km南下した位置にムンバイがあります。

日印共同プロジェクトとしてインドでデリー・ムンバイ間産業大動脈(以下、DMIC)構想が進められています。首都デリーとインド最大の都市ムンバイ間およそ1,500キロメートルを高速貨物鉄道で結び、南北300キロメートルにおよぶ沿線の工業団地や港湾、道路などのインフラを総合的に開発しようとするプロジェクトです。
日立は、石油化学工業地帯であるグジャラート州ダヘジ地区にて、スマートコミュニティのFSを2010年度、2011年度に経済産業省より受託し、低炭素型のインフラパッケージを整備するための検討をしています。今後も、都市や地域コミュニティの需要に即した社会インフラ設備の構築に貢献していきます。

スマートハウスにおける自然エネルギーの制御技術に貢献

六ヶ所村スマートグリッド実証実験

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六ヶ所村二又風力発電所

2010年9月より、日立は日本風力開発株式会社、トヨタ自動車株式会社、パナソニック電工株式会社と共同で、青森県六ヶ所村において風力・太陽光の自然エネルギーを活用した日本初の住民居住型のスマートグリッド実証実験を実施しました。供給側と需要側双方に蓄エネルギー機器を設けて協調させ、地域全体のエネルギーマネジメントを行って、エネルギー利用の効率化、最適化について実証実験を行っています。
日立は、風力・太陽光の発電量、スマートメーターによる各スマートハウスの発電・消費電力量を監視するとともに、HUB蓄電池(地域用蓄電池)を含む全体制御で需給バランスをコントロールしています。また、居住地区のエコキュートも制御し、太陽光発電による余剰電力利用の効率化に取り組んでいます。

産学官連携で、高齢化に対応した都市づくりに参画

ひたちなか市 健康いきいきまちづくり 東京大学産学コンソーシアム「ジェロントロジー」

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心身ともに健康で、安全・安心に暮らせることが次世代都市には欠かせないと考える日立では、高齢化社会における生活環境などの課題に取り組むプロジェクトに多数参画しています。茨城県ひたちなか市では、行政機関とともに企業立病院を中核とする「健康いきいきまちづくり」に取り組んでいるほか、東京大学産学コンソーシアムに対して、多くの参加企業とともに高齢社会における都市のあるべき姿とロードマップを提案しています。今後も、産学官連携による地域や市街地の活性化に努め、高齢化社会に対応する次世代都市の実現に貢献していきます。

2011年6月から東京大学産学ネットワーク「ジェロントロジー」で活動継続

インテリジェントウォーターシステムで水環境を改善

モルディブ共和国 上下水道運営事業 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国  水再生事業

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モルディブ共和国での上下水道運営事業の施設

日立は、2010年6月に水環境ソリューション事業統括本部を設置し、高効率で安定した水処理システムや情報制御システム、省エネシステムを融合させて水循環の効率化を図る「インテリジェントウォーター」のコンセプトを軸に、総合的な水環境ソリューションを提供しています。
モルディブ共和国では上下水道運営事業に参画し、配水管網の電子情報化や浄水設備のコンパクト化、上下水道運営の効率化を進めています。またUAE(アラブ首長国連邦)ドバイでは、生活排水を高度処理して再利用する水再生事業も行っています。そのほか、海水淡水化事業や海洋の生態系を保全するバラスト水処理事業などで水不足の改善や環境保全に貢献するとともに、インテリジェントウォーターシステムを導入してさらなる水循環の効率化に取り組んでいきます。

バラスト水:貨物船舶のバランスをとるため重しの役割をする海水。採水海域と排水海域が異なるため、海洋の生態系破壊が懸念されている