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企業情報CSRへの取り組み


(左)「CNCマシニング」で金メダルを獲得した赤塚選手。
(右)「機械製図/CAD」で金メダルを獲得した大貫選手。
全国大会でも2年連続優勝しています。

国際技能競技大会(技能五輪国際大会)は2年ごとに開催され、22歳以下の各国代表が40種目にわたって高度な技能を競います。
2005年5月にフィンランドのヘルシンキで開催された第38回大会には、全国大会で優勝した日立グループの5選手が日本代表として参加しました。「CNCマシニング」で(株)日立プラントテクノロジーの赤塚孝幸選手、「機械製図/CAD」で(株)日立ハイテクノロジーズの大貫和俊選手が金メダルを獲得、日立グループとして4大会連続の金メダルに輝きました。
5選手は、いずれも日立工業専修学校の卒業生です。日立製作所は、1910年の創業と同時に若手技能者の育成をめざして徒弟養成所を設立しました。これが今日の日立工業専修学校で、文部科学省認定3年全日制の高等専修学校となっています。卒業生は、日立グループ各社に配属されてモノづくりの将来を担います。

指導員と選手のマンツーマンで


全国大会優勝をめざし、「旋盤」の訓練に取り組む益子選手(日立製作所 日立事業所)。

日立は、技能五輪に延べ2,000人以上の選手を派遣。全国大会で毎年金メダルを獲得し、国際大会でも好成績をあげてきました。日立は技能五輪をモノづくり、ヒトづくりの極めて重要な場ととらえています。各競技を勝ち抜くには、技能だけでなく全体の構想力や冷静な判断力 が重要で、それらを育むことが日立の高品質・高信頼のモノづくりに直結します。
技能五輪に挑む日立グループでは、各事業所で新入社員の中から有望選手を選抜し、2〜3年間の訓練を行っています。主に技能五輪経験者の指導員が選手たちと寝食をともにし、本番を想定した厳しい実技訓練をマンツーマンで行っています。
こうした訓練を通じて、選手は「技」と「心」が磨かれ、選手と向き合ってきた指導員もリーダーとしての資質を伸ばすことができます。
製造業において熟練技能者の減少が社会的な課題となる中、日立の「技能の伝承」は、技能五輪に象徴される人材育成と世代を超えたチームワークによって支えられており、技能五輪に参加していないグループ会社や海外の事業所にも、この思いは共有されています。
「金メダルは大きな目標でしたが、その経験を生かして勉強を続け、高度な製品づくりで役立ちたい」と語る大貫選手。日立はこれからもモノづくり、人づくりにこだわり、さまざまな製品の品質と信頼性の確保に努めていきます。

(2006年7月掲載)