ページの本文へ

CSRへの取り組み

Hitachi

歩道を自律走行する一人乗りの移動支援ロボット「ROPITS」

写真
ROPITS

日立製作所は、将来の高齢化社会に向けて、人と共存し、人にサービスを提供する人間共生ロボットの研究開発を進めています。2013年3月に発表した「ROPITS」は、お年寄りや歩行が困難な方の近距離移動を支援することを目的として開発したもので、運転をしなくても街中の歩道を自律走行し、目的地まで行くことができる一人乗りのロボットです。日立は、このような自律走行技術を実用レベルに高めるために、2011年3月より茨城県つくば市の「つくばモビリティロボット実験特区」に参画し、実際の歩道を使った走行実験を通じて移動支援サービスの利便性向上や自律走行機能の信頼性向上、移動ロボットと歩行者等との安全性向上に取り組んできました。「ROPITS」は、スマートフォンやタブレット端末に表示された地図画面の送迎場所を指定するだけで、指定した場所まで自律走行させることができます。

レアアースを用いない産業用11kW高効率永久磁石同期モーター

写真
左:従来のモーター、右:11kW高効率永久磁石同期モーター

日立と(株)日立産機システムは、モーターの心臓部である鉄心に鉄基アモルファス金属*1を採用することで、レアアース(ネオジウム、ディスプロシウム)を含んだ磁石を用いない、11kW高効率永久磁石同期モーターを2012年度に開発しました。

両社はレアアースを用いないモーターの基礎技術を2008年度に確立していましたが、さらなる大容量化と高効率化を図るため、構造の最適化や鉄心の損失低減などの応用技術を開発し、中型容量クラスである11kWモーターへの適用を実現しました。今回開発したモーターは、体格を従来のモーター以下としつつ、国際電気標準会議(以下、IEC)の効率ガイドラインの最高水準であるIE4*2に適合するエネルギー効率約93%を達成しました。さらに技術開発を進め、2014年度に製品化する予定です。

本技術の一部は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」の指定を受けて開発したものです。

*1
アモルファス金属:急冷凝固プロセスにより製作された金属で、通常の結晶材料に比べてユニークな特性を有している
*2
IE4:IECの規格番号IEC60034-31で示されているモーターのエネルギー効率ガイドラインで現在最も高い規格値

モーターの性能

グラフ