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『ひたち』1938(昭和13)年創刊 季刊 36ページ オールカラー
 

ページタイトル

2007年秋号

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2007年秋号[表紙]
 
特集   病気のサインを見逃すな!――健診と予防の時代
    ――健診と予防の時代
 

治療から予防へ――今、医療のあり方が大きく変わろうとしています。今回は、そこで大きな役割を果たすと見られている先端技術「分子イメージング」を取り上げます。また、今話題のメタボリックシンドロームをターゲットにしたダイエットプログラムも紹介。早期発見・早期治療の確立へ向けた日立のさまざまな取り組みを紹介します。

 
 
コンテンツ
 
[特集] 病気のサインを見逃すな!――健診と予防の時代
分子イメージングと医療
玉木長良
早期発見が医療を変える
――分子イメージング・プロファイリングの可能性
新・健康診断
――脱メタボへの道
 
[エッセイ] 技術に会う 10
科学技術とコミュニケーション
大島まり
 
[トーク] HITACHI FILE talk+(トーク・プラス)
血液の「その場検査」でメタボ予防に貢献する
三巻弘
着脱可能なHDD「iVDR」で、
新たなビジネスモデルを構築する
岩渕真人
 
[グラフ] 日立紀行 2
  40年以上の長きにわたり、日立と地域を結ぶ「青森ねぶた」
 
[ルポルタージュ] 永瀬唯のサイエンス・パースペクティブ 10
ビデオカメラ
――目の前の光景を永遠に、という夢の系譜
 
[ニュース] ダントツさんが行く! 9
  IHクッキングヒーター
 
[コラム] 技術の日立・今昔 6
  蛍光ランプ
 
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病気のサインを見逃すな!――健診と予防の時代
 

[インタビュー]

玉木長良
(北海道大学大学院
医学研究科教授)


分子イメージングと医療

分子生物学の発達を背景に、体内で起こっている分子レベルのさまざまな現象を画像化しようという「分子イメージング」が医療の世界で注目されています。その特徴は、活性や機能といった動的な情報を生きたままの状態で観察できること。病気の超早期発見だけでなく、診断・治療のサポート、予後のフォローアップ、さらに創薬に至るまで、21世紀の医療を支えるキー技術になると見られています。

正常例と悪性黒色腫の
FDG-PET全身像

イメージ
 

 

[ルポ]

日立製作所
中央研究所

早期発見が医療を変える
――分子イメージング・プロファイリングの可能性


分子イメージングは、生命科学、計測工学、医学などの異分野の融合によって成り立つ総合技術。日立・中央研究所は、イメージング(画像化)とプロファイリング(成分の一斉解析)の“協創”による「分子イメージング・プロファイリング」をテーマに掲げ、各分野が連携しながら研究開発に取り組んでいます。

 
PET(陽電子断層撮影法)
 

がんの早期発見の切り札とされるPETは、放射性同位元素の“標識”をつけた薬剤を体内に投与し、がん細胞がブドウ糖を取り込む様子、

つまりがんの「活性」を画像化します。中央研究所では、薬剤から放出されるγ線をより正確に検出するため、半導体素子を用いた検出器を開発。がん治療や脳疾患などへの適用を目指しています。

PETのγ線検出の原理イメージ
 
MRI(核磁気共鳴画像法)
 

MRIは生体に均一な磁場をかけ、それに共鳴する水分子の運動を検出、その差異の分布が示す体の構造を画像化しています。

中央研究所では、水分子以外の微量物質も感度よくとらえるアンテナ技術を開発。低酸素状態を示す乳酸信号の検出に成功し、脳虚血の早期診断などへの適用が期待されています。

イメージ

乳酸信号の検出
(ラットの脳梗塞モデル)

 
質量分析
 

質量分析は、バイオテクノロジーを用いて物質の分子構造を解析する技術。病気の指標であるバイオマーカーの一斉検査など、体外診断分野への応用が期待されています。

中央研究所は、分子構造の枝葉末節まで把握できるECD法による分析装置を開発、未知のバイオマーカーの探索などにも取り組んでいます。

写真


液体クロマトグラフ質量分析計
「NanoFrontier」
日立ハイテクノロジーズ

 

 

[ルポ]
日立健康管理センタ/
日立製作所・中央研究所








新・健康診断――脱メタボへの道

糖尿病や動脈硬化症などの予備群とされるメタボリックシンドロームの元凶は、内臓脂肪にあります。この内臓脂肪を減らすために開発されたのが、減量プログラム「はらすまダイエット」。目標を決め、毎日体重を計り、保健師の指導を受けながら、90日間で体重の5%を減らすというプログラムです。実証実験の結果、53人中32人がメタボを解消。ITの活用で、より簡単に、より大勢の人への普及が可能となる、はらすまダイエットの仕組みを紹介します。

写真
 
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[エッセイ]
技術に会う 10

大島まり
(東京大学大学院
情報学環・東京大学生
産技術研究所教授)

科学技術とコミュニケーション

「科学者は自分が面白いと思った事柄について、その真理や相互関係を究めようと、日々研究に勤しんでいる。私自身、研究者として、血液の流れが動脈硬化症や脳動脈瘤などの病気にどのような影響を与えるかについて、バイオ・マイクロ流体の観点から研究していて、自分の研究は面白いと思っているし、また、研究成果が何らかの形で社会に役立つことができればとの思いで、研究に励んでいる。しかし、研究者以外の人も自分が考えるように自分の研究内容やその意義を理解してくれいているかというと、残念ながらそうとはいえない……」
 そこで、大島氏が取り組んでいるのが、「研究を通しての科学技術」をテーマにした出前事業。身近なものを使ってCTスキャンの仕組みや流体力学の基礎を子供たちに教えるなかで気づいたのは――。

 
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[トーク]

 
HITACHI FILE talk+(トーク・プラス)

日立グループのさまざまな取り組みや業界の最新動向を、キーパーソンの「talk(語り)」を通して紹介します。さらに「talk」のテーマを、「+(プラス)」で写真やダイアグラム、図鑑などに展開。

 
写真
 
三巻弘
日立製作所 パーソナル・ヘルスケアベンチャーカンパニー カンパニー長&CEO
血液の「その場検査」でメタボ予防に貢献する

「メタボライザー」は、一般の医療機関向けの卓上血液検査装置。検査項目は、来年度から始まる特定健診に必要な8項目に加え、計23項目を網羅。試薬は大型分析装置と共通のものを、使い切りタイプのカートリッジにパッケージして、これを装置にセットするだけで自動計測が可能です。従来のように検査センターに検体を送るまでもなく、リアルタイムで結果がわかれば、通院の二度手間が省けるうえに、被験者への指導効果も大きく向上。検体の情報化を推進し、医療現場のIT化にも貢献します。

日立パーソナル・ヘルスケアベンチャーカンパニー

 
写真
 
岩渕真人
日立製作所 新事業開発本部 コーポレート・ビジネス・クリエータ(放送通信融合iVDRプロジェクト)
着脱可能なHDD「iVDR」で、
新たなビジネスモデルを構築する


「iVDR‐S」とは、着脱可能なHDDのこと。今春、日立の薄型テレビ「Wooo01シリーズ」に初めて採用され、新時代の記録メディアとして注目を集めています。Woooの新製品にはiVDR対応の「iVポケット」が付いており、録画容量が足りなくなってもHDを簡単に増やしたり、自分だけの「マイディスク」をもつことが可能です。コーポレート・ビジネス・クリエータの岩渕は、このiVDR-Sによる新たなビジネスモデルを構想。大容量、ランダム高速アクセス、書き換え可能とというiVDR‐Sのメリットを生かしたコンテンツ・配信事業の展望を語ります。

Wooo World ハイビジョンテレビ

 
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[グラフ]
日立紀行 2

40年以上の長きにわたり、日立と地域を結ぶ「青森ねぶた」

今回は、8月2〜7日に行われた「青森ねぶた祭」を訪ねました。日立グループは、日立連合ねぶた委員会として、青森ねぶた祭に参加して、今年で42回目。見事、商工会議所会頭賞と囃子賞を受賞し、4年連続で海上運行を果たしました。迫力のねぶた祭の様子はもちろんのこと、ねぶた師や囃子方の話などを交え、日立のねぶたの魅力をお伝えします。

写真

HITACHI NOW
青森ねぶた2007
第1章・第2章

日立連合ねぶた
あわせてご覧ください。

 
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[ルポルタージュ]
永瀬唯の
サイエンス・
パースペクティブ
10

 
ビデオカメラ
 
――目の前の光景を永遠に、という夢の系譜
 

科学技術ライターの永瀬唯氏が日立グループの現場や研究施設を歩き、レポートします。
いまや片手で簡単に操作できる家庭用ビデオカメラも、1970年代の発売当初はカメラだけで重さ3kg、記録装置(VHS方式)は別置きでした。撮像素子の開発による小型化と記録媒体の一体化、VHSからVHS-C、8mmビデオ、ハードディスク、DVDへの記録媒体の変遷など、コンパクト化と高精細・高機能化への歩みを振り返ります。

写真

Wooo World
ビデオカメラ

 
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[ニュース]
ダントツさんが行く!
9

IHクッキングヒーター
 

“ダントツ”をこよなく愛する主婦ダントツさんが家電製品などを研究・紹介します。
今回は、ダントツさん憧れのIHクッキングヒーター「サイレント ケムレス」。どんな金属鍋でも使用でき、焼き魚のにおいや煙もカット、

さらに調理のタイミングを教えてくれる適温サイン機能付き。新登場の秋葉原博士がIHの仕組みを詳しく解説します。

写真

日立の家電品
IHクッキングヒーター

 
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[コラム]
技術の日立
今昔
6

蛍光ランプ
 

1938(昭和13)年に米国で発明された蛍光ランプは戦後、'50年ごろから日本の家庭に普及、日立も'51年には量産を開始しました。最新型の「きらりUVシリーズ」はUVカット剤をコーティングし、紫外線を約75%カット、目・肌に優しく、布類・写真などの色あせも抑えます。

日立ランプ・蛍光灯
(1960年ごろ)
写真
日立ライティング
「きらりUVシリーズ」
(2004年〜)
写真

日立ライティング株式会社 蛍光ランプ

 
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『ひたち』第69巻第4号(秋号) 2007年10月1日発行 定価315円(本体300円)

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