ナビゲーションをスキップ
| HITACHI HOME | UP | PREV | NEXT | SEARCH | 日立トップページへ

本文ここから
Linuxを適用したIPネットワーク統合型
広域電力系統監視制御システム


Integration of Energy Management System and Supervisory Control/Data Acquisition over Open Network in Wide-Area Power Systems

澤崎 正明 関西電力株式会社 本店 電力システム技術センター 電気グループ
居関 祐康 関西電力株式会社 本店 電力システム事業本部 系統制御グループ
加藤 光也 株式会社日立ハイコス 制御システム本部 電力システム部
綿引 克文 日立製作所 情報・通信グループ 情報制御システム事業部 システムソリューション設計部
鈴木 達之 日立エンジニアリング株式会社 公共システム制御部



口絵
注:略語説明
IP(Internet Protocol)
テレコン(遠方監視制御装置)
関西電力株式会社東海支社給電制御所システムの構成
 IPネットワークを基盤として運転個所を統合集約化するとともに,バックアップシステムを広域分散設置とした。
 テレコンも,IPネットワーク結合によって広域に監視制御情報の提供ができる構成としている。
 監視制御システムを構成する主要なサーバには,Linux適用PCサーバを採用している。

*Linuxは,Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標である。



 ネットワーク技術やパソコン技術の進展に伴い,連携技術を用いた電力流通設備運用の統合集約化による設備運用コスト低減と,低コストで高性能なPCサーバの採用による開発コスト低減を実現する新しい給電制御システムが期待されている。また,流動的な電気事業環境下の新しい給電制御システムには,今後予想される運用体制変更に柔軟に対応できることが求められる。

 このような背景を踏まえて,日立グループは,IP(Internet Protocol)接続の遠方監視制御装置(テレコン)とLinux適用PCサーバを全面採用した,わが国初のIPネットワーク統合型広域電力系統監視制御システムを開発し,関西電力株式会社は,東海支社給電制御所にこのシステムを導入した。


本文ここまで
ここからフッタ

(C) Hitachi, Ltd. 2004. All rights reserved.
フッタここまで