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Hitachi

プロジェクター

博物館の展示にプロジェクターを活用し 食と健康を楽しく学べる空間を演出

北海道大学総合博物館は、札幌の広大な北大キャンパス内にあります。2016年、北海道大学のこれまでの伝統と最先端研究の資料を展示する博物館として生まれ変わりました。その入り口に近いスペースで、北海道大学COI『食と健康の達人』拠点の紹介として“食と健康”をテーマにしたクイズを楽しめるコーナーを展開しています。クイズに答えながら北海道を1周するこのコーナーで、日立のプロジェクター 「CP-WU8460J」が活躍しています。

「北海道大学総合博物館」導入状況

“食と健康”をテーマにしたコーナーに、日立のプロジェクター 「CP-WU8460J」を導入

※ センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムとは…

文部科学省と国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が実施する、産学官連携によって革新的なイノベーションの実現を目指す研究開発プログラム。北海道大学は平成25年度より本プログラムに採択され、筑波大学、北里大学、30社を超える企業・関連機関とともに『食と健康の達人』拠点として活動しています。


課題:博物館改修をきっかけに、大学の魅力を伝えるため、市民も巻き込んだ展示にしたかった
効果:近隣の児童や散歩中の市民、観光客の多くが立ち寄り、来館者数は改修前から倍増

導入の経緯:北海道大学総合博物館が目指す「体感/体験」を通じた展示で、
子供でも楽しく知識を得ることができる企画

1999年に開館した北海道大学総合博物館。建物は1929(昭和4)年に完成したモダンゴシック風建築で、理学部本館としても使われ続けています。

入館者数が100万人を超えた2014年度から耐震改修工事が始まり、2016年7月にリニューアルオープンしました。これに合わせて、大学側がもっともアピールしたい研究分野を選定。「北大COI『食と健康の達人』拠点」と「北大北極域研究センター」の2つが選ばれ、「北大のいま」展示ゾーンの中で博物館入り口に一番近いスペースが展示エリアとして提供されることになりました。

北大COI『食と健康の達人』拠点の運営組織であるフード&メディカルイノベーション(FMI)推進本部が、展示企画の具体的な検討を始めたのは2016年4月のこと。リニューアルオープンは7月ですので、すでに時期は迫っています。ゲームなどのコンテンツ制作で実績のある株式会社ORSOと共同で企画を考えていきました。

FMI推進本部の藤井真知子氏は、展示の方向性についてこう話します。

「従来の博物館っぽくないものをつくろうというところから始まりました。以前から地域の方々や観光客が立ち寄るところですから、市民を巻き込んだ企画ができないかと考えました」

浮かんできたアイデアは、大きな画面に食や健康、そして北海道に関するクイズ形式の動画を投写し、子供たちをはじめとする来館者にゲーム感覚で解答してもらうという企画でした。

藤井 真知子 氏 写真

北海道大学
産学・地域協働推進機構
フード&メディカルイノベーション(FMI)推進本部
藤井 真知子氏


フロアの壁を大きなスクリーンに見立てます。中央に1面、その左右に角度を付けて2面。それぞれが150型の大画面で、その場に立つと映像に包まれるような感覚になります。フロア中央に設置された液晶ディスプレイのタッチパネルに触れることでクイズに答え、正面の3面スクリーンにその結果が連動して表示され、楽しく食と健康の知識を得ることができます。さらにクイズのポイントを得ることでミュージアムカフェのクーポン券などがもらえるようにしました。

150型の大画面を中央に1面、左右に2面。「CP-WU8460J」3台を使って投写される映像は迫力満点だ

導入の効果:市民も気軽に立ち寄り、来館者数は改修前から倍増

プロジェクター選定に際しては、建物の都合上、動かせない柱があるため、投写距離を考えて絞っていきました。さまざまなメーカーの機種が候補に挙がりましたが、最終的に選んだのは、日立のプロジェクター「CP-WU8460J」。藤井氏は「少ない人数で運営しているため、フィルターの清掃間隔が長く、メンテナンスに掛かる労力が軽減できるという点が響きました。また、プロジェクター本体は天井から吊り下げるので、画面の微調整をリモコンで容易に行える点も決め手になりました」と振り返ります。

プロジェクターが決定したのは、オープンまであと1カ月に迫った頃。それから3週間で、壁の工事とプロジェクター設置が並行して進みました。スペースが限られている中で、いかに画面を大きく写すかなど考慮しました。「子供が走ったり、画面のすぐ近くに立ったりしても影が写り込まないようにすることも配慮しました」と藤井氏。

オープンから1年。北大キャンパス自体が市民の憩いの場となっているため観光客はもちろん、幼稚園や保育園の児童、近所に住む親子連れ、散歩ついでの高齢者も数多く立ち寄ります。とくに子供たちは、クイズをゲームのように楽しんでいるとのこと。

クイズのジャンルは4つ。その中でも一番人気なのは「ほっかいどう」だという。


山本 順司

北海道大学
総合博物館 准教授
山本 順司氏

リニューアルに携わった北海道大学総合博物館准教授の山本順司氏は、次のように話します。「大きなスクリーンに北海道の景色がきれいに投写されるのを見たときは、びっくりしました。評判は非常にいいですね。リニューアル後の博物館は、改修前に比べて来館者が2倍くらいに増えています。とくにお子さん連れの方はこの展示室に必ず立ち寄っていきますね」

藤井氏は、今後の展示についても夢を語ります。「未来の日本を盛り上げていくのは、いま大学生や高校生の人たち、そして子供たちです。これからは、彼らと一緒になって何ができるかを考えていきたいですね」

UserProfile

北海道大学総合博物館
所在地:北海道札幌市北区北10条西8丁目

1999年開館。学生や教職員だけでなく市民に親しまれる博物館を目指し、北海道大学の多様な研究の伝統と、最先端の研究を様々な実物資料や映像で展示・紹介している。

北海道大学総合博物館 外観写真

北海道大学 様にご採用いただいた導入機器

プロジェクター:CP-WU8460J

【本体】
プロジェクター:CP-WU8460J:3台
【オプションレンズ】
短焦点レンズ SL-702:3本

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