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Q1 文字が不正となる

A1
Xサーバエミュレータが持つローカルフォントにない文字(フォント)の可能性があります。 フォントサーバと接続しUNIX側で使用しているフォントを読み込むことで解消される可能性があります。 フォントサーバと接続できるよう設定し、再度実行してください。 また、以下の設定をもう一度ご確認ください。
  • ワークステーション側のフォントサーバが起動しているか
  • フォントサーバのポート番号は正しいか
  • フォントパスが正しいか

Q2 Windows NT使用時、マルチウィンドウモードのウィンドウが正しく動かない

A2
Windowsの「画面」(Plus!タグ)設定で「ウィンドウの内容を表示したままドラッグする」がチェックされていると、 ウィンドウ移動が正常にできないことがあります。 Windowsの「画面」(Plus!タグ)設定で「ウィンドウの内容を表示したままドラッグする」のチェックを外してご使用ください。

Q3 カナ入力ができない

A3
カナ入力を行う場合は、Xセットアップの「キーマップファイルの設定」で「カナ入力を行う」をチェックしてください。 また、カナ入力機能を有効にすると性能が落ちるXクライアントがあります。 この場合はカナ入力オプションをはずしてご使用ください。

Q4 色が正しく表示されない

A4
03-02よりも前のバージョンのXサーバエミュレータを使用している場合、 Windows表示色が257色以上(フルカラーなど)に設定してあると色が正しく表示されません。 Windows表示色を256色に変更するか、03-02以降のXサーバエミュレータを使用してください。

Q5 フルカラーが正しく表示されない

A5
接続先のフルカラーには対応していないため、256色に変換して表示しています。 表示色を同じにするには接続先の設定を256色にしてください。

Q6 接続先UNIX上でアプリケーションを起動すると、色が反転してしまう

A6
XサーバエミュレータはWindowsの表示色(256色以上)に関係なく256色表示で 描画を行っていますので、256色以上で競合するようなカラーマップを持った アプリケーションをUNIX上で同時に起動した場合、カラーが上手く表示されないといった 制限があります(例:JP1/NNM+Mozilla、など)。 これは、Xサーバエミュレータの仕様となります。

Q7 画面描画が不正となる

A7
Xサーバエミュレータでは描画性能を向上する目的で描画処理を一部省略しているところがあり、 このために描画が正常に行われないことがあります。アイコン移動などで描画が不正となるような場合は、 描画モードの設定を変更することで解消できることがあります。 Xセットアップの描画モードの設定で仮想スクリーン描画を「描画する」に変更し、 再度実行した際に現象が解消できるかをご確認ください。

Q8 REXEC接続でクライアントが無くなるとXサーバエミュレータが終了する

A8
REXEC(XDMCP未使用)で接続した場合、XサーバエミュレータがUNIXにシェルを送り、 そのシェルによってクライアントが作られます。この状態でXサーバエミュレータが 起動状態になるので、すべてのクライアントが無くなるとXサーバエミュレータも終了します。 複数のクライアントを起動するシェルを使用する場合、途中ですべてのクライアントが 無くなるとシェルが途中で終了してXサーバエミュレータも終了します。 そのため、Xサーバエミュレータを終了させないためには、UNIXと接続している間は クライアントが少なくとも1つは存在するようにシェルを作る必要があります。

Q9 OpenGL 3Dアプリケーションが実行できない

A9
Xサーバエミュレータは、3Dアプリケーションを実行する機能であるGLXには対応しておりません。 Xサーバエミュレータ上で3Dアプリケーションを実行した場合は、次のエラーが表示されます。
「GLUT: Fatal Error in aaindex: OpenGL GLX extension not supported by display:」
これは、Xサーバエミュレータの仕様となります。

Q10 ログイン・ログアウトに時間がかかる

A10
 接続先UNIXサーバへのログイン画面で、ログインやログアウトに時間がかかる場合があります。 このときは、接続先UNIXサーバに応じて、次に示すポートをWindowsファイアウォールの例外リストに 登録してください。
接続先UNIXサーバ種別 プロトコル PC側ポート番号 セッション開始方向 UNIX側ポート番号
Linux TCP 16001 ANY
TCP 113 ANY
Solaris 9,10 TCP 16001 ANY
Solaris 8 TCP 2000 ANY
ポートをWindowsファイアウォールの例外リストに登録するには、コマンドプロンプトから次のコマンドを入力してください。 (**** にはポート番号を指定します)

netsh firewall add portopening protocol=TCP port=**** name="Xサーバエミュレータ V3" mode=ENABLE

Q11 FTPユティリティで2バイトコードの扱いは?

A11
 フォルダ名やファイル名に2バイトコードが使用されている場合、表示及び転送ができません。 また、ファイルのデータにEUCコードなどが混在していると2バイトコードが文字化けする場合があります。

Q12 FTPユティリティでの年号表示は?

A12

 UNIX上で年号表示が出ないファイルはWindowsのタイマーを使用して表示します。 そのためWindowsとUNIXの日付が同じでない場合、正しい年号が表示されないことがあります。

日付処理について

FTPユティリティでは、リモートシステム側のファイル情報(名前やサイズ、日付/時間表示)を受け取り、 表示しています。受け取るファイル情報には以下の2種類のフォーマットがあります。

  1. [年号4桁][月2桁][日2桁]      :例 2008/06/30
  2. [月2桁][日2桁][時間2桁][分2桁] :例 11/15 10:00

    UNIXの場合、ファイル作成日付から6ヶ月間は b のフォーマットを使用し、 それが過ぎると a のフォーマットを使用します。

FTPユティリティでは、

[年号4桁][月2桁][日2桁][時間2桁][分2桁]

のフォーマットで表示を試みます。 UNIXの日付に年号がない場合は、Windowsのタイマーを使用して年号を表示しています。 Xサーバエミュレータのバーションにより日時表示に次の違いがあります。

◎今日の日付が2008年3月1日の場合の表示例

項番 UNIXのファイルの日付 03-02-/B以前 03-02-/C以降
1 2007/06/30 2007/06/30 不明 2007/06/30 不明
2 11/15 10:00
(作成年:2007年)
2008/11/15 10:00 2007/11/15 10:00
3 02/10 15:30
(作成年:2008年)
2008/02/10 15:30 2008/02/10 15:30

Q13 FTPユティリティで年号が正しく表示されない場合がある

A13

 FTPユティリティでリモートシステム側のフォルダ、ファイルを表示した際、次の条件を満たした場合にフォルダ、ファイルのタイムスタンプに表示される年号が1年遡って表示されます。

発生条件

  1. PCのタイムゾーンに「(GMT+09:00)大阪、札幌、東京」が設定されている。
  2. 午前0時から午前8時59分までの間にタイムスタンプが更新されたフォルダまたはファイルが存在する。
  3. b. の条件を満たすフォルダ、ファイルを更新日付と同じ日の午前0時から午前8時59分までの間にFTPユティリティで表示する。

◎2012年11月11日 04:32に作成したファイルをFTPユティリティで表示した場合

項番 UNIXのファイルの日付 2012年11月11日
午前0時〜午前8時59分
2012年11月11日
午前9時以降
1 11/11 04:32
(作成年:2012年)
2011/11/11 04:32 2012/11/11 04:32

本表示不正は午前0時から午前8時59分までの間の一時的なものであり、午前9時以降は正しい年号が表示されます。
また、リモートシステム側で年号が1年遡って表示されているフォルダ、フォルダをPC側にコピーした場合、PC側では正しい年号が表示されます。

Q14 うるう年の2月29日に使用可能ですか?

A14
 Xサーバエミュレータはうるう年の2月29日でも問題なく使用できます。