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ビジネスの場では、作業のミスがあってはなりません。ビジネスマンであれば、誰もが他人の作業のチェックや確認をした経験がありますよね。

作業のチェックと確認は、日本・海外を問わず、どのような会社でも行われているはずです。

日本語でも英語でも、チェック(check)という言葉は「確認」という意味で使われることがよくあります。「確認」を英語に訳す場合、考えられる英語はcheckのほかにも「confirm」「make sure」「ensure」「verify」「investigate」「examine」「review」「identify」「affirm」などいろいろあります。

英訳のバリエーションがたくさんあって何だかややこしいですが、中でもよく使われるのは「check」「confirm」「make sure」の3つです。

たとえば「データが正しいことを確認してください」という日本語は、次のどの英語にも翻訳できます。

(1)Check that the data is correct.
(2)Confirm that the data is correct.
(3)Make sure that the data is correct.

この3つの英語がどれも同じ意味かというと、実際には微妙なニュアンスの違いがあります。特に(3)は、他の2つの英文にない独自の意味合いがあるのですが、それについては後ほど説明します。

次に、「データが正しいかどうか確認してください」という日本語を英訳してみましょう。

(○)Check if the data is correct.
(○)Confirm if the data is correct.
(X)Make sure if the data is correct.

この場合、check と confirm を使うことはできますが、make sure を使うことはできません。

make sure という英語の本質的な意味は、「〜を確実なものにする」ということです。つまり、何かを単純にチェックするだけでなく、「もしチェック結果が望ましくなければ、望ましい状態に変える」というニュアンスがあります。
たとえば「Make sure that the data is correct.」という英語は、単純に「データが正しいかチェックしてください」という意味だけでなく、「もしデータが間違っていたら、データを直してください」というニュアンスがあるのです。

confirm やcheck には、そのようなニュアンスはありません。どちらも単純に「調べて確認してください」と言っているだけです。confirm と check はどちらも同じように使えることが多いのですが、はたして違いは何でしょうか?

あえて言うならば、confirm には「最後の念押しのために確認する」というニュアンスがあります。confirm の例を次に示します。

If you click the Submit button in the Web browser, a confirmation message appears, asking whether you really want to submit the information.

(Webブラウザで[送信]ボタンをクリックすると、本当に情報を送信してよいかどうかを尋ねる確認メッセージが表示されます。)

インターネットの商用サイトにアクセスしていると、このような確認メッセージをよく目にすると思います。ブラウザに名前や住所などの情報を入力して、最後に情報を送信しようとすると、「本当に送信していいですか?」という念押しのメッセージが出てきますよね。このような「確認メッセージ」は、英語で confirmation message といいますが、check message とはいいません。

最後に、checkを使った便利な表現を一つご紹介します。

Please let me check with my boss and call you back.

(上司に確認してから、折り返しそちらへ電話をかけ直します。)

誰かに相談して物事を確認する場合は、check with というフレーズを使います。相談相手の前に with という前置詞がつくので、忘れずに覚えておきましょう。

■今回のおまけ

前回の記事で和製英語についてご紹介しましたが、その続きです。

その製品の機能についてお客さまからクレームがありました。

(X) I received a claim about the product from a customer.
(○) I received a complaint about the product from a customer.

英語の claim には「(権利などの)主張・要求」という意味がありますが、「苦情」という意味はありません。なぜ日本で「権利の主張」という言葉が「苦情」に変わってしまうのかは定かではありませんが…。

それでは、また次回お会いしましょう。