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顧客マスタや商品マスタのように各種業務で参照される共通的なマスタは分散配置されている場合が多く、マスタを同期することへのニーズは多くあります。この課題をSOA基盤を適用することで解決できます。代表的な適用パターンを紹介します。

ETLによる各種マスタの同期

ETL(Extract/Transform/Load)を利用した各種マスタの同期では、バッチ的に情報を同期させます。データベースからデータベースへの単一処理でも、複数のデータベースから統合データベースへの同期でも使うことができます。
また、データを抽出し、名寄せなどの加工をしてから格納できる機能をSOA基盤側で持っているため、色々な条件でのマスタ同期に対応できます。

次のようなニーズがある場合に、有効な適用パターンです。

  • 同期をとるデータが大量である
  • フォーマット変更などデータを編集してから同期したい
  • 同期のシナリオを可視化したい

ESBによる各種マスタの同期

ESB(Enterprise Service Bus)を利用して、マスタ間で情報を同期させることができます。
例えば、グローバルマスタから情報を取り出し、個別マスタのデータ形式に合わせて変換し、それぞれの個別マスタへ配信できます。 この場合、マスタを同期するためのビジネスプロセスを定義します。アダプタを使ってデータベースから情報を取り出し、変換などを行って、アダプタでデータベースに格納します。

適用のメリット

  • ESB/BPM基盤を利用して少量データのリアルタイム配信を実現
  • 標準仕様に準拠した統合基盤と各種サービス接続アダプタにより、各種システムとの高い相互接続性を確保

配信データが少量の場合の情報連携に適用できます。
実際の適用の判断は、次のようなニーズがあるかどうかがポイントになります。

  • 同期更新のリアルタイム的な連携が必要となる
  • 同期先がさまざまで、それらに配信するためのプロトコルも異なる
  • マスタ同期の流れを可視化したい
  • 同期処理と他の業務との連携を行いたい

ただし、システム間は疎結合であるため、トランザクションではないことには注意が必要です。

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