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2014.06.30 更新

CosminexusにDoS脆弱性(CVE-2014-0050)が存在します。

脆弱性ID

HS14-008

脆弱性の内容

ファイルアップロード機能(Servlet3.0またはApache Commons FileUpload)を使用しているアプリケーションに対し,細工したリクエストを送信することで,サーバのCPUリソースが大量に消費されます。また,該当リクエストを処理するスレッドが占有されます。この現象を利用して,サービス運用妨害(DoS)攻撃が行われる可能性があります。

Servlet3.0のファイルアップロード機能を使用している場合
影響を受けるバージョンを下記に示しますので,対策版の適用をお願いいたします。
Apache Commons FileUploadのファイルアップロード機能を使用しており,影響を受けるCosminexus Component Containerのバージョンを使用している場合
下記に示すのCosminexus Component Containerの対策版を適用し,Apache Commons FileUploadを対策済みのライブラリに置き換えてください。

対象製品

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性が含まれる製品名

対象バージョン :

プラットフォーム
脆弱性が含まれるバージョン

対象製品名 : Cosminexus Component Container

<Servlet3.0のファイルアップロード機能を使用している場合>

対象バージョン :

Windows(x86)
09-00 - 09-00-10, 09-50 - 09-50-03
Windows(x64)
09-00 - 09-00-10, 09-50 - 09-50-03
AIX
09-00-02 - 09-00-08, 09-50-01 - 09-50-03
HP-UX(IPF)
09-00-01 - 09-00-08, 09-50-01 - 09-50-03
Linux(x64)
09-00 - 09-00-10, 09-50 - 09-50-03

<Apache Commons FileUploadのファイルアップロード機能を使用している場合>

対象バージョン :

Windows(x86)
08-70 - 08-70-06, 09-00
Windows(x64)
08-70 - 08-70-06, 09-00
AIX
08-70-01 - 08-70-03, 09-00-02
HP-UX(IPF)
08-70 - 08-70-07, 09-00-01
Linux(x64)
09-00
Linux
08-70 - 08-70-05

なお本問題は,Cosminexus Component Containerを構成製品とする,下記Cosminexus製品が該当します。Cosminexus製品に含まれるCosminexus Component Containerのバージョンについては,サポートサービス窓口へご相談願います。

<Servlet3.0のファイルアップロード機能を使用している場合>

■Cosminexus V9

対象製品名 : uCosminexus Developer
対象製品名 : uCosminexus Service Architect
対象製品名 : uCosminexus Application Server-R
対象製品名 : uCosminexus Application Server
対象製品名 : uCosminexus Service Platform
対象製品名 : uCosminexus Primary Server Base
対象製品名 : プログラミング環境 for Java
対象製品名 : uCosminexus Application Server(64)
対象製品名 : uCosminexus Service Platform(64)
対象製品名 : uCosminexus Primary Server Base(64)

対象バージョン :

Windows(x86)
09-00 - 09-00-03, 09-50
Windows(x64)
09-00 - 09-00-02, 09-50 - 09-50-01
AIX
09-00 - 09-00-02, 09-50
HP-UX(IPF)
09-00 - 09-00-02, 09-50
Linux
09-00 - 09-00-03, 09-50 - 09-50-02, 09-60

<Apache Commons FileUploadのファイルアップロード機能を使用している場合>

■Cosminexus V9

対象製品名 : uCosminexus Developer
対象製品名 : uCosminexus Service Architect
対象製品名 : uCosminexus Application Server-R
対象製品名 : uCosminexus Application Server
対象製品名 : uCosminexus Service Platform
対象製品名 : uCosminexus Primary Server Base
対象製品名 : uCosminexus Application Server(64)
対象製品名 : uCosminexus Service Platform(64)
対象製品名 : uCosminexus Primary Server Base(64)

対象バージョン :

Windows(x86)
09-00
Windows(x64)
09-00 - 09-00-01
AIX
09-00
HP-UX(IPF)
09-00
Linux
09-00 - 09-00-01

■Cosminexus V8

対象製品名 : uCosminexus Application Server Enterprise
対象製品名 : uCosminexus Application Server Standard
対象製品名 : uCosminexus Application Server Standard-R
対象製品名 : uCosminexus Developer Light
対象製品名 : uCosminexus Developer Professional
対象製品名 : uCosminexus Developer Professional for Plug-in
対象製品名 : uCosminexus Developer Standard
対象製品名 : uCosminexus Primary Server Base
対象製品名 : uCosminexus Service Architect
対象製品名 : uCosminexus Service Platform

対象バージョン :

Windows(x86)
08-70 - 08-70-01
Windows(x64)
08-70 - 08-70-01
AIX
08-70 - 08-70-01
HP-UX(IPF)
08-70
Linux
08-70 - 08-70-03

対策版の提供

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性の対策済み製品名

対策バージョン :

プラットフォーム
脆弱性の対策バージョン 対策版提供日

対象製品名 : Cosminexus Component Container

<Servlet3.0のファイルアップロード機能を使用している場合>

対策バージョン :

Windows(x86)
09-50-04 2014.03.26
09-00-11 2014.06.18
Windows(x64)
09-50-04 2014.03.26
09-00-11 2014.06.18
AIX
09-50-04 2014.03.26
09-00-11 2014.06.18
HP-UX(IPF)
09-50-04 2014.03.26
09-00-11 2014.06.18
Linux
09-50-04 2014.03.26
09-00-11 2014.06.18

<Apache Commons FileUploadのファイルアップロード機能を使用している場合>

対策バージョン :

Windows(x86)
09-00-03 2012.08.01
08-70-08 2012.09.04
Windows(x64)
09-00-03 2012.08.01
08-70-08 2012.09.04
AIX
09-00-03 2012.10.25
08-70-10 2012.12.26
HP-UX(IPF)
09-00-03 2012.08.01
08-70-10 2012.12.26
Linux(x64)
09-00-03 2012.08.01
Linux
08-70-08 2012.09.04

セキュリティ対策版は改良版にて提供いたします。
「改良版の提供について」のWebページをご参照いただき,手順に従ってご入手ください。
(改良版の入手にはサポートサービスの契約が必要です)

更新履歴

2014.06.30
[脆弱性の内容],[対象製品]および[対策版の提供]に、Apache Commons FileUpload使用時の情報を追加しました。[対策版の提供]に、Servlet3.0使用時の情報を更新しました。
2014.03.28
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