ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

Enterprise Certificate Server, Enterprise Certificate Server / Lightセット−CA(認証局)機能

IETF-PKIXモデルにおけるCA(認証局)に該当します。CAは、ユーザーの公開鍵およびユーザー情報を基にIETF-PKIX標準に準拠した証明書を作成します。PKIの中心として、高いセキュリティで運用します。
CAを構築するには、Enterprise Certificate Server、またはEnterprise Certificate Server / Lightセットが必要です。
Enterprise Certificate Server / Lightセットは、小規模システム向けの製品で、前提製品とのセット製品です。Enterprise Certificate Serverは、大規模システムや高度なセキュリティが要求されるシステム向けの製品で、Enterprise Certificate Server / Lightセットで提供する機能に加えて、PKI管理サーバと連携して証明書を発行する機能、およびハードウェア暗号装置との連携機能を提供しています。
なお、この製品(バージョン:03-02-A)は、ISO/IEC 15408に基づきEAL3の認証を取得しました。

国際標準に準拠した証明書の発行

CAが作成する証明書は国際標準X.509形式に準拠しており、SSL、S/MIME、PKI Runtime Libraryで暗号化に利用できます。
CAへのアクセスはIETF-PKIX標準に準拠しており、uCosminexus PKI Enrollment ServiceなどのPKIシステムに接続できます。

主な機能

証明書発行
IETF-PKIX標準に準拠したX.509証明書を発行します。
CRL発行
IETF-PKIX標準に準拠したCRLを発行します。
秘密情報格納
ハードディスクや認証デバイスに秘密情報を格納できます。

国際標準に準拠した証明書の発行

ハードウェア暗号装置のサポート

CAの秘密鍵は、ハードディスクに暗号化して保存する方法のほか、ハードウェア暗号装置でより安全に保存できます。

ハードウェア暗号装置
PKCS#11対応ハードウェア暗号装置

ハードウェア暗号装置のサポート

合議・監査などの高度なCAの運用

CAを運用するために必要な作業に対して合議を設定できます。
また、作成する監査ログはすべて署名・暗号化します。

主な機能

CA管理者・運用者の合議
CA管理者に対して、CAの設定変更、CA鍵生成に対する合議機能や、管理端末クライアントからの証明書発行、失効に対する合議機能が設定できます。合議機能を設定すると、決められた人数の合議者がいないとその操作はできません。
監査ログ
CAの設定や動作に関するログを署名、暗号化します。

合議・監査などの高度なCAの運用