株式会社日本総研ソリューションズ
PARTNER's Voiceは、特集テーマに沿ったパートナー企業の取り組みなどをご紹介します。
日本総研ソリューションズは高度な技術を背景に、ITシステム構築のコンサルティングをはじめ、構築、運用アウトソーシングなどを取り扱うシステムインテグレータ。同社が数々の案件から導き出した、高信頼性Webシステム構築のためのポイントを探る。

飯田 博記 氏
Hiroki Iida
株式会社
日本総研ソリューションズ
技術本部インフラ技術部
Webシステムを構築する際の要件は、システムのアーキテクチャによって変化する。高信頼性を実現するための設計、構築、運用のためには、どのような点を心がければよいのだろうか。
日本総研ソリューションズは、2006年7月に日本総研のシステム開発部門から分社化し、ITシステム構築のコンサルティングから構築、運用アウトソーシングなどを担っている。同社が行う、高信頼性実現のための取り組みについて、飯田氏は次のように解説する。
「高信頼性を実現する基本となるものは、ハードウェア仕様です。その選定には、Webシステムに要求される“レスポンス時間”“ピーク時のリクエスト量”を意識することが重要になります」
これらの要件を満たすようプロセッサの性能や数、メモリ量を算出していかなければならない。要求されるハードウェア資源は、Webアプリケーションによっても左右されるので、アーキテクチャの理解も必要だ。
また飯田氏は特にスループットを確保するためのリクエストの流量制御の重要性について解説した。
リクエスト流量の制御は、効率的にハードウェア資源を使うために必須のものであり、スループット、レスポンス時間には、リクエストの同時実行数が大きく関係することにも言及した。
飯田氏はポイントとして「アプリケーションの特性に合わせた流量制御が大切です」と指摘する。1つのWebコンテナに複数のWebアプリケーションを配置する場合は、一方のWebアプリケーションにリクエストが集中すると他方のアプリケーションでの処理ができなくなる事態が想定される。また、ダウンロードのような処理時間の長いプログラムでは、通常のトランザクションに比べ、長い時間実行スレッドを拘束するため、プログラムごとなど、よりきめ細かな制御が必要になる。
統合システム構築基盤Cosminexusは、Webアプリケーションごとやプログラムごと(要求するURLごと)に流量制御を行うことが可能だ。
「性能確保、可用性・拡張性、運用性は基本的なことですが、これらを満たしてこそ、Webシステム基盤は成り立つのです」と飯田氏は参加者に向けてメッセージを送った。