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グローバル市場を見据えたミッションクリティカルな企業活動や、アクセスの増減を予見することが困難なネットビジネスの拡大に伴い、急激な負荷変動にも柔軟に対応できるIT プラットフォームへのニーズが高まっています。そこで日立は、統合システム運用管理JP1 と統合サービスプラットフォームBladeSymphony の連携により、24 時間止まらないサービスを支える高信頼・高可用システムを実現。企業情報システムのROI を最大化する「ポリシーベースの自律型システム運用」についてご紹介します。

コストを削減する運用性の向上と操作ミスの低減

国内での圧倒的な導入事例数とミッションクリティカルなシステムでの実績を誇る、統合システム運用管理JP1。このJP1を、ブレードサーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアを高次元で調和させた統合サービスプラットフォームBladeSymphonyと組み合わせることで、運用性の向上や操作ミスの低減による、TCO削減とROIの最大化をもたらすことが可能となります。

これらのメリットは、JP1の優れた仮想化/自律化技術による「ポリシーに基づくシステムの自律運用」と、BladeSymphonyならではの拡張性のシナジーによって実現できます。

具体的には、企業それぞれのポリシー(運用シナリオ)に従った手順やノウハウを、JP1シナリオ管理基盤である「JP1/Automatic Job ManagementSystem 2 - Scenario Operation(JP1/AJS2-SO)」によって定義することで、システムのさまざまな状況に対して最適化を図る高度なオペレーションを、システム運用管理者の負荷を増やさず、ミスなく実行できるのです。

障害発生時の運用容易化

業務システムは一般に、複数のサーバにまたがって稼働し、業務ごとの管理ができていない場合が多いため、障害発生時には影響範囲の把握ができず、迅速で適切な対処を施すことが困難でした。こうした事態を解決するのが「運用サービスとしての仮想化」です(図1)。

図1 「運用サービスとしての仮想化」による障害対応

これは、各種ハードウェアリソースという物理的な情報を、業務という論理的な情報にマッピングする手法。システム管理者は「サーバ1」「サーバ2」といったハードウェアを意識することなく、「受注管理システム」「出荷管理システム」といった業務視点でのシステム管理ができるようになります。

これによりシステム運用管理者は、障害発生時にハードウェアの障害の影響範囲がどの業務に及んでいるのかを瞬時に把握。迅速な障害対応が可能となります。

急激な負荷変動への対応とリソースの有効活用

Webフロントエンドからバックエンドの基幹DBサーバまで、Web3階層全域を包括可能なBladeSymphony。Webサーバ、アプリケーションサーバ、DBサーバなど3階層のどの部分でボトルネックが発生した場合でも、ポリシーに基づく自律運用によって、サーバの追加(スケールアウト)などを迅速に実行することができます。

これはJP1によって、"アプリケーションサーバのCPU稼働率が80%を3回超えたら、予備サーバをAPサーバとして追加する" といったシナリオを、あらかじめ定義/設定しておくことで可能となります。こうしてシステム全体をJP1によって統合的に監視することで、急激な負荷の増大に対しても、迅速かつ的確な自動対処を実現。システム運用管理者の負担を大幅に軽減することができるのです (図2)。

図2 ポリシーに基づく自律運用と急激な負荷変動への対応

また、日中はオンライン処理を行い、夜間にバッチ処理を行うシステムの場合、一般的には夜間のバッチ処理時にはオンラインを停止するか、あるいはオンライン用とバッチ用に別のサーバを用意していました。

これに対して、JP1にあらかじめ "夜間になったらオンライン処理で使用していたサーバリソースを解放し、バッチ処理を起動する" といったシステム構成変更のシナリオを登録しておけば、高効率なシステム構築・運用が可能となります。

運用性を維持したサーバ統合

運用管理コストの増大や、運用効率の低下といった形で分散型システムの限界が露呈しつつある現在、システム最適化のための有効な解とされているのが「サーバ統合」です。しかし、社内に分散する複数のシステムを、すべて一度に統合するのは現実的にはきわめて困難です。

これに対して、段階的にブレードを追加していけるBladeSymphonyなら、サーバ更改のタイミングでブレードを増設していくなど、長期的なレンジでサーバ統合に取り組むことができます。

また、統合を進める上で大きな懸念材料となるのが運用の負荷増大ですが、これもポリシーに基づく自律運用を実現するJP1との連携によって解決することができます(図3)。JP1は、BladeSymphonyのように柔軟に構成を変えられるシステムでも、あるいはメインフレームやPCサーバなどの既存システムでも、ホスト名など物理的なハードウェア構成を意識せず、業務単位のビジネス視点によって定義できるので、それまでの運用性を維持したまま、一元的に管理することができるのです。これにより、システム運用管理者の負荷を増やすことなく、フレキシブルなサーバ統合が実現できます。

図3 運用性を維持したサーバ統合

JP1をはじめとする日立オープンミドルウェアとBladeSymphonyを組み合わせた、高度で柔軟なシステム運用は、それぞれの製品間でのシームレスな連携があってこそ実現するもの。そこには、ハードウェアからソフトウェアまで、幅広い製品群を自ら開発してきた日立ならではの総合力が反映されているのです。

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