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Open Middleware Report Web

仮想化でもっとべんり!

よし、じゃあビジネスの現場で、どうしてHCSのようなソフトが必要なのか、
具体的に説明していくよ。
少し難しい話になるけど、大丈夫かな。

青木先生

大丈夫です!

みどるちゃん

みどるちゃんはクラウドって聞いたことあるよね?
企業内のサーバルームやデータセンターに、サーバやストレージを集約・仮想化して、
利用効率と提供スピードを高めるという方法だ。

青木先生

聞いたことあります、クラウド!

みどるちゃん

企業内のサーバルームやデータセンターに、サーバやストレージを集約・仮想化して、
利用効率と提供スピードを高めるという方法だね。
じゃあクラウドでサーバの仮想化が進むと何が起こるか。
物理環境に依存しない仮想サーバの追加に対応して、業務の数もどんどん増えていく。
そうなると当然、そこで作られるビジネスデータも急激な勢いで増加していくことになる。
このスピード感に対応するためにストレージの仮想化が欠かせない。
容量の柔軟な追加・拡張と、自動的なアクセスの負荷分散、 適切なストレージ容量でのコスト最適化を図る構成管理など、 ストレージ運用にまつわる部分を上手く運用していく必要があるからね。
そして、このナビゲーターとなるのがHCSなんだ。

青木先生

仮想環境を上手に運用したい、性能もコストも最適化したいといったとき、特に大きな威力を発揮するのが「ボリューム容量の仮想化」という技術なんだ。
ここではまず、複数の物理ボリューム(HDD)を仮想的にまとめた「仮想プール」というものを作る。
さらにその上に、仮想サーバが"自分専用のストレージ"として認識する「仮想ボリューム」を作る。物理的なリソースを一旦仮想的に纏めて、用途ごとに切り分けてリソースを個別に提供するイメージだよ。

長江先生

一回まとめて、個別に提供…

みどるちゃん

仮想ボリュームはあくまで仮想的なものだから、実際にデータが書き込まれると、その都度纏められた仮想プールから空き容量を割り振っていく。
だから、仮想ボリュームは実装された物理ボリュームの容量に依存せず、あからじめ何倍も大きなサイズに見せることができる。
だから最初に2TB(テラバイト)の物理ボリュームしかなくても、システム全体では"10TBもありますよー"と言って運用を始めることができるんだ。

長江先生

ほう、「巨大化の術」ですね?
でもそれって、どんな意味があるんですか?

みどるちゃん

まずコスト削減効果がある。
以前は、この業務では5年後にこれぐらいは必要だろうなという容量を見積もって、最初からその分のストレージを用意しておかなければならなかった。
サーバとストレージが直接つながる関係だったから、途中でストレージを買い足してつなぎ変えたりすると業務が止まってしまうからね。
でもHCSでサーバとストレージの中間に"実体のない仮想ストレージ"をつなげると、最初は1年ぐらいで必要な容量から運用をスタートできるから初期投資が少なくて済む。
余分なストレージを動かすための電気代もいらなくなる。

長江先生

すごい!

みどるちゃん

データの増加に合わせ、業務を止めずに物理ボリュームを増やすのも簡単だよ。
そしてこれは仮想サーバからのアクセス負荷を分散して性能を安定させる役割も果たすんだ。仮想サーバの数が増えてアクセスが頻繁になってきたら、仮想プールに物理ボリュームを足していく。
すると仮想サーバからの書き込みがプールを通じて物理ボリュームに自動的に負荷分散しながら行われていくため、性能が安定していくんだね。

長江先生

仮想サーバの増加に合わせて仮想ボリュームの数も簡単に増やせる。
これでいつでも素早く業務を立ち上げられるし、管理者は仮想プールの使用量さえ監視していればいいから、運用がとても楽になる。

青木先生

ほう、仮想ボリュームはどんどん増やせる!
これは「分身の術」ですな。

みどるちゃん

よくわからないけど、まあそんなところかな(笑)。

長江先生

このほかにも日立は、日立ストレージの配下にいろいろなメーカーのストレージをつなげて、それらの物理ボリュームをあたかも1つのストレージのように見せて管理できる「ストレージデバイスの仮想化」や、データのアクセスに応じてそのデータをソリッドステートドライブ(SSD)やHDDなどの選択肢から適切なディスクに自動的に配置する「ストレージ階層の仮想化」といった、ユニークな仮想化技術をたくさん持っている。
こうした機能をコントロールするのもHCSの重要な役割の1つだ。

青木先生

へえ〜〜

みどるちゃん

クラウド化が急速に進んでいる今は、仮想環境での性能維持はお客さまの最大の関心事なんだ。
例えば、性能劣化で、オンラインショッピングのレスポンスが悪化してしまったり、映画のクライマックスで動画配信が止まってしまったりといった事態になってしまっては大問題だ。
だからHCSではサーバからストレージまでの仮想環境の性能を一元的に監視して、サービスレベルの維持を支援する機能を備えている。
そのあたりをちょっと詳しく話してみようか。

長江先生

はい、おねがいします。

みどるちゃん

この機能は日立が培ってきた運用ノウハウをベースに、ストレージの健康状態を自動的にチェックして、その性能が正常なのかどうかを自動判定し、「正常」「注意」「警告」といった結果をレポート形式で一覧表示してくれる。
これが「ストレージ性能ヘルスチェック機能」だよ。

長江先生

なるほど、ストレージの健康診断!

みどるちゃん

そうだね。
ヘルスチェックレポートでは、ストレージ内部のどこにどんな問題が潜んでいるか、あるいはまったく問題がないかが一目瞭然にわかる。
また、ストレージ側には問題がなくて、サーバの処理能力が足りなくなっていますよ、といったこともわかるから、早めの対処で性能劣化を事前に防止できる。
最近のシステム管理者はサーバのお守りだけじゃなくストレージの性能状態も把握しておかないといけないから責任重大だ。
でも"ストレージのこと、実はあまりよく知らないんだよね"っていう管理者もいるだろう。
そんなときも、このヘルスチェック機能があれば心配いらないってわけだね。

長江先生

管理者さんをしっかりサポートするのがHCS!

みどるちゃん

うん。
仮想環境の世界はサーバとストレージが密接に連携しているから、どちらか一方の個別管理では対処できない状況になっている。
だからHCSには種類の異なる複数のサーバを統合管理できる機能もあるし、仮想環境のシステム構成全体を俯瞰して「見える化」する機能も備わっている。
その意味では、ストレージ管理にとどまらず、クラウドを支えるITインフラを統合管理できる製品としての機能とスケーラビリティも備えているんだよ。

青木先生

なんと!
クラウド全体を統合管理!

みどるちゃん

すべての機能を今日説明するのは無理だったけど、また何かの機会に紹介できなかったHCSの機能やストレージ仮想化のこと、みどるちゃんに教えてあげたいな。

長江先生

はい!
私ももっと聞きたいです。
ストレージの仮想化って、とっても奥が深いんですね。
またよろしくおねがいします!

みどるちゃん

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