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みどるな会議進行 みどるな会議進行 ミーティング・ファシリテーター青木将幸さんの話 文:西村 佳哲

人は自分で取り組めることを喜ぶ生き物

ファシリテーターのための時間ではない。「みんなの時間」になれば大丈夫。
ファシリテーターのための時間ではない。「みんなの時間」になれば大丈夫。
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 飛んで来るボールを打てるのは、それが見えているからだ。ファシリテーションを学ぶ人たちの間では「場が見えているかどうか?」という話がよく交わされる。「自分が持ち込もうとしているプランや手法にとらわれずに、場をよく見て動きましょう」と。その場≠構成するものはなんだろう。「空気を読む」という言葉があるけれどそれは漂うもの。構成しているのは、煎じ詰めて言えば一人ひとりの人間だ。では青木さんの目にその人間はどんなふうに見えているのか。

青木 「面白い」と思うことについて自分で取り組めることを喜ぶ生き物。自分の主権を奪われたくない生き物。時間も奪われ、自由も奪われてやるべきことや優先順位も自分で決められなくなると、生き生きとしなくなってゆくように見える。

 だからそこを大事にして、互いに生き生きと動き出せる状態をつくり出してゆけば、僕の仕事はもう半分以上終わっている。そんなふうに感じています。

青木将幸 Aoki Masayuki

1976年、三重県熊野生まれ。大学2年生のとき(1995年)国際青年環境NGO・アシードジャパンに参画。さまざまなプロジェクトを体験する中で会議進行の技術の必要性を感じ、以後さまざまな先駆者との出会いを通じて学ぶ。1999年から企画会社ワークショップ・ミューに参画。2003年に「会議を変えれば、社会が変わる」をモットーに青木将幸ファシリテーター事務所を設立。領域を問わず、さまざまな会議の進行役として各地を飛び回っている。2012年11月に『市民の会議術 ミーティング・ファシリテーション入門』(ハンズオン埼玉出版部)を上梓した。

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