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これから、年末年始にかけて、何かとお酒を飲む機会が増える方も多いと思 います。忘年会では、一年の総決算、とばかりにビールの量がちょっと増え がちに。またクリスマスには、とっておきのワインボトルを開ける機会があ るかもしれません。

年末年始には、親しい友人や家族と飲んだり、今からもう新年会を計画されている方も・・・。

肝臓に何かと負担が掛かるこの季節、少しでも二日酔いを避けて、 年末年始を気持ちよく過ごすための、ちょっとしたコツをご紹介しましょう。

二日酔いとは?

まず、基本的な知識についておさらいしましょう。

アルコールを摂取すると、体内でアルコールは酵素により「アセトアルデヒド」という毒性の強い物質に分解されます。さらに分解が進むと無毒な酢酸になり、最終的には水と二酸化炭素に分解されることで、体外へと排出されます。このアセトアルデヒドの毒性によって引き起こされる症状が二日酔いと言われています。

また、アセトアルデヒドを分解する酵素は、人種や遺伝的な体質などによって、働きに差があるとされています。欧米人には、アセトアルデヒド分解酵素の働きが強く、お酒に強く二日酔いにもなりにくい体質の人が多いとされている一方で、日本人には、アセトアルデヒド分解酵素の働きが弱い人が多いことがわかっています。

飲む前、飲みながらの対策

基本は、長時間空腹の状態で飲みすぎないことがポイントです。飲む前に食べる、飲みながら食べる、がアルコールの吸収を穏やかにし、二日酔い防止にも効果があります。

牛乳を飲む
昔からよく知られた方法ですが、乳製品に含まれる脂肪が胃に膜を張り、アルコールの吸収を穏やかにします。お酒を飲む30分〜1時間前の摂取が効果的です。
ネバネバ系の食材を食べる
オクラ、山芋、納豆などのいわゆる「ネバネバ系の食材」に含まれるムチンという成分が、胃の粘膜を保護する作用があります。
アルコール代謝を助ける成分を意識して摂取する
肉、魚、チーズ、豆類などのたんぱく質は、肝臓がアルコールを代謝する際に必要な成分です。焼き鳥や刺身、枝豆などのおつまみ、ワインだったら定番のチーズを一緒に取りましょう。また、ネギ、ニラ、にんにくなどのビタミンB1も、肝臓のアルコール代謝に必要な成分です。
イモ類、小松菜、ブロッコリー、ピーマンなど含まれるビタミンCは、アルコール代謝に不可欠な成分です。胃や腸からの吸収が阻害されやすいので、しっかりとした量を摂取しましょう。ナッツ類などのおつまみに含まれるビタミンEもアルコール代謝を促進する働きがあります。ただし、高カロリーなので、食べ過ぎには注意が必要です。

また、サプリメントなども必要に応じて摂取すると効果があります。ウコンに含まれる「クルクミン」は、胆汁の分泌を促進し、肝臓全体の解毒作用を高めるといわれています。

飲んだ直後の対策

アルコールの代謝過程には、大量の水が必要です。この過程で消費される水分の補給は絶対です。飲んだ直後、水分は大量に取ってください。スポーツドリンクなら、不足しているビタミンやミネラルも一緒に補うことができます。もちろん、普通の水でもOKです。

シジミの味噌汁を飲むのも良いとされています。シジミに含まれているタウリンが肝臓の解毒作用を促し、アセトアルデヒドの分解を促進します。また、メチオニンというアミノ酸やビタミンB12、グリコーゲンには肝機能を高める作用があります。

梅干しやレモンに含まれるクエン酸は、アルコール分解でエネルギー不足となった体の細胞に、再びエネルギーを生み出す働きを促進します。オレンジジュースを飲むのも、果糖やビタミンCの働きがアルコールの分解を早めてくれることから、良いそうです。

ある程度酔いがさめてきたら、ぬるめのお風呂に入ったり、ウォーキングなどの軽い運動も効果的です。血流が良くなり、アルコール分解がさらに早まります。ただし、飲酒直後は絶対にいけません。肝臓への血流が減って機能が低下するばかりか、心臓に負担が掛かり、命の危険さえ招くことになります。
また、迎え酒も禁物です。アルコールで脳を麻痺させ、一時的に血糖値を上げて頭痛や吐き気を抑えても、結局はさらにひどい二日酔い状態を招くことになります。迎え酒が習慣化すれば、アルコール依存症にも近づいてしまいます。

* * *

これらの対策をしてもやっぱり二日酔いになってしまったら、十分な睡眠を取って、体を休めましょう。これが一番の対策です。

(メールサービス 2009年12月16日 No.791 にて掲載)