仮想環境やクラウドの利用によって複雑化するIT基盤の構成情報を自動収集します。収集した情報から各構成要素の接続関係を分析し、アプリケーションのイベント発生状況、IT基盤の稼働状況などと関連付けて可視化し、システム全体の構成情報を容易に把握できるようにします。
システムを構成するIT基盤の視点だけでなく、業務システムの重要度別に障害の発生状況を把握することもできるため、障害対応の優先順位や緊急度を的確に判断できます。
障害や警告が発生している箇所には問題の発生を示すアイコンが表示されます。問題が発生している箇所の1つを選択すると、接続している仮想マシンやコンテナ、サーバなどがハイライトで表示されるため、他の問題発生箇所との関連性を把握するのが簡単です。また、担当者の連絡先など任意の情報を業務システムの関連情報として登録しておくことができるため、緊急時でも迅速に関係者へ一報を入れることができます。
アプリケーションとリソースの関連性、ボトルネックとその要因、障害と構成変更の因果関係など、障害要因の特定に必要な情報をわかりやすく表示するため、高いスキルやノウハウが必要となる調査・分析作業を効率よく行えます。
凡例)○:検知可能 −:非対象
対象となる構成要素 | 構成変更の種別 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
追加 Add |
削除 Remove |
変更 Change |
移動 | |||
Move In | Move Out | |||||
アプリケーション | JP1/AJS3などのホスト | ○ | ○ | − | − | − |
コンテナ | クラスタ、ノード、ポッド | ○ | ○ | − | − | − |
サーバ | CPU、 メモリー、 NIC、HBA、ディスク、ファイルシステム |
○ | ○ | ○ | − | − |
仮想マシン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
仮想ディスク、仮想NIC | ○ | ○ | − | − | − | |
スイッチ | IPポート、FCポート | ○ | ○ | ○ | − | − |
ストレージ | ボリューム | ○ | ○ | ○ | − | − |
クラウド | コンピューティングインスタンス | ○ | ○ | ○ | − | − |
ネットワーキングインスタンス | ○ | ○ | ○ | − | − | |
ストレージインスタンス | ○ | ○ | ○ | − | − |
JP1/AJS3 : JP1/Automatic Job Management System 3
NIC : Network Interface Card
HBA : Host Bus Adapter
(PDF形式、約3MB)