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統合システム運用管理 JP1

IoTを活用した新たなビジネスの創出などデジタルシフトが加速し、一方でクラウドサービスの本格活用やIT基盤の統合・集約が進んでいます。また、多くの企業が取り組んでいる「働き方改革」の推進により、在宅勤務やサテライトオフィスの利用など場所や時間にとらわれないワークスタイルの多様化、クライアント機器の多様化に伴って、IT資産の管理・セキュリティリスク対策の負担が拡大傾向にあります。
このようなビジネスを取り巻く環境の変化を受け、ITシステムを管理するシステム管理者の負荷は、より一層高まっています。

JP1 V11.5は、激変するビジネス環境に適応するため、3つの観点でこれまでのJP1をさらに強化し、デジタルビジネスを牽引する運用管理へと進化しました。

JP1最新版(V11.5)の魅力

業務システムの運用プロセスを最適化する「IT運用最適化サービス」は、こちらをご覧ください。

業務実行基盤の強化

ビジネスのデジタルシフトにより多様化・大規模化する業務システムを支えるため、業務実行基盤には柔軟性が求められています。
JP1 V11.5では、業務実行基盤として多くのお客さまに導入していただいているJP1/Automatic Job Management System 3を強化し、継続的に行っているジョブの実行性能の向上に加えて、大規模化する業務システムに対応するための性能向上とWeb GUIの利便性を向上しました。

業務実行基盤の大規模対応強化

業務システムの大規模化に対応するため、1台のマネージャーホストで管理可能な実行エージェント数を、1,024台から2,048台に拡張しました。
企業統合やシステム統合による集約やメインフレーム移行、さらに企業が提供するITサービスが増加しても、1台のJP1/Automatic Job Management System 3で運用の統一が可能となり、運用効率の改善、運用品質の向上が図れます。

業務実行基盤の大規模対応強化

Web GUIの利便性向上

システム管理者の運用操作の利便性向上のため、JP1 V11よりWeb GUIの強化を行ってきました。
JP1 V11.5では、ジョブのスケジュール確認とジョブの一時変更ができるようになり、実行・監視に必要な一連の操作をWeb GUIで行えるようになりました。
緊急で業務実行状況を確認したり、一時的に計画変更を行わなくてはならない場合でも、場所を選ばずにジョブの実行・監視ができるようになります。

Web GUIの利便性向上

業務システムの健全性維持を強化

クラウドサービスの本格活用やシステム統合・集約により、IT基盤は複雑化し、システム管理者の負荷は増大しています。 JP1 V11.5では、業務システムの健全性や複雑化したIT基盤を可視化するJP1/Operations Analyticsを強化し、業務システムの構成把握と可視化できる対象範囲をさらに拡大し、万が一の障害発生時にはより迅速な対処が行えるようになりました。

業務システムの健全性の可視化範囲拡大

お客さまのビジネス環境に幅広く対応できるよう、SAP NetWeaverに加えて、SAP HANAの構成情報も可視化できるようになりました。
JP1/Automatic Job Management System 3などJP1製品だけではなく、SAP、DBなども含めて、業務システムとアプリケーション、インフラとの関連性をビジュアル化し、容易に把握できるようになりました。

業務システムの健全性の可視化範囲拡大

さらに、システムの多様化に対応して、オープンソースの統合管理ソフトウェア Zabbixや、Amazon Web Services、Microsoft Azureなどを利用したパブリッククラウドも管理できるようになりました。クラウド環境とオンプレミス環境が混在するシステムの場合でも、環境ごとに区別して管理できるため、システム管理者の運用負荷を軽減できます。

パブリッククラウドのサーバとオンプレミスのサーバを区別して管理

障害発生時の対処を迅速化

障害発生箇所に関連のある分析対象のリソースから、稼働性能データが類似している(相関値が高い)リソースを自動的に抽出・表示できるようになりました。
障害調査に必要となる情報が自動で抽出・表示されるため、障害を引き起こした可能性が高いリソースを、数値とグラフの両方で容易に把握できるので、根本原因の追究に役立ちます。

障害発生時の対処を迅速化

業務システムの運用最適化を支援

システムの統合・集約により大規模化したシステムを最適化するには、業務運用を行う「ヒト」と、システム構成要素のリソースである「モノ」を両面から見直して、適切に分配し有効活用することが重要です。
JP1 V11.5では、JP1/Navigation Platformで人員や工数を見える化する「ヒト」視点のレポートを、JP1/Operations Analyticsでリソースを見える化する「モノ」視点のレポートを提供し、それぞれの視点での気づきをもとに改善ポイントを明確化し、運用改善やコスト削減を行えるよう支援します。

見える化による運用改善

「ヒト」や「モノ」に関するレポートから業務運用やリソースの利用状況を見える化することで、さまざまな気づきを得ることができます。
「ヒト」に関するレポートからは、工数がかかる作業などを把握した上で、作業プロセスに問題がないか検討するなど業務運用の改善ポイントを明確化できます。このような気づきにより、作業手順を見直したり、工数がかかっている作業の自動化を検討したりなど、運用改善が図れます。

<レポートの例>
「ヒト」視点のレポート(JP1/Navigation Platform)

運用作業ごとの作業時間 作業プロセスごとの作業時間 運用担当ごとの作業時間

また、「モノ」に関するレポートからは、現状のリソース使用状況を可視化することで、リソースの過不足や性能問題を引き起こす可能性があるリソースを特定するなど改善ポイントを明確化できます。このような気づきにより、余剰リソースを他のシステムに割り当ててリソース配置の最適化を図ったり、増設の計画をたてるなどの将来的なキャパシティプランニングに活かすことができます。

<レポートの例>
「モノ」視点のレポート(JP1/Operations Analytics)

リソースのサマリーレポート1 リソースのサマリーレポート2 リソースのヒートマップ図 性能グラフの近似曲線出力

サポートサービスご契約者さま専用ホームページからダウンロードできます。

IT資産の管理負担を軽減

「働き方改革」によるワークスタイルの多様化に伴い、自宅やサテライトオフィス、外出先などからいつでも仕事ができる環境づくりが重要になってきています。このようなフレキシブルな働き方が実現する一方、持ち出し可能なPCやモバイル端末など多様化するIT資産の管理とそれに対するセキュリティ対策のため、システム管理者の負荷は増加しています。
JP1 V11.5では、IT資産管理の負荷を軽減するとともに、各種端末の利用拡大によるセキュリティリスクへ対応するため、JP1/IT Desktop Management 2、およびJP1/秘文を強化しました。

IT資産の管理負担を軽減

IT資産の管理対象機器を拡大

JP1/IT Desktop Management 2で一元管理できる仮想環境として、Citrix XenApp/RDS環境にも対応しました。
Citrix XenApp/RDS環境を管理しているシステム管理者は、機器管理、利用ユーザーの把握、ユーザー操作の監視が容易に行えるようになり、管理負荷を軽減することができます。

ソフトウェア配布を容易化

インベントリ情報に従ったソフトウェアの自動配布により、ソフトウェアを最新の状態に維持できるようになりました。
機器にインストールされているソフトウェアやそのバージョンを自動的に抽出して最新の状態に更新するため、システム管理者は更新が必要な機器の洗い出しや、手動で更新プログラムをインストールする必要がなくなります。
また、Mac OSの機器は、セキュリティ判定の実施と是正するためのソフトウェア配布に対応しました。

セキュリティ対策の向上

世界的な被害が発生しているランサムウェアをはじめとするマルウェアへの対策を強化しました。
JP1とマルウェア対策製品の連携を強化したことで、万が一マルウェアに感染した場合でも、感染機器を自動的にネットワークから遮断して感染拡大を防止できます。
また、機器ファイルや管理領域へのアクセスを特定のプログラムに限定することで、ランサムウェアによる暗号化や破壊からIT資産を守れます。

人財力を生かし、ワークスタイル変革を成功に導く「日立ワークスタイル変革ソリューション」は、こちらをご覧ください。

JP1 V11.5では、お客さまからいただいたさまざまなご要望も各製品に取り入れています。進化したJP1製品の紹介もぜひご覧ください。

JP1は、高度化するサービスに必要となる業務システムをしっかりと支えるために、今まで蓄積してきた運用ノウハウを活用しながら、AIの活用による運用レスの実現に向けて進化していきます。

過去の記事については、こちらをご覧ください。