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Hitachi

統合システム運用管理 JP1

インタビュー Vol.07

設計部署と品質保証部署が、
お互いの知識と経験を融合させる

株式会社 日立製作所 プロダクトQA本部
管理ソフトウェア品質保証部 鈴木 孝博

今回は、JP1製品の品質をとりまとめる鈴木さん。品質保証部だけに留まらない、製品の品質に対する思いと実際の取り組みを語ってもらいました。

(2015年7月17日公開)

株式会社 日立製作所 プロダクトQA本部 管理ソフトウェア品質保証部 鈴木 孝博

――鈴木さんの担当業務を教えてください。

はい、JP1製品の品質を取り纏めています。JP1/IT Desktop Management 2など資産・配布管理製品の品質保証も担当しています。品質保証には、製品検査とお問い合わせ対応などがあります。
製品検査では、まず製品の仕様書を理解し、検査観点を作成します。その観点と過去のノウハウを組み合わせて、製品が正しく動作するかを検査します。そのほかに、ストレス無く使える性能やインタフェースになっているかなど、お客様が問題なく使える品質になっているかも確認します。

お問い合わせ対応は、お客様の「この問題を解決して欲しい」「こういった運用をするにはどのように設定したらよいか」などの課題を解決支援することです。
このお問い合わせの中で挙がって来るご意見、ご要望はJP1製品をよりよく使っていただくために製品にフィードバックしています。

株式会社 日立製作所 プロダクトQA本部 管理ソフトウェア品質保証部 鈴木 孝博

――「過去のノウハウ」というところに検査のテクニックがありそうですね。検査とお問い合わせへの対応をするにあたって、特に心掛けていることを教えてください。

ずばり、お問い合わせへの対応で得たノウハウや、お客様が製品をどう活用されているかといった情報を、製品開発にフィードバックしていくことです。
JP1製品全体では、毎月約5,000件(新規のみ)のお問い合わせを頂きます。そのうちの40%は、品質保証部の私たちと設計部署とが、何らかの対応をしています。この対応を通じて、お客様がどんなところを省力化したいかや、どのようなメッセージがわかりやすいかなどのノウハウを蓄積していっています。このお客様視点の情報を、製品開発に還元しない手はありません。

――お客様からの貴重な情報を、製品開発にフィードバックしていくということですね。フィードバックは、どのようにされるのでしょうか?

製品の仕様検討の段階でフィードバックします。仕様は設計部署が機能仕様書という設計書を作って検討しますが、仕様が決まってからでは十分なフィードバックができない。
そこで、設計部署と品質保証部署が、お互いの知識と経験を融合させる、ということが必要になってきます。一緒に作るのだという心意気で、どういった製品仕様が最善か、どのように情報を出したらわかりやすいかなど、徹底的に話し合っています。
このようにして、品質を効率良く上げていくわけです。

株式会社 日立製作所 プロダクトQA本部 管理ソフトウェア品質保証部 鈴木 孝博

――融合が品質向上に結び付くのですね。今後は何を目指していくかを教えてください。

お問い合わせのフィードバックを重ねていき、お問い合わせの要らない製品を目指したいと考えています。つまり、お客様はJP1を使っていること自体意識せず、やりたいことができるということです。これがJP1の目指す究極の品質だと考えます。
そのために、現在の設計部署と品質保証部署の協力体制をより強いものにしていきたい。検査が必要ないくらいの品質を、作り込んでいきたいなと思っています。

品質向上の根本を、部署の壁を越えて考え、究極の品質への飽くなき探究心を感じることができました。ありがとうございました。(編集担当)