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ミドルウェア

Hitachi

HiRDBの最新バージョンHiRDB Version 9.4が2013年1月にリリース

HiRDB Version 9.4では、解釈・実行できるSQL構文を増やし、他社DBMSからの移行容易性を向上しました。このほか、定義済みの表に主キーを追加・削除する機能、特定のユーザに絞って監査証跡を取得する機能などをサポートしました。

他社DBMSからのUAP移行性向上

他社DBMSからのUAP移行容易性を向上させるため、解釈・実行できるSQL構文を増やしました。次の構文をHiRDBで実行できます。

他社DBMSからのUAP移行性向上のために追加したSQL構文
SQL 説明
TRUNCATE TABLE 実表中の全行を削除する。
集合演算子MINUS 問い合わせ結果の差集合を求める。
CROSS JOIN 直積を求める。
RIGHT OUTER JOIN 右外結合結果を求める。
CURRENT_USER 実行ユーザの認可識別子を表す。
スカラ関数NVL ナル値をナル値でない値に変換する。
スカラ関数TRIM 左、右、または左右から、空白または指定した文字を繰り返し削除する。
単純注釈 「--」から「改行コード」で囲まれたものを注釈とする。

ALTER TABLEでの主キーの追加・削除

定義系SQL(ALTER TABLE文)によって、定義済みの表に対して主キーを追加・削除できるようになりました。これまで、定義済みの表に対して主キーを追加・削除するためには、データを退避した上で表を再定義する必要がありました。HiRDB Version 9.4では、ALTER TABLE文を実行するだけで、定義済みの表に対する主キーを追加・削除できます。

ALTER TABLEでの主キーの追加・削除

監査証跡取得イベントの実行ユーザでの絞り込み

データベース操作に対する監査証跡を、特定のユーザに絞り込んで取得できます。監視が必要なユーザだけに絞り込むことで、監査証跡に必要なディスク容量の削減が図れます。

監査証跡取得イベントの実行ユーザでの絞り込み

その他の新機能

上記以外のHiRDB Version 9.4の新機能は次のとおりです。

開発・移行容易性の向上

  • 表を定義するときや表の定義を変更するときに、分割条件へ16進文字列定数を指定できるようになりました。
  • SQLプリプロセサの実行時に、-Eオプションを指定した場合でにCOPY文を使用できるようになりました。
  • 削除済みの行のインデクスキー値と同じキー値の行を新たにINSERTした場合に、行排他による排他待ちおよびデッドロックが発生することがありましたが、その発生頻度を大幅に低減しました。
  • COBOL言語UAPでDECIMAL型が38桁まで扱えるようになりました。
  • Linux版HiRDB ODBC3.5ドライバではUnicode(UTF-16LE)の文字データを接続先HiRDBサーバの文字コードに変換していますが、その際に変換できる文字コードが増えました。
  • Type4 JDBCドライバを使用する場合に、送信バッファサイズ、受信バッファサイズのリセットや初期値の設定ができるようになりました。
  • Type4 JDBCドライバでのPreparedStatement.getMetaDataメソッドをサポートしました。
  • HiRDB.NETデータプロバイダでの接続プーリング機能の排他制御を改善し、複数スレッドからHiRDBサーバに接続する際のスループットが向上しました。
  • Type4 JDBCドライバを使用する場合に、SQL実行時のエラーおよび性能上のトラブルの原因究明が容易になりました。
  • JDBC4.0規格で追加されたSQLExceptionに対応したことで、Type4 JDBCドライバを使用するUAPでのエラー処理の記述が容易になりました。
  • インナレプリカ機能を改善し、RDエリアの運用ミスを防止できるようになりました。
  • HiRDB Configration Assistantを使用して、消費されるメモリ容量およびディスク容量が通知されるよう設定できるようになりました。 *1
  • HiRDB Configration Assistantで生成したHiRDBの定義が正しいかチェックできるようになりました。 *1
*1
HiRDB Configration Assistant 01-02の機能です。

運用容易性の向上

  • SQLオブジェクト用バッファの統計情報が解析しやすくなりました。
  • トランザクション回復メッセージキューサイズを指定できるようになりました。
  • データベース複写ユティリティおよびデータベース回復ユティリティを実行するときに、関連するRDエリアの指定漏れがチェックできるようになりました。
  • データベース作成ユティリティ(pdload)が経過メッセージを出力する際に使用するポート数を削減し、ポート不足の発生を低減しました。
  • オンライン処理中に空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)を実行した場合に、業務アプリケーションの性能への影響が少なくなりました。
  • 空き領域の再利用機能を改善しました。また、格納効率を向上させました。
  • Windowsをシャットダウンしても安全に停止できるようになりました。

トラブルシュートの強化

  • HiRDBの内部で動作する処理に対してイベントIDや時刻を出力するPRFトレースをサポートしました。

HiRDB Version 9.1がEAL2+ALC_FLR.2を取得

CCRAロゴ

HiRDB Server Version 9.1が、IPA(情報処理推進機構)から、情報セキュリティ評価基準「ISO/IEC 15408」の適合製品として、評価保証レベルEAL2+ALC_FLR.2の認証を受けました。

ISO/IEC15408はIT製品が実装するセキュリティ機能を客観的に評価するための国際規格です。この国際規格の認証を取得したHiRDBにより、セキュリティに優れたデータベースシステムをご利用いただけます。

SI Object BrowserのHiRDB対応版のリリースが決定

株式会社システムインテグレータより、HiRDBに対応したデータベース開発支援ツール「SI Object Browser for HiRDB」がリリースされることが決定しました。詳細は次をご覧ください。

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