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Hitachi Integrated Middleware Managed Service データ連携・統合ソリューション

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ユースケース

お客さまの「総合力を活用しさらなる企業価値の向上を実現したい」という要望に対して、HIMMS データ連携・統合ソリューション(以下、本ソリューション)がどのように解決したか、本ソリューションの採用ポイントと導入効果についてご紹介いたします。

お客さまの要望:さらなる企業価値の向上

お客さまは、複数の事業部門(「流通」「不動産」「運輸」「レジャー/サービス」)を保有しており、総合力を活用してさらなる企業価値の向上を実現したいと考えていました。

一方で、少子高齢化、企業間の競争激化、インバウンド需要といった社会変化のなか、既存事業の収益力強化と、機会をとらえた事業拡大を実現するためには、持続的な成長を可能にする体制づくりが急務であると認識していました。

さらなる企業価値の向上イメージ図

お客さまが求めるマーケティング:論理的な意思決定に基づくマーケティング

新たな収益スキームを検討する際、お客さまは顧客の利用状況を分析し、効果的なCRM*1(顧客情報管理)を実践したいと考えました。また、実践したいCRMは、成功体験に頼ったマーケティングではなく、論理的な意思決定に基づくマーケティングで行いたいという強い要望があり、客観的なデータに基づいた状況判断や迅速なアクションが重要であると考えていました。そこで、既存の業務システムを活用して分析に必要なデータが抽出できる新しいデータ連携・統合システムの導入を検討していました。しかし、類似のシステム構築の経験が少なかったため、日立にお声がかかり、本ソリューションでお客さまをご支援できるか検討することになりました。

論理的な意思決定に基づくマーケティング

*1
CRM:Customer Relationship Management

お客さまの課題:不明瞭な費用対効果とITエンジニアの人材不足

当初、お客さまのIT部門が主体となり、データ連携・統合システムの導入を検討していましたが、システム導入にあたって費用対効果をどのように算出するか、システム開発にあてる人材をどのように補充するかといった課題があることをお客さまから伺っていました。そこで、日立は、費用対効果と人材不足にフォーカスを当て、本ソリューションでお客さまの課題が解決できるか検討することになりました。

お客さまの課題と日立からのご提案
課題の種類 お客さまの課題 日立からのご提案
費用対効果がわからない 未活用のデータをどう使い、何を見える化するか、「活用シナリオ」がまとまらない 導入支援サービス
PoCでデータを見える化し、シナリオ選定を支援します
     
 
ITエンジニアの人材が不足している IT要件を精査し、開発・運用ができる人材がいない 4つのサービス
データ活用のシステム整備をサービス提供します
 
 
初期投資を抑えたい スモールスタートで始めたい プラットフォームサービス
運用とプラットフォームを月額提供し、増強も柔軟に対応します
     
     

緑の太線の枠は、最初のご提案範囲です。

費用対効果における課題:「活用のシナリオ」がまとまらない

お客さまは感覚的にわかっている施策候補をいくつか持っていましたが、各種施策を具体的な数値で評価できないというジレンマがありました。そのため、どの施策がもっとも有効的か、どんな施策から開始すればよいかわからず、次の議論になかなか進めませんでした。

そこで、日立は、本ソリューションの「導入支援サービス」で検証環境(PoC*2)を開発し、顧客の利用状況を「年代別」「地域別」「時間別」などさまざまな角度でデータを可視化できるようにしました。

顧客の利用状況が可視化できたことで、お客さまも新たなアイデアを生み出すことができました。また、お客さまの施策候補や考えが仮説検証でき、施策の優先度設定もスムーズに行うことが出来ました。

さらに、データを可視化している分析画面を活用することで、IT部門担当者でも業務部門長や上位承認者に対して、顧客情報の価値をわかりやすく説明できました。このように「導入支援サービス」で開発した検証環境をコミュニケーションツールとして役立てることもできましたので、企画構想から予算化までの工程がスムーズに進みました。

HIMMS:データが見えることによる効果

*2
PoC:Proof Of Concept、概念実証のこと。

ITエンジニア不足の課題:ITシステム化ができない

検証環境(PoC)を利用して「活用シナリオ」が固まりましたが、シナリオを通してデータ連携・統合システムの規模の見積り、マシンスペックやソフトウェアの選定、システム開発期間はなどを決めることが次の課題でした。そこで、本ソリューションで培ったノウハウや経験値、専門知識、導入実績を活用して、要件整理軸に沿ったルールやパターンをお客さまに提示し、システム要件を整理していくことになりました。

お客さまにパターンを提示してみると、会社の規則や業界標準により、システム要件とパターンに乖離があることがわかりました。

そこで、システム要件とパターンの乖離を埋めるためのFit&Gap*3を実施しました。その結果、セキュリティレベルから使用するネットワークはインターネットではなく専用線を選択したり、業界の慣習に照らし合わせて、データの蓄積期間を2年間に変更するなどの調整を行いました。

このようなFit&Gapを推進することで要件が整理でき、3カ月で要件定義を完了しました。

*3
Fit&Gap:フィットアンドギャップ、情報システムを導入する際に、システム要求とシステムの機能性がどれだけ適合(フィット)し、どれだけ乖離(ギャップ)があるかを分析すること。

HIMMS:ITシステム化へのステップ

本ソリューションの採用ポイント

  1. データ連携・統合システムの開発・構築・運用の負担軽減

    開発・構築・運用フェーズを日立が担当したことで、お客さまのIT部門は従来のシステム業務に邁進できました。運用フェーズはITシステムのトータルコストの80%を占めると言われていますが、その運用フェーズを日立が請け負ったことで、お客さまのIT部門の負担が軽減できました。
  2. 今後の業務改善でも有効活用

    従来であればお客さまのIT部門が業務要件とシステム要件を調整しながら、取りまとめを行うところ、本ソリューションでカバーできたため、お客さまのIT部門は承認・確認といった作業に留めることができました。また、本ソリューションでシステムの運用状況を日立が把握しているため、お客さまのIT部門は本来行うべきシステム保守に集中でき、さまざまな業務部門からの改善要求にも迅速に対応できるようになりました。

HIMMSを活用する前と後のイメージ

全体スケジュールまとめ

  1. 導入支援サービス(構想策定)を活用して、3カ月間で「活用シナリオ」を確定させ、顧客情報の価値を検証できました。
  2. 導入支援サービス(要件定義)を活用して、3カ月間で整理軸に沿った要件整理を行い、要件定義を確定させました。
  3. 開発支援サービス/構築サービスを活用して、分析画面やデータ加工処理を含めたシステムの設計や構築を6カ月間で完了させました。
  4. プラットフォームサービスを活用して、運用をカバーしました。

HIMMS:全体スケジュール

本ソリューション採用による導入効果まとめ

1. PoCで活用シナリオ作成

課題
CRM(顧客情報管理)による収益力強化を目指したいが、どのようにデータを活用してよいかわからない。
未活用のデータもあるので、有効活用したい。
解決
デモ画面で「データ価値を確認しながら」仮説検証し、具体的な活用シナリオを作成。

2. セキュアな専用線とHitachi Cloudで安全性確保

課題
顧客情報も含まれているので、漏えいなどデータの安全性が心配。
解決
高度なセキュリティ機能をサービス提供するHitachi Cloudの活用/セキュアな専用線の活用で不安を払拭。

3. トータルサービスによる継続的なシステム改善

課題
データ連携・統合の運用経験がなく、どのように運用・システム改善をしたらいいかわからない。
解決
検証から運用までをトータル提供。継続的なシステム改善も日立で提供しお客さまの負担を軽減。

HIMMS:導入効果まとめ