Java EE 6準拠のWebアプリケーションサーバの実行基盤を中心に、Webアプリケーションの実行、運用に関わる機能を提供します。
uCosminexus Application Serverは、サーバサイドJavaの規格であるJava EE 6 (Java Platform, Enterprise Edition 6)に準拠したWebアプリケーションサーバの実行・運用環境です。Webコンテナ/EJBコンテナと呼ばれる、Java EE 6準拠のJavaアプリケーションの実行基盤を中核とし、データベース連携、Webサービス対応、運用管理など、Webアプリケーションの実行、運用に関するさまざまな機能で構成されています。

uCosminexus Application Serverは、「優れたコストパフォーマンスと高い信頼性」を備えたアプリケーションサーバとして、性能向上、導入・運用コストの低減、システム稼働率の向上、生産性の向上など、さまざまなエンハンスを積み重ねてきました。仮想化プラットフォーム連携機能のサポートなど、クラウドコンピューティング環境にも対応しています。
さらに最新バージョンでは、性能・障害解析のためのトレース機能を強化。アプリケーションやフレームワークもトレースの対象とすることで、ボトルネックや障害箇所の特定をさらに容易にしました。
uCosminexus Application Serverで実行するWebアプリケーションの開発からデバッグまでをトータルにサポートする開発環境です。
Webアプリケーション開発において、uCosminexus Developerは、1台のスタンドアローンPCでWebアプリケーションの作成から、デバッグまでを実施できる開発環境を提供します。開発環境には、開発ツール、アプリケーションの実行エンジン及び開発者用DBを内蔵しています。
開発者が利用するJavaのIDE*1は、オープンソースで広く開発者に支持されているEclipseに対応しています。

Java EE 6の標準仕様(Servlet 3.0、JSP 2.2、EJB 3.1、JAX-WS 2.2、など)に準拠し、また、SOAP*2、WSDL*3などの仕様に準拠したWebサービス対応のアプリケーション開発・実行環境を提供し、アプリケーションの開発生産性を高めます。
ウィザードによる直感的な操作でWebアプリケーションサーバの環境が構築できます。構成パターンと接続先DBの選択をするだけで環境の構築ができるため、初期導入時間を大幅に削減できます。
JP1のジョブ管理製品であるJP1/AJS3(JP1/Automatic Job Management System 3)と組み合わせて使用することで、サーバ、アプリケーションの開始・停止といった定型業務をスケジュール化して、自動運用することができます。
JP1の統合管理製品であるJP1/Integrated Managementと組み合わせて使用することで、サーバ、アプリケーションなどの稼働状況やイベントの一元管理を実現します。障害を検知した場合は、JP1/Integrated Managementの監視画面から、Cosminexus運用管理ポータルの画面を呼び出して対策を簡単に行うことができます。
複数のサーバに対し1台の待機サーバで対応するN:1クラスタのサポートにより、システムの稼働率を向上できます。障害が発生したとき、待機サーバが障害が発生したシステムのアプリケーションプロセスを引き継ぐことによって、業務の継続が可能です。クラスタ環境はHAモニタが提供します。HAモニタは、高速ホットスタンバイなど系切り替えを自動で高速に行う機能を提供し、システムの稼働率向上、運用コスト低減を実現します。
常駐型のJava VMプロセスによる高性能なバッチアプリケーション実行環境を提供し、バッチによる実行形態をサポートします。JP1のジョブ管理製品JP1/AJS3(JP1/Automatic Job Management System 3)と連携することで、ジョブの自動実行も実現できます。また、uCosminexus Application Server Enterpriseでは、バッチアプリケーションの同時実行数を制御するジョブスケジューリング機能を提供します。
内部統制のITにかかわる法規制への対応を支援する機能を提供します。管理者が直接操作した事象を監査ログとして記録できます。また、DB監査証跡連携により、アプリケーション情報がHiRDBに記録され、アプリケーションのログイン情報とDBアクセス履歴の紐付けが可能です。
リクエストごとにユニークな識別子を付与してサーバ内の各処理ポイントでトレースを取得します。識別子によってリクエストを追跡できるため、性能チューニングや障害発生時のログ解析などが容易です。さらに、DB*4のコネクションIDも出力されるので、WebサーバからDB までの処理シーケンスを容易に把握できます。オンライン性能に影響を与えない高速な方式を用いているため、システム稼働時も常にログを出力しておくことができます。
また、アプリケーションやフレームワークのトレースも取得可能です。アプリケーションやフレームワークに手を入れることなく、定義ファイルの設定だけでトレースが取れるため、従来は難しかったアプリケーションやフレームワークを対象としたボトルネックや障害箇所の特定が可能です。トレース取得ポイントは、アプリケーションのソースコードを見ながらGUIで定義できます。
メモリリーク(メモリ解放漏れ)はテスト環境では再現しづらいため、調査が困難になっています。クラス毎のメモリ使用量ランキングによりメモリリークを起こしているクラスを推定し、次のそのクラスの参照関係を見ることで解放されない要因を把握できます。メモリリークが発生した場合、サーバを再起動することなくこれらのメモリ使用状況を把握できるため、テスト環境では再現が困難なメモリリークを早期に解決できます。
Cosminexus アプリケーションサーバは、以下の標準仕様に準拠してます。
| 分類 | 標準仕様 |
|---|---|
| インターネット関連 | HTML、 HTTP/HTTPS*1、 IPv6*2 |
| JavaTM関連 |
|
| Webサービス関連 | SOAP 1.1/1.2、WSDL 1.1、UDDI 2.0/3.0、WS-I Basic Profile 1.1、 WS-Addressing 1.0、WS-Reliability 1.1、WS-Reliable Messaging 1.1、 XML Signature/Encryption Syntax and Processing、 WS-Security 1.1、WS-Policy 1.5、WS-Security Policy 1.2 |
| CORBA関連 | CORBA 2.5、CORBA Object Transaction Service 1.3 |
本製品は、経済産業省が2003年度から3年間実施した「ビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト」の技術開発の成果を含みます。